下町の賑わう3条件

①両側町(りょうがわまち)である事。
通りの両側が同じ町内で商店が並ぶ。同じ町内でお互いに買い物をする。
こっちが一丁目で向こうが二丁目でなく、向こう三軒両隣が同じ町内だと真ん中の道が境でなく広場になる。
町を訪れる人へのおもてなしの空間になり、掃除をするようになる。
逆に境だとゴミを反対側に押しやるようになる。
因みに道の片側が大きな屋敷などで反対側だけが商店だと片側町または片町と呼ぶ。

②その広場に子供の声が聞こえる事。
少なくとも夜間人口がある。住む人がいる。

③信仰と娯楽が対になっている事。
男女が自然と集う。

東京学芸大学名誉教授 東京都江戸東京博物館館長 竹内誠さん談

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