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『夢の中』 シーズン2 第40話 狂気


第40話 狂気

■だから……殺したりなんかしないですよぅ……?……詩音が何を言っているのかをようやく私は悟る……。……じゃあさっきからずっと頭に当たってる硬いものは何なんだ……!?……私は自分の頭が砕けるのではないかというくらいに力を込めて押さえ付けられていることにようやく気付く……。
 
……私はこの時になってようやく自分が窮地に陥っていることに気付いた。でも遅すぎたのだ。……詩音は最初から殺すつもりはないと言っていたけど、それを鵜呑みにするわけにもいかない。
 
……詩音の目は完全に据わっていた。……それに私を押さえつけている力は尋常ではなく、とても女の子の力とは思えなかった。……私が本気でもがいても全く敵いそうにないことはすぐに知れた。

だから、詩音の目的が何であれ、このままでは殺さないで済んでも殺される以上にもっと酷い目に遭わされることは明白だった。……どうしたらこの状況から逃げ出せるかを考えたとき、私が思いついた方法はひとつだけだった。
 

■……あ、そっか……。詩音の狙いがわからなくて怖かったけど……。……これで詩音の狙いが何であるか、確信することができた。……そう、……私が悟史くんの死のことでショックを受けたように、同様の思いをさせたいだけなのだ……。
 
だから、悟史くんが死んだということを教えてくれただけで、それ以上私を傷つけることはしないと決めたんだ。……でも……詩音、それで私から解放されると思ったら大間違いだよ……!……私もね、もう子供じゃないんだよ!! 詩音の手から逃れようと必死になって暴れる。
 
だけど、詩音の力が思ったよりも遥かに強いことを思い知らされるだけだった。詩音と取っ組み合って押し倒したことがあるけど、その時は詩音の方が私より体格も良かったから力で勝てるはずがなかった。でも今は立場が逆。詩音の体は細いが思った以上のパワーを持っているようだ。

 
■ん~???……何か勘違いしてますよねぇ??……でも……詩音の目が笑ってないのに気付いた時はすでに手遅れだった。次の瞬間にはもう、私の右手首に激しい痛みを感じる。見るとそこには小さなカッターナイフが突き刺さっていて、鮮血が滲み始めていた。そして……私と向かい合う詩音が握り締めている別のものが私の目に映った。
 

■これ、よく切れそうなんですよ~。知ってました?……そう言って見せた刃物を見て、全身が凍りつくような寒気に襲われる。……詩音はその鋭利な刃をゆっくりと私の喉元に当ててきた……。

……ひょっとすると私はこの時まで本当の意味で死の気配を感じ取れていなかったかもしれない。詩音の行動があまりに現実離れし過ぎていて……。
……そうでなければ私はきっと悲鳴を上げていたに違いないのだから。
 
……私は詩音を見上げながら硬直して動けなくなっていたのである。……でも、そんな時間もすぐに終わりを告げる。詩音がその刃物を思い切り引くだけで、この悪夢みたいな状況から逃げ出すことができたのだから。

詩音は何も言わずとも、私の表情を読み取ってくれたようだった。……私は自分の命を諦めることにした。……この子が私を殺しに来るなら……私はその凶器から身を守れない以上逃げる意味もないのだと知ったからだ。……詩音は、私のそんな顔色を見ると、満足したのか笑った。

 
■……ふー。やっと落ち着いてくれました?……ほら、詩音ってこういうところがあるから、誤解させちゃうんだって言ったでしょう??……私、詩音になら殺されてもいいかも。……そういう冗談でごまかそうとすると詩音が本気で怒り出してしまうので、もう何も言えない。
 
……詩音といると楽しい。いつまでもこんな風に仲良く過せればよかった。でも……それももう無理なんだね。……そう思うのは……私が弱いせいだろうか。私は……詩音にとって何なんだろう。……私は……何なのかを考えて、……少しだけ哀しくなって泣きたくなった。
 
……でも泣いてたまるか、泣くもんか……。……私は負けたくないから……。
……でもそんな強がりはすぐに崩されることになる。……詩音はそんな私の気持ちを知ってるんだか知らないんだか、いつも通りの笑顔を見せるだけだった……。

 
■あぁぁあ、でも……本当に私を好きにしていいですよ。沙都子や梨花ちゃんに手を出すなんて絶対に駄目だけど……。……それ以外だったら、何でも言うこと聞くよ。……詩音がそれを望まないのを承知の上で私は敢えてそう口にした。だってそれが私に残された抵抗できる最後の手段だったから。
 

■詩音が黙ってしまったのは予想外の展開だったろう。でも……私は自分の言葉を撤回しなかった。……詩音の手がようやく私のこめかみから離れる。……その冷たい感触がなくなったことだけは素直に嬉しいと感じた。……でもそれが私に向けられた好意からのものではないということを、改めて思い知らされる。詩音に嫌われるのは嫌だ。でも私は詩音のために死んであげるわけにもいかない……。




続く……


<編集後記>

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。


20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ  台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」に変更しました。


⭐ 実際に出力された画面

使用したAI

AIのべりすと



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