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チャットGPTは電力をむさぼり食う。この画像もAIにて。

令和6年2月4日(日)の読売新聞の記事(6面「あすへの考」)によりますと。

1月中旬、スイスで開かれた世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」。主役の一人は対話型AI「チャットGPT」で名をあげた米オープンAI社のサム・アルトマン氏だった。注目されたのは、AIの発展には「エネルギー分野の技術革新」が必須だという発言だ。核融合に期待をかけ、数億ドルの投資をしているのはそのためだという。さらに太陽光や原子力の重要性も訴えた。

令和6年2月4日(日)の読売新聞(6面「あすへの考」)

・・・だそうです。


チャットGPTは電力をむさぼり食う

そして記事はこう続く。
〈この発言の背景には、急増するデータ処理には莫大な電力が必要という現実がある〉。

つまり、AIだなんだと言っても、電気がなければなんにもはじまらないワケで、まぁそんなことは誰しもが言っていることだからどうっていう話ではないのだが、どうも生成AIは電気を”むさぼり食う”らしいのでどうしたもんか、という趣旨らしい。

同記事に、こんな試算があった。

典型的なグーグル検索は1件あたり0.3ワット時の電力を使う。一方、チャットGPTは1件の問答で平均2.9ワット時と10倍近い電力を消費する。AIは電気をむさぼり食うのだ。60ワットの白熱電球にあてはめると、、グーグル検索は約20秒、チャットGPTは約3分照らすだけ電力を使うことになる。

令和6年2月4日(日)の読売新聞の記事(6面「あすへの考」)

このあたりの説明、白熱電球を持ってくるなんて、さすがっす。
わかりやすいっす。
そっか3分も電気つけっぱなしかー、という"実感”があるもんね。

1件あたりの電気の消費量はどうってことなさそうなんだけど、そうなんですよ、1日平均90億件とされるグーグル検索がチャットGPTに置き換わると、とんでもない電力を”むさぼり食う”ことになる。

使用済み核燃料再処理工場 27回目の完成延期か

令和6年2月9日(金)の朝日新聞(6面・経済総合)によりますと

今年、岸田政権は東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)などを再稼働させる方針だ。だが、使い終えた核燃料を再利用する「核燃料リサイクル」は原子力政策の柱として位置づけられながら行き詰まっている。中核施設は6月ごろまでの完成を掲げていたが、1月末に断念。行き場のない使用済み核燃料は1万9千トンを超える。

令和6年2月9日(金)の朝日新聞(6面・経済総合)

これから無尽蔵に電力を"むさぼり食う”世の中になることだから、どうする電力。
がんがん発電しないとね。

同記事によると〈(岸田政権は)「脱炭素」を旗印に原発回帰を進める。30年までに、現在の倍以上となる25〜28機を稼働させる方針だ〉とのことなので、増えてっちゃうよねー使用済み核燃料。

ただいま絶賛建設中の使用済み核燃料の再処理工場の敷地なんだけど、東京ドーム159個分だそうで、まったくピンとこないけど、ものすげー広大なんだろうな、ということはわかる。
白い建物が並んでいるそうで、でもまだ完成していない。
着工から31年。
くどいようだが、いまだに建設中。
引き合いに出すのも申し訳ないが、サグラダ・ファミリア教会状態だね〜\(^o^)/

いちおう「今年の6月に完成です」と言ってたみたいだけど、延期。
延期の回数が27回って、すごいっすよね。

なので〈大手電力関係者の間でも「本当に完成するのか」という声も少なくない〉と同記事。

完成の見通しは立たないものの、もしも完成したら年間どれくらい処理できるのだろうか。

800トン。

ほぉー。
工場がフル稼働すれば「年間800トン」を処理することができるそうだ。
で、いま時点で、全国に使用済み核燃料はどれくらいあるかというと。

1万9250トン。

あははー。
すげー。
笑える〜\(^o^)/

なので、こうしたらどうでしょ。
宇宙に捨てに行く。

ロケットに積んでドーンと行ってみよう。
がんばれ宇宙開発。
がんばれニッポン!!

冗談半分だったんだけど、なんか現実味を帯びてきますよね(笑)
冗談版分の記事はこちらです。

今回は、新聞記事でちょっと遊んでみました。
最後までおつきあいくださいましてありがとうございます。

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