六本木

今週の、いちばん。第0回/心は何で動かされるのか?

takikeisukeというアカウントだけは確保したいなと思ってnoteに登録したのだけど、何に使えばいいか迷っている(関係ないけど、この「テキスト」の書体、あまり好きじゃないかも…)。で、とりあえずの使い方として考えたのが、1週間の振り返り。「行動」の振り返りと言うより、自分の「感情」を振り返りたいなと。

僕はふだんはfacebookで、嬉しかったこと、悲しかったこと、憤ったこと、悩んでいることなどを書いている。でも、それらは書きっぱなしだ。それが少々もったいないので、自分の1週間分のfacebookの投稿を週末に振り返り、そこで「今週、いちばん○○だ」と思ったことについて、改めて考えをまとめるのはどうかと思った。今回は試験的に、第0回として書いている。 *なので、週の半ばの今日振り返るのは、先週のさまざまな感情だ

4月6日、僕はあるセミナーに行っていた。テーマは諸事情でぼやかすけど、ある分野において、なかなか結果が出ない人が、他の参加者からなぜ結果が出ないのか、その場でダメだしされるという、ずいぶんと「公開処刑」なセミナーだ。

その場において、講師の方が、結果を出せる人間は「テクニシャン(戦略家と呼んでもいい)」か「情熱家(*ここは僕なりの表現に置き換えている)」の2種類だとおっしゃっていた。これは結構広い分野で共通する法則ではないかと思う。

当日ダメだしをされていた彼は、正直テクニシャン・タイプではないし、今からその分野におけるテクニックを身につけるのも、なかなか時間がかかりそうな感じだった。けれど、少なくともその分野で結果を出したいと切実に願い、周囲がキツいダメだしをするにもかかわらず、素直にそれをメモしている姿に、僕は「静かな情熱」を感じた。

facebookに書いたことのくり返しだが、“(人は)テクニックに「感心」することはあるけれど、「感動」や「感激」は情熱のほうから、より生まれるのかもしれない”。

僕は彼から自分を変えたいという情熱を感じたし、それによって彼にどんなアドバイスをしたらいいだろうか、本気で頭を悩ませた。これはきっと、テクニシャンな人と相対したときには、生まれなかった感情だろう。

今週の、いちばん心を動かされた瞬間。それは、4月6日、六本木、俳優座近くの一室で、彼と言葉を交わした瞬間だ。

*「今週の、いちばん。」は、その1週間で僕がいちばん、心が動かされたことをふりかえる連載です(下の「このマガジンに含まれています」のリンクから全部の記事が読めます)

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