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2-9 憧れの○○科(その2)

東京学芸大学に在学中に感じたことなどを綴っています。

前回は

 東京学芸大学の社会科以外の科について、今回は理系の科について述べさせていただきます。

 因みに、理系と実技系の科については、多くの科で初等教育教員養成課程と中等教育教員養成課程に加えて、特別教科教員養成課程という、高校教員?の養成に特化した課程も抱える3重の複雑な構造になっていた事を覚えています。まあ、初等教育教員養成課程の小学校教員を目指す学生以外は、課程の区分をそれ程意識していなかったのが現状だったと思いますが。

6.数学科

 数学科は文系の国語科と同じで、巨大なスーパー数学科、数学部といってもよい陣容でした。ただ、国語科と違うのは、いろいろな意味で変わった学生が多かった事。また、何故か総じて忙しそうにしている感じがしていたのを覚えています。

 演劇鑑賞関連で数学科の友人が何人かいましたが、とにかくエネルギッシュだった印象が強く残っています。

7.理科

 理科は物理学、化学、生物学、地学、理科教育学を主体に構成されていました。数学科と対称的に普通な学生が多かった様です。ただ、本当に忙しそうな学生が多く、白衣を着た学生もちらほら見かけ、なんか理系学生らしいなーと少し憧れました。

 因みに、東京学芸大学の任期職員をしていた時の同僚が理科出身で、真面目だった印象が残っています。彼について、代々の教員一家だったので教員養成の仕組みや採用のツボに詳しく、中学校の教員になりやすいのが実は初等教育教員養成課程だという事を知っていて、わざわざ初等教育教員養成課程を選んで入学していた確信犯?でした。1年任期職員をして、すぐに当時採用の少なかった中学校教員に採用されたのは流石です。

 数学科と理科の入っていた建物は、文科系で小学校の免許を取っていなかった私にとってはアンタッチャブルな空間で、在学中には殆ど入ることのなかった秘密の空間でした。

 以上、友人や同僚との経験から感じた理系の科の印象?について述べさせていただきました。

次回は



 

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