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「同世代」と仕事をするのは、なぜこんなにも楽しいのか?/今週の、いちばん。76

人間、変われば変わるものである。
しかも、変わる前の自分を、すっかり忘れていたりするものだ。
1年ちょい前、こんなnoteを書いていた。

同い年でつるむなんて、死ぬほどダサいなと思っていたけれど。

今の僕は、「つるむ」とはちょっと違うけど、「同世代」で仕事がしたくてたまらない。

本日、正式発売をむかえた『自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方』。
サンクチュアリ出版での初担当作になる本書は、「同世代」の著者、イラストレーターと、かなりの手間と時間をかけてつくった1冊である。

先週、著者の高田(たかた)晋一さんと、イラストレーターの高田(たかだ)真弓さんと、打ち上げをしてきた。
「ダブル高田」さんは、この日が初対面だったけど、あっという間に打ち解けていた。
同世代で、ちょっとこじらせ系で(僕は、だいぶかもしれないが…)、それでも仕事には全力投球するメンバー。
お互い、レスポンスも早い早い。
お2人の力なしでは、名著のポイントを文章とイラスト(4コマ漫画)で嫌というほど噛み砕いた本は、できなかっただろう。

「同世代」のいいところの1つは、一緒に仕事をすることで、すごく刺激を受けることだ。
もちろん、それは年が離れた相手との仕事でも変わらないけど、自分とほとんど年に差がない相手の仕事ぶりを見ると、自然と負けられないぞと思う。
しかも、そのメンバーで、くり返し仕事をする機会があったとき、それは自分にとっての「基準」や「目標」になる。
たとえば1年後にこの面子でまた本をつくるとしたら、その間のお互いの変化と成長を、感じざるを得ないだろう。

ちょっと堅苦しいことを書いたけど、そんな難しい話でもなく、「部活の同級生」と仕事をしている感じと言ってもいかもしれない。
現実にはそんな機会は少なそうだけど、同じフィールドで競った仲間と、また同じゴールに向かうのは、やっぱり楽しいことだろう。

お世辞ではなく、僕はこのチームでまた仕事がでしたい。
名著のセレクトや4コマ漫画のネタだしの苦労を考えると、とてもラクとは言えない仕事だけど、「同窓会」のように働ける日が来たらいいと思う。

僕は今後しばらく、そんな「同世代」の著者や作り手を探すことだろう。
年上に学ぶことはまだまだあるし、年下に驚かされることも増えた。
けれど、僕ら世代で、この業界、もっと盛り上げたい。
きっと、それくらいの力と夢はある世代だから。

今週のいちばん、「同世代」でワクワクした瞬間。それは10月9日、高田馬場の居酒屋でベロベロに酔っ払っていた瞬間です。

*もいちど宣伝:「同世代」で楽しんでつくった『自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方』、ぜひぜひ買ってください!

*「今週の、いちばん。」は、その1週間で僕がいちばん、心が動かされたことをふりかえる連載です

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