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【村田製作所からMurata Newsletterが配信されました】 (2022.05.09 10:00) Vol.3

村田製作所から配信されたMurata Newsletterのうち、私たちの身近に関係のありそうな内容をご紹介します。
配信の日付は前後することがあります。

過去記事

〈1〉 村田製作所 代表取締役社長の中島規巨(なかじま・のりお)氏の
インタビュー記事(2021.11.24 10:00)Vol.1

〈2〉メタバースによって現実味を帯びるバーチャルオフィスとは?(2022.04.04 10:01) Vol.2 

Newsletter

🔷「ニーズを洞察して感動を与える顧客体験を生み出す『リテールテック』」というタイトルの記事が掲載されました。

いくつか専門用語が出てきますので、その都度補足説明をします。

私が個人的に重要と考える個所を取り上げていきます。


▷ デジタル技術で多様化する消費者ニーズに個別対応 ◁

まず、「リテールテック」の定義から始めることにします。

🔶 リテールテックとは

リテールテックとは、小売業を表す『リテール(retail)』と技術を表す『テクノロジー(technology)』を組み合わせてできた言葉です。顧客情報の収集・分析や物流・在庫の管理、決済などに、人工知能(AI)やIoTなど最新のIT技術を導入して、効果と効率を向上させることを意味します。広義には、販売を補助するロボットや物流センターで配送する商品をピッキング(選び取り)するロボット、決済のキャッシュレス化なども、リテールテックに含まれることもあります」


◎ リテールテックが必要になってきた理由


「消費市場全体の売れ筋を読むだけでなく、お客様一人ひとりが求めるモノのニーズを洞察し、販売し分ける必要が出てきています」

ということだけではなく、

「小売店が顧客を洞察するための情報がデジタル化し、商売の場の中心がリアルな売り場からネットサイトへと移行した」という大きな変化が現れてきたからです。

リテールテックによって具体的にどのようなことができるようになってきたのでしょうか。

「今では、登録情報やネット上での検索履歴やサイト内での行動履歴などを人工知能(AI)が分析し、一人ひとりの趣味・趣向や現在欲しがっている商品、さらには商品の購入に支払えそうな金額まで洞察可能になりました。そして、個々の消費者が欲しがりそうな商品を最適なタイミングで提案する小売り手法が当たり前になってきました」

膨大なデータから個々の消費者のニーズを掴み、求める商品を提供することが求められています。

しかし、そのためにはAIやITの利用が不可欠になります。



▷ リアル店舗とネット店舗の融合で、狙った顧客を逃さない ◁

リアル店舗とネット店舗を合わせて活用できれば、一方だけを使うより効果的です。

リアル店舗とネット店舗は、それぞれに長所と短所があります。お客様を逃さず、満足度を高めるためには、双方の店舗の特徴をお客様のニーズに応じて使い分けていった方が合理的です。このため、近年では、ネット上で収集しているような詳細な顧客情報を、IoTを活用して、リアルな店舗でも収集可能にする試みを進める小売企業が増えてきています」


そうした「顧客情報を収集する手段としてさまざまな用途での活用がすすめられている技術が、画像認識FRIDタグ」ということになります。

🔶 FRIDタグとは

「RFID(Radio Frequency Identification)とは、電波を用いて、データを非接触で読み書きする技術です。1つひとつの商品に、RFIDの仕組みと情報を蓄積した小さな半導体チップをタグとして付けておけば、適宜RFIDで情報を読み書きすることで商品のきめ細かな管理ができるようになります」


ユニクロがFRIDタグを活用しているケースをご覧ください。

ユニクロだからできるRFIDタグの破壊力

この記事によれば、
「セルフレジはRFIDタグによって実現されている。そしてこのRFIDタグは、ユニクロの全商品に貼り付けられている。そのためセルフレジで会計する場合はもちろん、有人のレジで会計する場合も、従来のように一点一点バーコードを読み取るよりも遥かに短時間で会計できるようになっている」


⭐ 出典元: GASKET IoT/ 2019年07月19日
  


🔶 RFIDタグを活用することによるメリット

・店舗内に陳列する商品の種類や置く位置、動線などを最適化

・商品にRFIDタグを取り付けたりしておけば、商品の陳列状況をリアルタ
 イム把握できる

・精度の高い在庫管理とジャストインタイムでの商品補充によって、商機を
 逃さない、効率的な販売が可能

・円滑に会計を済ませることもできる


◎初期コストとランニングコストがかかるのは、新しい試みに挑戦する場合には、どのような時でも避けて通れない問題です。

これらのコストを商品価格に転嫁できるか否かは、企業の規模と販売力、影響力に左右されます。



▷ ARやVRの活用で質の高い顧客体験を提供 ◁

AR(拡張現実)の技術を活用して商品を顧客に提案する小売店が出てきているそうです。

「ARアプリを活用すれば、選択の誤りをなくして、満足度の高い買い物ができます」

ハプティクス技術という聞き慣れない言葉があります。

🔶 ハプティクスとは

「ハプティクスとは、利用者に力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得るテクノロジーである。触覚技術とも」

⭐ 出典元: ハプティクス ウィキペディア

ハプティクス技術は将来的にどのような活用法が考えられるでしょうか。

「将来は、ハプティクス技術などを使った仮想現実(VR)を活用して、ソファの手触りなどもネット上で確認できるようになるかもしれません」


🔶 RFIDソリューション

村田製作所は「RFIDソリューション」を提唱をしています。

「わたしたちは、長年培ってきた無線技術やRFIDデバイスサプライヤ/システムサプライヤとしての経験を活かし、デバイスメーカー/RFIDソリューションサプライヤとして、お客様の課題の解決に貢献します」

RFID導入前の課題もムラタが解決        

このサイトに「デモンストレーション映像」が掲載されています
ぜひご覧ください

村田製作所の技術力が遺憾なく発揮されていることを知ることでしょう。

⭐ 出典元: RFID for IoT RFID導入前の課題もムラタが解決
 デモンストレーション映像     


⭐ まとめ

・リテールテック
顧客情報の収集・分析や物流・在庫の管理、決済などに、人工知能(AI)やIoTなど最新のIT技術を導入して、効果と効率を向上させること

・リテールテックが必要になってきた理由
「消費市場全体の売れ筋を読むだけでなく、お客様一人ひとりが求めるモノのニーズを洞察し、販売し分ける必要が出てきている」

・FRIDタグ
「電波を用いて、データを非接触で読み書きする技術」

・ハプティクス
「利用者に力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得るテクノロジー」

・村田製作所が提唱するRFIDソリューション
「お客様の課題の解決に貢献」



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