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J1第4節 vsサガン鳥栖

2-0
ヴィトール・ブエノ。
今季のキーマン。田中、登里と今季の補強メンバーが大きな力になっている中、このブラジルからやってきた長身FWは香川、奥埜、清武とタレント揃いの中盤に新たな競争と力を生むと期待されていた。

前節初勝利をあげたセレッソは、今度はアウェイ。相手は20年セレッソにいた丸橋が移籍したサガン鳥栖。丸橋はセレッソ、セレサポにとっては他のどの選手よりも大事な人。セレサポ的には、そのマルを受け容れてくれて、さらにスタメン起用までしてくれている(もちろんマルの実力だが)サガン鳥栖に感謝の気持ちでいっぱいなのだ。マルに会いに行ったセレサポも多かっただろう。
だが、もちろん勝負。セレッソはレオセアラがスタメンに戻ったほかは前節と同じ。鳥海、カピシャーバはベンチスタート。
この試合、これまでの3試合に比べて、ボールも保持できず、チャンスメイクも少なく、セレッソにとってはうまくいかない展開となった。攻撃時にボランチ化するノボリがうまく参加できず、セカンドも拾えない。距離の短いサガンの守備に手を焼いた。
また香川の調子が悪そうに見えた。素人目にも交代したほうがよさそうだったが、実際に香川は後半開始からブエノに交代。ここからブエノが絶妙なポジショニングでボールを受け、回していく。
1点目。相手のクリアボールを拾ったブエノは、トラップして浮き球をアウトサイドでシュート。見事にパギさんの手をかすめ、ぐいっと落ちてゴールに吸い込まれた。まさにスーパーゴール。
2点目。今度もブエノが鋭い縦パスで柴山に。スピードスター柴山がこれを素早くトウキックで流し込む。柴山にとっては嬉しいJ1初ゴールとなった。
その後、柴山がレッドカードをもらったが(セレッソでは珍しい)、こういうカードをもらうと崩れるイメージのセレッソだが、ベテランノボリがそこはうまくチームを建て直し、守りきった。

サガン鳥栖相手に、今季のセレッソとしてはうまくいかなかったが、結果は今季初のクリーンシートで勝利。こういう試合で勝てること、そして連勝できること、何よりブエノが覚醒したことが大きすぎる。貴重な貴重な勝点3を獲得し、なんと3位に躍り出た。不気味な町田が首位。そして2位は宿敵サンフレッチェ広島。
まだまだ勝ち続けるぞー。

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