【大人の流儀 伊集院 静 心に響く言葉】 第93回
大人の流儀
伊集院 静氏の『大人の流儀』から心に響く言葉をご紹介します。私は現在『大人の流儀』1~10巻を持っています。このうちの第1巻から心に響く言葉を毎回3件ずつご紹介していこうと考えています。全巻を同様に扱います。
時には、厳しい言葉で私たちを叱咤激励することがあります。反発する気持ちをぐっと堪え、なぜ伊集院氏はこのように言ったのだろうか、と考えてみてください。しばらく考えたあとで、腑に落ちることが多いと感じるはずです。
『大人の流儀3 別れる力』をご紹介します。
ご存知のように、伊集院氏は小説家(直木賞作家)で、さらに作詞家でもありますが、『大人の流儀』のような辛口エッセーも書いています。
大人の流儀 伊集院 静 心に響く言葉 第93回
第4章 本物の大人はこう考える
「グリーン車に乗るバカな若者へ」から
伊集院 静の言葉 1 (276)
「グリーン車に乗るバカな若者へ」から
伊集院 静の言葉 2 (277)
「グリーン車に乗るバカな若者へ」から
伊集院 静の言葉 3 (278)
⭐出典元
『大人の流儀 3 別れる力』
2012年12月10日第1刷発行
講談社
表紙カバーに書かれている言葉です。
✒ 編集後記
『大人の流儀』は手元に1~10巻あります。今後も出版されることでしょう。出版されればまた入手します。
伊集院静氏は2020年1月にくも膜下出血で入院され大変心配されましたが、リハビリがうまくいき、その後退院し、執筆を再開しています。
伊集院氏は作家にして随筆家でもあるので、我々一般人とは異なり、物事を少し遠くから眺め、「物事の本質はここにあり」と見抜き、それに相応しい言葉を紡いでいます。
🔷「正直、この歳になって、絵画を見て鳥肌が立つとは思わなかった」
この感覚は本人でなければなかなか理解できないかもしれません。
しかしながら、今まで見たものや聞いたものとは異次元の作品に出会ったとき、人は「鳥肌の立つ」という体験をすることがあります。
それは畏敬にも似た感覚かもしれません。あるいは時によっては畏怖の念かもしれません。近寄りがたき存在を目の前にし、自分はどうしたらよいのか速やかに対応できず、その場に立ち尽くすことしかできない状態かもしれません。
今回は、伊集院静氏はよほど腹に据えかねたのか、過激な言葉が頻出しました。罵倒と言ってもよいくらいでしたね。
それだけに、レオナルド・ダ・ヴィンチに関する記事は異質なものでした。
⭐ダ・ヴィンチに関する参考資料
『ビジュアル ダ・ヴィンチ全記録』ビューレント・アータレー キース・ワズリー 藤井留美[訳] 日経ナショナル ジオグラフィック社 全288ページ 原題は LEONARDO’S UNIVERSE 2013年4月22日 第1版1刷
という1冊の書籍があります。
さすがにナショジオ(ナショナルジオグラフィック)が出版しただけに図版ん135点とその解説は素晴らしいものです。
時々ぱらぱらとめくり、なにがしかのインスピレーションが得られたら良いなと思っています。
この書籍の「プロローグ」に次の一節があります。
ダ・ヴィンチが天才であったことは万人が認めるところではありますが、彼の才能が後世になって認知されるようになったのは、「ダ・ヴィンチは秘密主義者で、生前に一冊も著作を出版していないため、その発明や科学的探究は、同時代の人びとには知られないままだった」ためでした。
(3,577文字)
🔶『大人の流儀3 別れる力』について『由美子のいなくなった夏 亡き最愛の妻への想い』の中で言及しています。
夏目雅子さんのプロフィール
🔶伊集院静氏の言葉は、軽妙にして本質を見抜いたものです。随筆家としても小説家としても一流であることを示していると私は考えています。
<著者略歴 『大人の流儀』から>
1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。
91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。
作詞家として『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』などを手がけている。
⭐ 原典のご紹介
クリエイターのページ
大人の流儀 伊集院 静
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稲盛和夫 名言集
回想録
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