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ディベルティメントニ長調 K.334(モーツァルト)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、モーツァルト作曲の『ディベルティメントニ長調 K.334』です。(数字は4-118。名曲解説全集第4巻P118)

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト先生。1756年-1791年(35歳)の、オーストリアの作曲家でしたね。

弦楽四重奏曲第3番ト長調の回交響曲第33番変ロ長調の回弦楽四重奏曲第19番ハ長調の回レクイエムニ短調の回弦楽四重奏曲第1番ト長調 K.80の回に続いて、6回目の登場です。


本日の曲は、『ディベルティメント長調 K.3ニ34』。

ディベルティメント=喜遊曲=基本的には明るく楽しい器楽の組曲。


モーツァルト先生は、ディベルティメントを番号付きで言うと17番まで作っています。

そして本日の曲は、第17番。つまり、最後のディベルティメントという事になります。

先生、24歳ころの作品。


このころ先生は、マンハイム・パリ旅行から戻ったところ。

交響曲第31番(パリ)を作曲し、この道中で母が亡くなった、そんな時期です。

この曲の作曲の翌年には、コロレド大司教と衝突し、その翌年にはコンスタンツェと父の反対を押し切って結婚している、そんな時期です。


似たジャンルに、セレナードがありますが、先生のセレナードで表現すると、9番と10番の間になります。

ちなみに、セレナードは13番まで書かれ、31歳ころの作品。それまで書き続けられたのに対し、ディベルティメントは基本的には24歳まで。

時代の要請もあるんですかね。


ディベルティメント17番は、ザルツブルクの名門貴族であるロービニヒ家の家庭的な祝事のために作曲された、と言われているという事みたいです。作曲年代も、その頃だろうと。


編成は、弦楽五部とホルン。

全6楽章。5楽章-6楽章の構成は、ディベルティメントの一般的な構成なようです。


初期のころのディベルティメントは、気持ちよく駆け抜けていく、明るく楽しいまさに喜遊曲ですが、17番までくると、かなりいろいろな表情を持った曲に仕上がっています。

モーツァルト先生の管弦楽曲は、良い曲揃いです。



本日の音源は、コチラからお聞きいただけます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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