第４５話　沈黙

**～北条家・浴室前脱衣所（夜）

風呂場の扉を開けると、湯気が脱衣場に押し寄せてくる。……そして。中に入ると、その空気に溶け込むようにして悟史がいた。……こちらを向いていたような感じがするが、逆光のため顔はよく見えない。…………。…………。
沈黙だけが辺りを支配している……。…………。…………。私は何か言葉をかけようとしたが、何も言うべきことがなかった。……でも、私は悟史の傍にいた。……悟史のそばに居続けた……。……。…………。

どれくらいの時間、そうしていただろう。…………。……。
突然。……視界がぼやけ、涙が溢れてきた……。……う、……。……あぁあぁあぁあああぅあぅあうあ！！！！！ 私は泣き叫び、……浴槽の中へと駆け出した！！ 飛び込んだ！！ 冷たい水の感触。……頭から爪先までの感覚神経から脳髄へと伝えられる、その全ての情報が、とてもリアルに私に教えてくれた……。ここはおぞましい、呪われた場所なんだということを……。

あぁあぁあぁぁあぁあぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ！！！水の中から立ち上がりながら絶叫する。
全身が震え、歯はカチカチ鳴り続け、目眩は酷くなる一方だ。……この浴槽の水は全て真っ赤だった！！！！ 真っ赤だ！ 赤い血の色をした冷水が満ちていた！ こんなにも鮮やかだなんて！ これほどまでに生々しく、鮮明に感じるだなんて！！……うわー！！！！……もう、我慢できなくなって飛び出した。

息も切れ切れに階段を駆け上がる！ もう嫌だ！もう無理だ！これ以上は！ 自分の部屋に戻りベッドに飛び乗る！……布団を被って身を丸める。……自分の身体を抱きかかえるが、寒くもなんともないし痛みだってない……。
でも。……心は張り裂けてしまいそうだ……。胸を押さえると心臓の動きを感じた。ドクン……ドクン……。規則正しく力強く動いている。私はそれに合わせて呼吸している。

「悟史くん」
……は？……今の声はなんだ？！……幻聴だ！幻聴だ！！ 耳を強く押さえつけながら叫ぶ。
「悟史くん！」
うるさい黙れ！！私は悟史君のことなんかこれっぽっちも考えてない！！
私は自分のことを考えている。
「詩音ちゃん」
「え？！」
思わず跳ね起きると。そこには、……悟史がいた……。……いつの間にか寝てしまっていたらしい。

「詩音ちゃん。風邪ひくよ？」
私は上着だけを脱いだ状態で眠っていたようだ。
「悟史君。私に近づかないで！」
私は枕元に置いてあったナイフを掴んだ。……悟史が祟りだというなら、私の方こそ、……祟られるにふさわしい人間だった。……私は悟史を殺した張本人だ。

「僕は祟りなんかじゃない！」
「………………。……悟史、君……。……あれ、……どうして……？……ここって……、……私の部屋じゃ、…………ありませんね…………」
私はどうやら悪夢から解放されたようだった。でも夢の内容はよく覚えていない。

「大丈夫かい、凄くうなされてるから、起こしてあげたんだ。それにほら、ここは僕の部屋だよ……。僕に近づかないように言われてるの、わかってるんだけど。……今日は特別だから許してね……。」
……悟史君は、私の頭を撫でようと手を伸ばした。

「ひっ……！！！」
反射的に身を引く……。そうだ、悟史くんが祟りであるはずがない。
……祟りならば。……私がこうして恐れること自体おかしいはずだ……。
私は悟史くんを怖がっているわけでは決してなく。……むしろ私が、私自身の手で葬ったはずの彼を目の前にするとは。

「まだどこかで、生きているのでは……。死んでいないのではないだろうか……。だから私に近づいてきて殺そうとするのでは……。私が悟史を殺してしまったのだから。……私が殺されるに違いない」
と思い込んで怯えているに過ぎないのだ……。でも、そんな理屈抜きに私は怖い……。……怖い……。

「私はあなたが恐ろしいのです。私の前に現れないでください……。どうか……、……どうか……」
……震えてまともに声が出せない。……それでも何とか言葉を口に出す……。
怖い。本当に、……とても怖い。……だが悟史は少し悲しい顔をしたが、
「……うん。……ごめんね……」
と言いながら立ち上がってくれた。

悟史が出て行って扉が閉じられた瞬間、全身からどっと汗が出てきた……。私は……何てことをしてしまったんだろう……。自分があんなにも取り乱し、大騒ぎしてしまうほどに悟史を恐れているだなんて知らなかった……。
……そうだ思い出した。



続く……

＜編集後記＞

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。

🔴お知らせ

2022/11/19　23：00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。

20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル：　とりんさま6.8B beta V2　→　とりんさま7.3B V3
2022/11/19　23：25頃
接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル（とりんさま6.8B beta V2）で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは　（とりんさま7.3B V3）　から　とりんさま7.3B V5 (3WAY)（2023/01/03）に変更しました。

「AIのべりすと」の設定

「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月３日にプレミアム会員の１つの「ボイジャー会員」（970円+税／月）に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと　プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル：　とりんさま7.3B V3（2022/11/19　バージョンアップ）　→　とりんさま7.3B V5 (3WAY)（2023/01/03）

このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、３種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です。

１.　デフォルト　　AIに好きに書かせます
２.　セリフ　　　　台詞を優先
３.　ナラティブ　　地の文を優先

この３つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「２.　セリフ　　台詞を優先」から
「３.　ナラティブ　　地の文を優先」に変更しました。

✅文章を単調化させないために、2023年2月17日から「２.　セリフ　　台詞を優先」と「３.　ナラティブ　　地の文を優先」を併用することにしました。


⭐　実際に出力された画面

使用したAI

AIのべりすと

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ご興味があればご一読下さい。

⭐回想録

⭐マガジン　（2023.02.19現在）