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【感想文#7】「怒りを抑える」だけではなく「ぱっと怒る」スキルも得たい

これむっちゃいいと思ったんですよ。

飲み会でぱっと吹っ掛けられた悪意に対して、ぱっと怒ったという話です。


著者はこんな風に言っています。

今回、パッと吹っかけられた悪意に対して、「私が不快に感じている」ということをしっかり伝えることをポイントにして怒ってみた。
「これこれこういう理由で、あなたは間違っているんだ!」などというような、相手を負かしてやろうという気持ちを極力抑えること。
それから、「女だからって」というように主語を大きくせず「私が」腹を立てる行為を貴方はしたのだ、ということを伝えることを極力心がけた。
それは私なりの、怒りへの責任の持ち方だった。


これむっちゃ良いと思うんですよね。(2回目)

ここにも書いてあるのですが、「感情をあらわにしない」「冷静に伝える」とかは、重要なスキルとしてよく言われることだし、それに関しての書籍なども結構あるように思う。

でも、同時に、「ぱっと怒りの感情を表明する」も大事なスキルかもしれないな、と感じた。


何より、感情を出すと「自分の不快感」が伝わりやすい。
しっかり怒りが伝われば、一定印象にも残り、自分の心もちょっとは痛み、気まずい空気も嫌で繰り返されにくくなる。

逆に「やんわり伝える」は印象に残らないから、深刻度も伝わらないことも多い。「そういうこと言うの辞めてくださいよ~!笑」とかだとその場でその行為を一瞬辞めさせることには成功するかもしれない。でも「悪いことしたな」と反省してもらうことは難しいかもしれないし、だからその場では効果的であっても、後々また繰り返されるかもしれない。


それに、もちろんケースバイケースだけど、不快なことをした人に対してなぜこっちが大人な対応をしないといけないのか、ということを思わざるを得ないシチュエーションは確かにある。

ちゃんと「悪いことしたな」と思ってほしいし、何ならしょんぼりしてほしい。むしろ自分がぱっと怒ったことで場全体が気まずい空気になって、「あ、やば・・俺/私のせい・・?」とか思ってほしい。くらいのこともある。


さいごに、著者の振り返りにこうあった。

・みんな大人だから、一人が怒っても最後まで悪い空気になることはあんまりない
(そういう信頼できる人たちがいない場ではまだしばらく、怒るのは避ける)

そうだよね。周りの人たちも信頼できる大人ならだいじょーぶ。ぱっと怒るときは、自分をわかってもらえる信頼できる人たちの前で。


今のところ機会はないのだけど、今後必要があったら「ぱっと怒る」をやってみようと思う。

でも程よい感情の出し方って難しそうだな~笑 ノウハウを貯めたいぜ!


おしまい!


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