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【2024】フェブラリーS 反省会


ポイント

1.超ハイペース
2.馬場
3.人気

前提

この日の東京ダートは含水率2%でペースが緩むと前が粘り勝つ。
後ろは馬が強くても簡単には覆せないパワー馬場。

1200m、1400mで逃げてきた(しかも重馬場)ドンフランキーが逃げるのは容易に想像できる。最内枠から包まれるのを嫌うイグナイターが競るか2番手につくのも確率高い。
問題のドンフランキーのペースは普段使っている距離から、緩ませるのはメリットが薄く2番手が付いて来ても来なくても3F34秒だったと思う。
外からウィルソンテソーロがぴったりマーク←重要


上位馬

ペプチドナイル

ベテルギウスSが斤量59kgで控えて差し切る高いパフォーマンス。前走のやる気のない騎乗で人気を落としていたが能力は負けてなかった。キレよりも持続タイプで展開面でのマイナスも少なかった。ルメールなら3番人気だったかも。

ガイアフォース

超ハイレベルの22年セントライト記念勝ち馬。なにより高いパフォーマンスなのが昨年の天皇賞5着。勝ち馬は例外の化け物として2,3,4着はすべて後ろからの展開で先行で唯一2番手から5着に粘り残る。ドウデュース、ヒシイグアス、ノースブリッジがそれより後ろで沈んだのに、だ。はっきり言って過小評価だった。馬体も筋肉質で上腕筋、上腕三頭筋、要は肩周りの筋肉が発達してダートもいけると予想するのはありだったし個人的には対抗だった。

セキフウ

はっきり言ってノーマークでしたw
ドンフランキーが逃げてもウィルソンテソーロが好位で抑えると考えていたので後ろはノーマーク

人気馬

オメガギネス

人気の原因は2走前グリーンチャンネルカップ。その日のダートは朝段階で含水率6%だったもののずっと雨で不良馬場。含水率も15%とかになってただろう。含水率2%と15%のパフォーマンスを同じと考えるのが間違い。中3週で追切も強くしすぎた面があるかもしれない。馬の考察については金色のマスクマンさんがレースごと無料で考察してるからそっちをどうぞ。
それでも別に弱くはないので万全なら上位に来た可能性はある。ただし1番人気はやりすぎ。

ウィルソンテソーロ

このレース最大の問題点
セキフウ欄で前述の通り、ウィルソンテソーロは前に行ってドンフランキーを見ながら5,6馬身後ろを追走すると思っていた。3F33.9を追走するのはどう考えても大井2000mから来た先行馬がやることじゃないから。
それがまさか追って気合つけてまでぴったり追走するとは。
原因として考えられるのは
1.発汗やテンションの高さがあって抑えが効かなかった
2.騎手がペースを読めない(そもそも気にしていない)
3.その他
世間的には発汗で終わったなどと言われているが、そのレベルで終わってるなら8着に残らない。1はない。2と3だ。
枠の並びで内側にいるのは差し馬ばかりでポジション争いをするのはペプチドナイルかキングズソード。さらに外にはドンフランキーがいるので少しでも控えると後ろに下がらされてしまうと松山は考えた。
また、競馬ファン的には評価の低かったペプチドナイルを絶対前に行かせないように突っ張っているのである。おそらく松山のマークはペプチドナイルでこれより前で運べば勝てるという算段だったんだろうがドンフランキーと同じペースで走ってちゃ本末転倒。
人気の先行馬に乗る騎手は2番手グループで折り合ってスローに落とせると思い込んでいたがそれができるのはルメールと川田だけだったらしい。
個人的には松山のへぐりだと思っているが、騎手のほうが何百倍も馬のことを知っているので理由があるならむしろ教えてほしいくらい。

ドゥラエレーデ

速い脚がなくスタミナ面でのパフォーマンスが高い馬。中距離で上がり勝負にならない舞台がベターに思える。もっともウィルソンテソーロがハイペースをアシストしなければなんとか戦えるかもという予想ではあった。

キングズソード

4番人気というあたりもやはり単純に力が1枚足りてないように思える。合う舞台に関してはそのうち結果が証明するのでは。個人的には興味がわかない。

おわり

たらればを言うのもなんだが
ウィルソンテソーロがここまで突っ張らなければそこから後続は5F59秒ほどの平坦なペースでいけた。
その場合はセキフウ、タガノビューティ、レッドルゼルはまず来てないだろう。60秒まで落ちたらペプチドナイルも怪しい。
世の中にはペプチドナイルをガッツリ買い込んだ勢力もあるが
1.ペプチドナイルの出来が良かった(馬の能力も)
2.松山がそういう騎手
この2点をきっちり抑えていた人たちだと思う。
去年の天皇賞が超ハイペースだったのも松山がペプチドナイルを抑えにいったのも騎手連中がとにかく藤岡を舐めてる節があると思うw
天皇賞はどうせ溜め逃げだろ?と西村とルメールは考えたし今回は圧を掛けたらどうせ下がるだろ?と松山は考えた。(妄想です)
思えばルメールほどの騎手でも一度ハイペースでポジションを取ると簡単には下げられないのかもしれない。
松山がペプチドナイルにご執心だったことを予想する必要があったらしい。

なにはともあれ
今後はルメール、川田、戸崎、武史あたりがダート路線でも人気馬に乗っているだろうし今回のようなことはそうないだろう。
ペプチドナイルとガイアフォースは信用してもいいが後ろから来た馬たちを評価するのは危ないとだけ。

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