雨の日は恋をする⑦
2人で
浴衣を着て
カウンターで
ビールを飲んでいたら
パッと電気が暗くなった
スタッフの方が
暗くしてくれたんだなって
…
一面ガラス張りのその場所から
夜の海は見えないけれど
そこで
これからの夜一緒にいられる
って言う
高揚感は
…
そして
この人を独り占めしている
独占欲とか
あったのかもしれないって
日常に戻り
会社にいると思う
社長は
いつも忙しく
…
でも最近
忙しくなくても
店に来てくれるなって
思ったりするけれど
…
楽しく感じることも
あるけれど
日々
社長と従業員として
顔を合わせることの
切なさ
仕事は
かなり精いっぱいしてる
それは
彼に
幻滅されたくないから
…
でも
ダメなんだよ
彼は
経営者として
凄すぎて
私なんて
何もできないって
思わせる
…
だからやるだけやる
そして
私の毒親は
貴方は
仕事ばかり優先して
子どもを見返らない
と
…
そうかもしれない
私は
社長に
潤いを求めているから
でも
その関係も
私の生き方なの
今
彼がいなければ
私は
こんなに安定していなかった
娘たちに
泣く姿を見せなくて良くなった
綺麗になったし
強くなった
多分
それは全部
彼のおかげなの
…
彼は
それ程とは思っていない
…
好きと思う
…
これから
どうなるんだろう
と
私は
そんなに器用なのか?!
無理じゃないか?!
…
でも、
無理と言うわけにいかないの。
仕事も
恋も
というか
恋が失敗したら
仕事も終わる
…
そこに全力出すの
当たり前なんだよ?
つて
母には言えないけどね
言わないし
…
でもね
きっと
私の人生の中では
今は
幸せなうち
なんだなって思う
…
私は
ミスが多い
なんでだろう
きっと
落ち着いてやってないから
焦らないで
貴方(私)は
大丈夫
愛して
愛してるから
きっと
私は
また
貴方と抱き合って
その瞬間の
悦びのために
生きていける
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