組曲「イタリアの印象」(シャルパンティエ)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、シャルパンティエ作曲の『組曲「イタリアの印象」』です。(数字は5-394。名曲解説全集第5巻P394)


ギュスターヴ・シャルパンティエ先生。1860年-1956年(95歳)のフランスの作曲家ですね。今まで出てきた方々の中で、最も長生きした方になります。

1860年組。

アルベニス先生、ヴォルフ先生、マーラー先生と同い歳ですね。

マーラー先生と同じ年に生まれて、第2次大戦後まで生きてらっしゃった。


リールの音楽学校で学んだのち、21歳頃にパリ音楽院へ。マスネ先生のもとで学び、27歳頃には、カンタータ「ディドー」で伝統のローマ大賞受賞。

イタリア滞在中に、交響詩「ナポリ」を作曲し、これがサン=サーンス先生に認められる。そしてこの曲を終曲とする全5曲からなる組曲「イタリアの印象」、本日の曲が30歳頃に完成され、代表作となりました。


本日の曲、組曲「イタリアの印象」は、なるほど、ローマ大賞を受賞してイタリア滞在中に作られた曲という事ですね。

第1曲:セレナード

第2曲:泉のほとりで

第3曲:驢馬に乗って

第4曲:山の頂きにて

第5曲:ナポリ


本日はこの中で、第5曲の『ナポリ』を聴きながら書き進めてきました。

折角なので、サン=サーンス先生が認めたその音楽を聴きましょうという事ですね。


曲は、「ナポリの市民の港の生活の光景と熱と垢と雑踏との中にに現れた大衆の歓喜をこの曲は描いている」そうです。タランテラのリズムとナポリの民謡、舞曲、行進曲、噴火、そしてタランテラと行進曲が入り混じり、花火も打ち上げられ、なんとも賑やかなナポリの風景が描かれています。

とても楽しい、ワクワクしてくる作品です。


本日の音源は、YouTubeのnaxos japan さんのチャンネルを視聴させていただきました。

本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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