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今週の、いちばん。2(2015年)

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その1週間で、僕がいちばん心が動かされたことをふりかえる、週刊連載的読み物です(収録してるのは2015年分です)
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2015年2月の記事一覧

痛みや苦しみは、どれだけ耐えるのが正解か?/今週の、いちばん。45

痛みや苦しみは、どれだけ耐えるのが正解か?/今週の、いちばん。45

滝は予約した。
必ず、この過剰蓄積した疲労を取り除かなければならぬと決意した。

と、ムダに『走れメロス』ふうに書き出しましたが、昨日マッサージに行ってきました。
僕は、本当に疲れがたまったときぐらいしかマッサージ店を利用しないのですが、昨日がまさにそのタイミングで。
仕事終わりの21時、会社近くのお店を(まるで女子のようにホットペッパービューティー経由で)予約し、いそいそと向かったのです。

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「がんばってね」と言うかわりに、本をあげてもいいと思う。/今週の、いちばん。44

「がんばってね」と言うかわりに、本をあげてもいいと思う。/今週の、いちばん。44

人に本をプレゼントするのは難しい。
そもそも好みの違いがあるし、趣味が同じなら同じで、相手がすでにその本を持っていたりもする。
ときには、こちらが贈った意図を誤解されることもあるだろう。
だから、なかなかハードルが高いのだけど、それでも本をあげたいときはある。

友人が色々あって、いったん彼女の地元へ戻ることになった。
仕事で知り合った人だけど、仕事よりも飲んでいた時間のほうが長かった人。
どこか

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「もう、いいよ」と思ったあとに、僕らはどれだけ粘れるか。/今週の、いちばん。43

「もう、いいよ」と思ったあとに、僕らはどれだけ粘れるか。/今週の、いちばん。43

最近、われながら泣き言が多い。
といっても、聞かせる相手もいないから、ひとりきりのオフィスでつぶやいているだけなのだけど。
3月中旬に出る予定の担当作『100%、「好き! 」を仕事にする人生』が、なかなか手間のかかるつくりで、連日、結構な時間まで働いてるのだ。
ただ、ここでその多忙ぶりをグチグチ書く気はない。
むしろ、この本の編集を通じて、「すごい人にはこういう特長があるのかも」と思ったことについ

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仕事はやっぱり、ワンチャンス。/今週の、いちばん。42

仕事はやっぱり、ワンチャンス。/今週の、いちばん。42

飲み会の幹事が、長らく「得意科目」だと思っていた。
これは「面白い人・楽しい人を集められる」ということでもあるし、「よいお店を知っている(あるいは、お店を知っている人を知っている)」ということでもある。
前者は、編集者という仕事柄、当然と言えば当然だろう。後者は、自分が見つけた店や連れられて気に入った店を、そのつど「はてブ」に登録してきた蓄積だ。
幹事として、つねに100点の解答ができたつもりはな

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