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糞バイク制作その2

 さて、第二弾である。とまあその前にただの不人気車で筆者がお気に入り、というかカッケーと思っているバイクでも挙げておくか。いつかは手に入れて乗っておきたいバイク達だ。




1 VT250スパーダ

 このバイクは産まれる時代を間違えた。というかこれからあっと言う間に人気が出るであろうから、興味のある人は買っておくと良いと思う。このバイクはカタログの印象と実物の印象が随分違う。実物はSDR200ばりに細くて恰好良い。

 特にバーハンにすると乗りやすく、ジムカーナなどでも人気のある車両である。



2 SV650、但し2型に限る

これは2型でもツインプラグじゃない前期バージョン。見た目は良いが遅い。

 このゴツいバイクである。但しこれも上記のスパーダと同じで実物は滅茶苦茶細いのでこんなに不格好ではない。ちなみにネイキッドモデルではなく、カウルが付いている奴をネイキッドにしたほうが恰好良い。理由はフロントフォークなどの細部が異なるためだ。

これをネイキッド化したほうが恰好良い。どこがどう違っているのかは忘れた。ホイールの色だっけな?フォークブーツの色もネイキッドは黒でダサかった記憶がある。

 尚このバイクは確か2006か2007からツインプラグになっているので買うならそれ以降のモデルを買おう。3型からは鉄フレームなので筆者の好みには合わない。

好評な3型、筆者からするとなんか中途半端

 ちなみにこのSV,1000ccもあるのだが1000になるとエンジンが滅茶苦茶もっさりしていて全然面白くないらしい。




3 ザンザス

 某有名不人気バイクまとめブログから引用

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ザンザスのエンジンはZXR400のものを低中速寄りにデチューンしたもの。
恐ろしいのはピストンストロークが
レプリカ含めて400cc4気筒の中では異様に短く、
かつレプリカ並みにギア比が低いこと。

こんなとにかく回して加速して型のエンジンを
低中速にセッティングしたんですから加速が遅いわけがない。

0-100km/h加速が4秒切るくらいです。
どんなもんかというと二昔ほど前の750並みでしょうか。
コイツ自身二昔ほど前のバイクなのに……。
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 ついでにこいつは確かホイールベースが1380というめちゃくちゃショートな設計。ベース車両のZXR400より短い。明らかにやり過ぎ。

 こいつが登場したのは確か1992年であった。3年の販売を経て1995には販売終了。しかしヨーロッパからストファイの文化が流れ着くのが1996。あと1年待ってれば良かったのに。

 尚そのストファイ文化が日本に定着してからヒットした同じカワサキのZ1000はこのザンザスの設計をかなり踏襲していたらしい。良く見たら滅茶苦茶似てるわな。

 この他にはSRX600なんてのも乗ってみたい候補に挙がっていたが、ヤマハはそれの焼き直し版としてMT03なんてのを出していて特性がカブっているので微妙であった。

エレガントなデザインである。しかし5速。
MT03、何故6速にしなかったのか・・・




 ではいよいよ本番の糞バイク編である。まず最初に登場してもらうのはコイツ。

 4 NX4 Falcon

 おそらく日本でこのバイクの存在を知っている人は殆どいないのではなかろうか。南米でかなり売れたバイクらしく、ブラジルとかペルーで中古が投げ売りされている。そのスペックは
・400cc単気筒空冷OHC4バルブ
・5速ミッション
・フロント21インチ、リア17インチ
・31PS@6500Rpm
・151kg

 んん・・・?なんだこの滅茶苦茶中途半端なバイクは!と思うスペックである。同時にバイクをよく知る人は「こりゃ中古投げ売りだわ……」と思うスペックでもある。そして糞バイク愛好家は「こりゃすっごい汎用型バイクだわ」と思うスペックでもある。

 おそらくこのバイクは南米の滅茶苦茶適当なバイクの扱いに耐えられるように、相当耐久性に振って作られたバイクである。しかもこれ2012年からはインジェクションのモデルが再販されているベストセラーである。

 このバイクはXR400のエンジンが搭載されている。だからオフっぽく弄ったり、モタードにしたりしようとするのはナンセンスである。すでにそれらは存在している。このわけのわからん発展途上国感満載の外観のまま滅茶苦茶速くして乗るのが良い。

このかわいさのまま乗るのが良い。南米の映画でストリートチルドレンが乗ってるイメージ。

 XR400Rのピストン、吸排気系をぶち込んでやるとそのままモンスター化する。てかこれXR600Rのエンジン乗るんじゃないの?



5 Ninja 250R

 日本の4大メーカーが250でスポーツモデルを作らなくなり、完全に小型市場は採算の合うバイクしかいなくなった、と思いきや空気を読まずにカワサキが出してきた一品である。

 これが出て暫くの状態は筆者はよくタイに行っており、タイで現地の暴走族達がそれまでのカブ的なバイクに乗るのを辞め、初めてスポーツモデルに鞍替えした的なポジションであった。値段も良心的。

 筆者はこれをタイで良く乗っていた。というのもタイはガソリンスタンドが一定の距離に無く、600以上のバイクに乗っていると燃料系が半分を切った瞬間にガソリンの不安との戦いが始まってしまう。また当時は丁度良い燃費の400ccにカウル車が無く、ツーリングが苦痛だったためである。

 もともと筆者はGPZ250Rというこの耕運機エンジンの元となったバイクにも乗っていたのでこの系譜のエンジンには馴染が深い。このエンジンは滅茶苦茶頑丈である。またマフラーを変えればパラツインのくせに結構良い音を出す。

 このバイクは東南アジアで相当売れたので、矢張り投げ売りされている。CBR250Rと良い勝負である。多分10万も出せば良いモノが買えるんじゃないかな。

 乗ってて気になったのが矢張り前傾のキツさなので、ツアラーとして使用するためにバーハン化だろう。エンジンは特に弄らなくて良いと思う。長距離ツーリング用である。とは言え、前の記事に書いたようにPCXの150があるならばそれで済んでしまう話なのだが・・・




 とりあえず今日はこんなもんにしておくか・・・

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