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今週の、いちばん。第8回/たった5分で、人を幸せにする仕事。

日曜日に1週間を振り返ってnoteを書くようになってしばらくたつが、正直に言えば、毎日毎日いいことばかりだったという週はない。
ときには大変なこともあるし、辛いこともあるし、後悔することもあるし、そういうことを書こうと思えば書けなくもない。
でも今日は、今週一番楽しかったこと、「お笑い」について書こうと思う。

火曜日、友人の誘いで「~K-PRO 10th BEST LIVE~『行列の先頭25 in渋谷さくらホール』」というお笑いのイベントに行ってきた。
出演者はナイツ、流れ星、かもめんたる、キングオブコメディ、バイきんぐ、Hi-Hiなどなど、実力のある売れっ子ばかり。若手では僕が注目している三四郎も出ていたし、大阪からは笑い飯や天竺鼠なんてコンビも遠征していた。

そして、意外と言うと失礼だけど、大阪から(前の仕事が押したのか大遅刻して)来た、銀シャリで笑った。
漫才の題材は「料理のさしすせそ」で、それ自体に笑いの要素はないのだけど、ボケは新手の「さしすせそ」を発表して意表を突き、ツッコミはそれをたしなめながらも新たな笑いを投入していく。
「笑いの機関銃」でずっと打たれ続けたかのような、幸せな5分間。

くしくもイベントのエンディングで、銀シャリのツッコミがこんなことを言っていた。

「僕らは今日は東京で他の仕事が入ってるわけじゃなくて、この5分のために呼ばれました。でも、その5分のために声をかけてくれたことが本当に嬉しくて」

たった5分。
でも、その5分で、人を笑わせて、幸せな気持ちにさせる仕事があり、それを可能にする人たちがいる。

自分の5分は、そんなふうに使えているのかな?

今週の、いちばん幸せな5分をもらったとき。それは、5月27日、渋谷のさくらホールで素晴らしき芸人たちのネタに笑った時間です。

*「今週の、いちばん。」は、その1週間で僕がいちばん、心が動かされたことをふりかえる連載です(下の「このマガジンに含まれています」のリンクから全部の記事が読めます)

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