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【泊まってよかった宿】肘折温泉(山形)旅館玉乃屋

#泊まってよかった宿 #至福の温泉

私はnoteでは歴史記事、Amebaブログhttps://ameblo.jp/kozakura11/では旅行や雑記と使い分けています。しかし先日泊まった肘折温泉の玉乃屋さんがあまりに良かったので、noteでもご紹介することにしました。

JR東日本パスで青森・山形2泊3日の旅へ

 2022年は日本の鉄道開業150周年。それを記念したJR東日本パスというきっぷが、2022年10月後半の2週間だけ発売されました。何と新幹線を含めた全列車が乗り放題で2万2150円!10月後半といえば、東北はちょうど紅葉シーズン。コースの第1目的は、一度行ってみたかった青森県の奥入瀬に即決です。さて2泊目はどこにしようとネットを見ていたら、肘折温泉のブログ記事を見つけました。ひなびた山あいの温泉地は数あれど、朝市がある点にひかれました。

 同じ東北とはいえ、青森から半日以上かかってたどりついた山形県新庄駅。そこから小さな村営バスに揺られること約1時間、山と川にはさまれた小さな温泉場が肘折温泉です。

全てが家庭的でくつろげる宿

 そのはずれにある玉乃屋さんに決めたのは、旅行割が取れた+googleの口コミ評価が高いから。建物は宿のHPで予想していたより、もっと素朴な感じ。でも客室(HP1枚目の写真に泊まりました)は内装も畳も新しく替えて数年程度のようで、明るく清潔感いっぱいでした。トイレこそ男女別共用ですが、部屋の入口に洗面台と大きめの冷蔵庫があって便利でした。布団はたたんだ状態ですでに出ていましたが、8畳間なので邪魔になりません。寝る時は自分でそれを広げます。

https://ryokan-tamanoya.com/plan.html

 浴場は男女別に岩風呂が各1ヶ所。2~3人も入ればいっぱいという感じで大きくはありませんが、「一切加水していない」が自慢とか。お風呂でご一緒した常連さんによると、「他の宿より断然お湯がいい」そう。うっすら白く濁った湯は、体の芯から温まり、疲れもすっかり取れました。

 朝夕とも部屋食です。満喫プラン(1泊2食9500円)にしました。夕食は大きなナメコがどっさり入ったみそ汁、柔らかいワラビの和え物、キノコ、アケビや大きなエビが入った天ぷら、刺身、焼き鮭などが並び、デザートは大きな柿丸ごと1個+月餅(山形市内製造だから、らしい)。できるだけ地の物、せめて県内産にこだわった素材ばかりです。*写真の中央左端の馬刺しだけは他店(長南精肉店=ここはおすすめ)で買ったものです。

やど1

「プロほどではない」という意味合いで使われがちな「家庭的」という言葉ですが、「家庭的」でこれほど食事が美味しいと思った宿は、ここ以外にちょっと記憶にありません。見た目豪華でも今風の品があるわけでも、食べきれない量でもない、でも味つけが「ものすごく料理上手な奥さんが作った」という感じで、どれも本当に美味しかった。朝食は焼き魚のほか、納豆や筋子などご飯の友が何種類も付いてきて、これまたちょうどいい量でした。

朝食前に、肘折名物の朝市(表紙写真)をのぞきました。笹巻きという、この地方独特のちまきは是非おすすめです。土産物店も朝市に合わせて朝6時台から空いています。朝市のお母さんたち、店の人たち、気さくで温かい方ばかり。そして最高のお湯。正直、これほど良い温泉場とは思っていませんでした。次回は山菜の時期に行こうと思います。

玉乃屋さんを含む肘折温泉については、アメーバブログ「海王星の魚座だより」で、もう少し詳しく紹介しています。
東へ西へ2022・10月 北東北・大満足の肘折温泉と鳴子峡編 | 海王星の魚座だより (ameblo.jp)

旅行好きの方は、同アメーバブログもご覧ください。2022年に行った旅日記を現在連載中です。旅行記の予告・「東へ西へ2022」 | 海王星の魚座だより (ameblo.jp)


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