ブルーススプリングスティーン の「明日なき暴走（Born to Run）」は、何でこんな邦題がついたのかわからないけど、パワフルないい曲だ。

私は以前　「暴走子育て日記~思春期編」というブログを書いていたのだが、その時の話。（写真はそのころのパソコン）
まっ、暴走つながりということで、ブルース・スプリングスティーンの曲。

パソコンが流行ってきたころ、夫が字の打ち方を教えてくれた。（私は別に習いたくもなかったのだが）
練習に　思春期の子供たちをネタに　文章を打ち始めた。
息子「ブログに出してみたら？」
私「ブログって何？」
息子の「ブログでランキングが上がると広告料が入って稼げる主婦もいるみたいだよ」という言葉につられて、息子に教えてもらうことに。

まず、ブログのタイトルは最初　「タキちゃんのママ　思春期子育て日記」というフツーのものだった。
息子「こんなの誰もみない！　もっと人目を引くタイトルじゃなきゃ」
息子　勝手に「暴走」と入れる。
 
で、「タキちゃんのママ　思春期暴走子育て日記」としたら、
またもや、息子「長すぎる！もっと短く！」
で、「暴走子育て日記～思春期編」と変える。
 
私の文章を息子がブログ用に打ち直す。
あら不思議、息子が手を入れるといやにシンプルでわかりやすい文章に！
 

息子からは次々と指示が！

「このタイトル（暴走子育て日記）に合った内容に書き換えろ！」
「ブログのリズムを考えろ。これはエッセーじゃないんだ！」
「かーちゃんが書きたいように書いてちゃダメなんだ。人が見てわかるように書け！　これじゃ何言ってるのかオレだってわかんない」
「オチをつけろ、オチを！」

親子の立場は完全に逆転。
息子の言われるままに書き直す。
日々のタイトルだって
息子「こんなのそのままじゃないか。もうちょっとひねったタイトルを考えろ！」　と　即、却下

私「ここ　字を大きくして」
息子「いや、ここは大きくしてもしょうがない」
と、なかなか私の言うことを聞いてくれない。

私「きょうは、これを出したい」
息子「これはタイトル（暴走子育て日記）に合わない。ただのいい話じゃん。
もっと、面白い物を出せ。
こんなのは　もっとランキングが上がってから出すんだ！」
これを聞いてた夫
「お前ら、まるで売れないストリッパーとマネージャーみたいだな。
ストリッパーが『もっと自分の踊りを踊りたい』って言うと　マネージャーに『そんなのは売れてから言うんだ！』なんて言われたりしてな」
ちょっ、その例えって・・・

息子「オレんちなんて、ホント暴走だったんだから、もっとネタあるだろ？何でも書くんだろ？！」
とあおられ、”こうなったら何でも書いてやる”　と恥も外聞も捨てる。
 
ようやく一人でブログを出せるようになった私
息子に「ねえ、ランキング上がってきたのに、広告入らないねぇ」と言うと
息子「あー　あれ、うるさいから切っておいた」

金は入らなかったけど、知り合いもでき、息子の友達もコメントに乱入したりして、なかなか楽しいブログライフだった。
それがnoteにつながり、音楽を楽しめてる今の私につながるだから、パソコンを教えてくれた夫と、ブログを教えてくれた息子に感謝しなくちゃね。