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漫画「ブルーピリオド」を一気読み

昨日から今日にかけて、ブルーピリオドを一気読みした。
2020年?のマンガ大賞をとっているやつで、美大を目指す高校生→美大生となったあとも芸術に向き合い闘い続ける青年のお話。(だと思った。違ったらすみません)

漫画を読むというのも、「妊婦」ではない自分の時間を作る一環なのだが、結局目につくのは主人公の母親だったり、主人公の友人の母親だったり。主人公のことも「こんな感じの息子だったら夢を応援したくなるよな」とか、そういう視点でみてしまう。
少し前まではそうではなかったと思う。年齢的に近いのは主人公の方で、その親にフォーカスを当てて漫画を見るなんてことはなかった。
着々と自分の中に「親」が芽生え始めている・・・!!
大袈裟だけど、そんなことを思った。

次に漫画を読むとしたら、マジで何も考えずに笑えるようなギャグ漫画にしよう。
ボボボーボボーボボ(懐かしい)みたいな。頭を使わない漫画にしよう。

真面目に漫画の感想を語るとしたら、「芸術の世界ってこんな感じなんだな〜」という感じ。自分は医学部に入り医師になったので、大学時代の友人はほとんど同業者だし、小学校〜高校までの友人を思い出してみても、芸術系に進んだ友人はいない。
いつも思うけど、自分と違う職種、業界の人の話は面白い。夫は公務員なので、それこそ夫の仕事の話を聞くのは楽しい。ただ、これは夫とも話したことがあるのだが、クリエイティブな仕事ってかっこいいよな〜〜と以前から思っていて、割と憧れがある。
例えばコピーライターとか、漫画家もそうだし、今回みたいな芸術家?もそう。何かを自分の手で作り出すって、すごいと思う。自分がいなければこの世界にそれは存在しなかったっていう仕事、超かっこいい。
私は何となく理系に進んで、勉強を頑張った結果医学部に入れそうだったから入ってみた感じなのだが、大学生の時に「全部誰かの仕事でできている」ということに気づいたことがあった。例えば散歩に出てみるにしても、そこに道路を通そうと決めた人がいて、実際に道路を通した人がいて、歩道に花を植えた人がいて、通る車をデザインした人がいて、その前に車を発明した人がいて、車を作った人がいて、安全のために車を点検する人がいて、運転すること自体を仕事にしている人もいる。そのことに気づいたあと、私はなんとなく医師になっちゃったけど本当にそれでよかったのか?もっとたくさんの選択肢から適切なものを選んだほうがよかったのではないか??と思うことがあった。でも、私はこれでいいのだと思う。医師もそこそこ楽しいから。

でも、ブルーピリオドの主人公のように、自分にも何か衝撃的な出来事が起こっていれば。自分はこれで生きていく!!っていう強い気持ちが生まれていれば。自分もクリエイティブな仕事に就いていたかもしれないなぁ・・・まあ、クリエイティブな仕事で活躍する才能は一切持ち合わせていないけど。

仕事って、人生に必須ではないけど、そこそこ大きな要素だと思う。だから、自分の子供には、世の中は全て誰かの仕事で成り立っていて、無数の仕事があって、選択肢も無限にあるということを伝えて育てたいな。
やばい、また自分の中の「親」の芽生えが・・・!結局、初めての出産を控えている今は、何をやろうとしても、何を考えても、子供のことを考えてしまうのかも。そういうものなのかも。

さて、私の赤ちゃん、今日は何をしましょうかね。
赤子「わたちは今日も膀胱キックの練習するー!!」ドコドコドコドコ

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