見出し画像

『夢の中』 シーズン2 第94話 回想(2)

第94話 回想(2)

*……わたしも彼と同じように夢を見つけられたらいいなと思うようになったのですが、結局見つからずじまいで、気が付けば小学校も中学校も卒業してしまいました。そしてそのまま高校生になってしまいまして。そして、今に至るわけなんです。……えっと。これが、わたしと彼がどうやって仲良しになれたかという話になるんですけれども……。


* 今日は日曜日だというのに何故か学校に来るよう言われていたのもあって、わたしはとても嫌な気分で朝ごはんを食べていました。そんなわたしを見ていたお母さまが心配そうな顔で声を掛けてくださいました。

「おはようございます。咲音さん、体調の方はどう?どこか痛いところとかは無い?」
「はい。わたしは特に何もありません。でもお腹空いたなぁ。お昼ご飯まだかしら。お父さまと美久里さんはまだお仕事なのよね。ふたりともお疲れ様だわ……あら。お母さま?どうされたんです」
「あっ、お姉さま!どうしてここに?」
「あ、うん、ちょっと用事があって。それにしても咲音がひとりぼっちなんて珍しいよね。何だか少しびっくりしちゃった。……もしかしてひとりぼっちが苦手だったりする?」
「そ、そそそそそそそそそ、そんなことは……ないと思います……」
「図星じゃんか。嘘ついちゃダメだって!……もしかさ誰か一緒に遊びたい人っている?いるなら私が代わりに遊んであげるんだけど」
「あ、そ、そうだ、わたしもういかないといけないのを思い出しました!では失礼いたします!」
「あっ、ちょ……ちょっと……!!……ふふ。素直になればいいのに」
 
 
* その日は本当に最悪の日になりそうでした。まず家を出た時からもう雨が降っていて。うう。最悪……傘持って来てないよ。わたしは泣き出しそうになるのを堪えつつ歩き続けていました。
 
そうこうしているうちに何とか学校に辿り着くことが出来まして。でもこんな天気ですし、教室にはわたしひとりだけ。わたしはひとり寂しく授業が始まるまでの時間を過ごしていました。
 
でもいくら経っても先生はいらっしゃいません。おかしいですねぇ。連絡もないなんて。まあいっか。しばらくすれば来るでしょう。それまではここで大人しくしていることにしました。
 
でも、ひとりはやっぱり寂しい。あぁ、お友達と会いたい。わたしはお日さまみたいになりたいんだからこんなところで諦めるわけにはいかない。絶対に叶えるんだ。その為にはもっとたくさんお日さまと仲良くしないと。
 
そんなことを考えているとドアをノックする音が聞こえました。あれ……。この時間は休みのはずじゃ……って思ってると、ひとりの男の人が入ってきました。
 
どなたでしょうか。わたしが疑問を浮かべたような顔をしていると、向こうが話しかけてきました。
「あの……突然ごめんなさい。僕は紫音といいます。あの……あなたとは前に会ったことありますよね?ほら、よくあの森で泣いていた男の子がいたでしょう?覚えていませんか?いえ、いいんですよ。あの時よりもだいぶ大きくなりましたもんね。そりゃわからないでしょう。でも良かった。忘れられているんじゃないかと不安でしたから。でも……僕にとってあなたの笑顔は忘れることが出来ないものなのですぐに気づけたのだけれど」
 
「へ?……はっ!す、すみません」
「んー。そうですね。じゃあその願いを叶えましょう。ただしひとつ約束して欲しいことがあります。僕の事を決して誰にも話さないようにしてくれれば構いませんよ」
「わかりましたっ。ありがとうございますっ。……約束します。じゃあわたくしも自己紹介をさせていただきたいと思います。
 
えっと……名前は知ってらっしゃるようですので必要無いですよね。……って、わたしさっき名乗ってませんでしたか?」
「ああ、名前を聞いたわけじゃないんです。あの時のことを思い出してて」
「そういえば確かに、その時はちゃんとした名前が聞けてなかった気がしますね」
「そうなんですね。でもどうして今になってわたしに……?」
「ええ。実は……今日ここに来たのはある目的があるんです。……それが何なのか言いますね。それは―――――」
「ふぇっ!?あ、そ、そういうことですか。な、なぁんだ。そういうことですかぁ」
「ん?何か勘違いしていたようですね」
「もしかして。あぁ、そういうことですか」
「なぁんだ。じゃあやめておきますね」
「うっ。わ、わかりましたよ。やめておくなんて言わずにどうぞどうぞ。わたしのこと好きにしてください」
「じゃあ、早速」
「え、な、なんですか。急に立ち上がって。どこへ行くつもりなんです?」
「もちろん、トイレだよ」
「えええええええええ!そんなぁ……」
「じゃあさっきの話はなかったことに」
「ええ、はい。わかりました」
「我慢しますから……」
「じゃ、お願いします。え、な、何をするんですか」
「そんなの見ればわかりますよ。キス、してください。はい!よろしくお願いします」
「な、なななに言ってんですか!わたしはお兄さんとお付き合いなんて絶対したくないんですけど!」
「いや、別にお付き合いしようなんて言っていないじゃないか。ただ、君の望みをかなえようとしてあげようとしただけだよ?それに……。」
「それに?」
「うん。君は僕のことが好きなんでしょう?だから僕とキスがしたい。そうだよね?」
「え。い、いえいえ。ちが……!そ、そんなんじゃないです!!そんなわけないでしょう!!!」
「へえ、そうかなぁ?本当は好きなくせに素直になれないだけなんだよね?君って。ふふ。かわいいなぁ。そんな君にはもっと優しく接してあげたくなるよ。ふぅ。気持ちよかったかい?ねえ、返事ぐらいしてくれたっていいと思うんだけど。それとも無視されて感じちゃったとか?図星だったみたいだねぇ。まあ、もう用はないからいいよ。またいつでもおいで。待っているから。
 
あ。ちなみにこの事他の人に言ったらわかるよね?」
「はいっ!わかりました!で、ではわたしはこれで失礼します!お邪魔しました!!」



続く……


<編集後記>

最初の「夢の中」(シーズン1と仮に命名)は299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明のテキストを出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとにテキストを生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫したテキスト生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明なテキストを生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡りテキストを生成させるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。
20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)でテキストを生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。

言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、テキストを生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIにテキストを生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ  台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」に変更しました。

✅文章を単調化させないために、2023年2月17日から「2. セリフ  台詞を優先」と「3. ナラティブ  地の文を優先」を併用することにしました。

⭐解説がやたらに長く、いつ終わるのかさっぱり分かりませんでしたが、どうやらこの長い解説の後で、「本編」に戻るというくだりがあるので、これからさらに長いストーリーが続くことになりそうです。

登場人物が多く、解説を読んでも人間関係がなかなか頭に入ってきません。
まあ、AIのべりすとが生成したテキストですので、大目に見てやってください。

使用したAI

AIのべりすと



⭐関連した記事をまとめたマガジン

AIとビッグデータ

ご興味があればご一読下さい。



⭐回想録


⭐マガジン (2023.04.09現在)


サポートしていただけると嬉しいです。 サポートしていただいたお金は、投稿のための資料購入代金に充てさせていただきます。