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ガヴォットと変奏曲(ラモー)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、ラモー作曲の『ガヴォットと変奏曲』です。(数字は14-72・名曲解説全集第14巻P72)


ジャン=フィリップ・ラモー先生。1683年-1764年(80歳)の、フランスの作曲家ですね。

2年前にテレマン先生が生まれ、2年後に1685年トリオ(大バッハ先生、ヘンデル先生、スカルラッティ先生)が生まれる、そんな時代です。


父親が大聖堂でオルガニストを務めていた、音楽一家の出身。ラモー先生自身も、19歳ころには父とは別ではありますが、大聖堂のオルガニストに就任しています。


39歳ころには、「和声論」を出版し、理論家としても名声を得ました。

さらには、私設オーケストラを持っていたププリニエールさんと出会い、その後は彼のために作曲をしていきました。翌年にはオペラを上演し、オペラ作曲家としてデビューすると、この作品に興味を持ったルイ15世の関心を引き、その後王室からの依頼も受け、作曲も行っています。

これまで半世紀近くに渡って影響力を発揮していたリュリ先生の、落ち着いた雰囲気の作風に代わり、ダイナミックな力強い作風へと人気が変わっていきました。


クラブサン(チェンバロ)とオルガン奏者として、そして音楽理論家として、現在でも演奏されている曲を残した作曲家です。


本日の曲は、『ガヴォットと変奏曲』。

クラブサンのための曲集の中の1曲だそうです。

ガヴォット=フランスの舞曲の種類です。このガヴォットを主題として、6つの変奏という構成になっています。

8分ほどの短い曲で、テーマも各変奏も短く、とても覚えやすいし、わかりやすく、聞きやすい曲です。

ラモー先生の特徴である、装飾と和声がしっかり聞ける曲です。


本日の音源は下記通りですが、チェンバロで聞くとやはり良いですね。(チェンバロ版


本日の音源は、Queen Elisabeth Competitionさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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