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気持ちを吐き出す

今日はデイケアだった。

今日の参加者は8人で、4人ずつのグループに分かれて、ディスカッションと読書などをした。

ディスカッションでは、自分の気持ちを吐き出すことができた。

ディスカッションのテーマはゆるく、毎回変わる。今日のテーマは働き方についてだった。

病気になる以前の僕は、平気で残業していた。土日出勤も、仕事の持ち帰りもしていた。

それに何も疑問を持っていなかった。仕事にどっぷり浸かっていたのだ。そして、それが当然ということを、後輩にも押し付けていた。

実際にそのように働き続けて僕は破綻したから病気になった。病気になったから自分自身を見つめなおし、仕事と上手に距離を取ろうと考えるようになった。

でも、いざ復職すると、自分が変わっていても、職場は何も変わっていなかった。相変わらず忙しく、残業が常態化していた。

僕は復職直後ということもあり、負担を減らしてもらっていたが、他の人はみんな忙しそうだった。

その中で「仕事が辛いです」と周りに言うのは、気持ちが良いことではなかった。周りの人は、僕の二倍三倍の仕事をしていたから。

今日のデイケアでは、今書いたようなことを話し、周りの人に共感してもらえた。

復職訓練で職場に行っているが、定時で帰ってもどっと疲れていると言う人もいた。その気持ち、すごいわかる。

うつ病になった人の苦しみは、うつ病になったことのある人が一番わかる。

気持ちを吐き出す場所があるのはありがたいことだ。また少し前を向いて、歩き出せる気がした。

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