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静嘉堂文庫美術館の「ハッピー龍リュウイヤー!」に行く

静嘉堂文庫美術館で開催中の展覧会
ハッピー龍リュウイヤー! 〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜」
を見に行ってきた。
夫は興味ないというので、安心して母を置いて出かけた。
新聞で広告を見て”行きたい”と思ったのだが、電車の時点で疲れてもう帰りたくなった。
「いかん、これじゃ何処にも行けなくなってしまう」と自分を叱咤激励して行った。

1500円の入館料を高いと思って払ったが 見た後はこれが安いと思えるほど充実した中身だった。
私は工芸品が好きなので、ポスターの陶磁器がステキと思って行ったのだが、絵画その他もよかった。
とにかく龍に関するものがたくさん。
書や、素晴らしい大きな屏風絵(重要文化財)、小さな工芸品も、みな龍に関するものだ。

第1章 龍、東アジアを翔ける
第2章 龍、中国工芸に降臨す
第3章 龍、日本を駆けめぐる 
第4章 龍、茶道具に入り込む 
と4つに分かれてる。この題もすばらしいと思う。

展示品の説明も楽しい。
「これは龍?たぶん龍?きっと龍?」(龍にも見える模様の器)
私が一番気に入った豆彩龍鳳文盤という大皿(大鉢?)には「ハンパ無い」という言葉が。
まさしくハンパない美しさの形と大きさと模様で、うすい青緑系でいろんな文様が細かく描かれ 中央には オレンジとちょっと濃い青緑で伝説の二大霊獣「龍と鳳凰」が描かれている。
艶やかな美しさに、「これに錦糸卵と絹さやを散らしたちらし寿司を入れたらどんなにおいしそうかしら?」などと思ってしまう。

ここの最大の売りの曜変天目茶碗も出品。
なんでも龍の窯と言われるところで作られたそうだ。
私はこれを見るのは2回目だが、ライトの具合に「これを自然光のなかで見たいものだ」と思ってしまう。この宇宙のような青と輝きがもっとすばらしいだろうが、それはかなえられない願いである。
もうひとつかなえれない願いだが、抹茶を入れたらすごくステキだと思う。
茶道はちっともいいと思わない私でも(なにせ、ストーンズ好きですから)自然光の入る明るい茶室で お作法など気にせず、この曜変天目に抹茶を入れていただいたら どんなにおいしいだろうと思うのだ。
お菓子は、干菓子などではなく、羊羹とかがいいなぁ。

それにしても、龍に関するだけでこの質と量。
いったい展示されない所蔵品がどんだけあんだよと思う。
昔の財閥が集めたものだが、これを人類の宝として保存し 公開してくれることはすごく価値あることだ。
静嘉堂文庫美術館は、この丸の内に移転してすごく行きやすくなった。
これからも注目して 興味がある他の所蔵品もぜひ見てみたい。




noteに、Naota_tさんのとてもいい記事があったので、許可をいただいて、紹介させていただきます。Naota_tさんありがとうございます♪

写真も多く、説明もくわしく、わかりやすくて気持ちのいい文章です。
記事の中にある >初詣のような展覧会>がまさにピッタリきました。
(スマホやケータイの撮影は一部OKだったのですが、私はスマホもケータイも持ってなくて)






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