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31・全力少年

スキマスイッチの「全力少年」で思い浮かぶのは、息子の中学時代。
ほんとに、「全力少年」という言葉がピッタリだった。

息子は小学生のころ、ママ友に
「今どき珍しい子供らしい子供」と言われた。
中学生で
「ほんと、少年っていう感じ。男の子って感じだよね」と言われた。
中学で暴れまわってたころ(外で暴れまわってたのだ。家で暴れてたわけではない) この調子で、どうか大人になったら
「大人らしい大人」になってもらいたいものだと思ってた。

中学では親がしょっちゅう学校に呼び出されては、注意されていた。
制服は改造する(改造してあげたのは私だったけど) 髪は染める ピアスはあける 学校同志のケンカはする タバコは吸う。
放課後は、チャリであちこち遠征し 友達と遊びまくってた。
急に幕を開けた 息子の怒涛の思春期に 私は、連日ふり回されていた。

しかし、自分も中学で「全力少年」だった夫は、
“男の子はこんなもん”と、意にも介さない。
最近も息子が来た時に「ちょっと気の利いた男は、中学時代あんなもんだ」と全肯定発言に 息子苦笑。

娘もそれなりに「全力少女」だったと思うがやっぱり息子ほど激しくない。思春期の男の子のエレルギーはすさまじく、男の子5人を育てた義母が
「男の子は、親の言うことなんて聞かんからねぇ。親のいうことと逆のことやるもんね」と言ってて、そういうものなんだと慰められた。


スキマスイッチの「全力少年」の歌詞にはけっこう共感するところもあって、ときどき私も「今までの殻をやぶってみようかな」と思えるのだ。


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