モノトーンミュージアム向け演目『瓶詰の国』note公開版

再公開に向けて。

ご一読ください。


◆今回予告!◆
かつて“左の地”が“左の地”でなかった遠い昔、“本物の海”へと、少女の淡い想いを込めて流されたボトルレター。その中にはいつからか、小さな妖精が棲むようになった。
妖精は、生まれた時に下った御標を心に抱きながら、水槽の海を漂い続ける。

“そして瓶詰の妖精は、託された手紙を無事に少年に送り届けたのでした。めでたし、めでたし。”

届くはずもない閉じた海で、妖精は愉快な旅人と出会う。出会った瞬間、旅人達にも同じ御標が下った。かくして始まる、小さな妖精の大冒険。果たして彼らは、手紙を送り届けることができるのか?

モノトーンミュージアム
『瓶詰の国』
―かくして、物語は紡がれる。

ハンドアウト
ハンドアウト:全員
キミ達は、気ままに旅をつづける旅人だ。ある時、名も無き小さな海を護る海守り達の領域で、うっかり禁忌を破ってしまったキミ達は、処刑のために海へと放り込まれた。
そのまま気を失い溺れ死ぬかと思ったキミ達だが、目覚めてみると何やら手紙を背負った少女とともに、小さな瓶の中に閉じ込められていた。にこにこと笑顔を向ける彼女によると、ここは海を漂うボトルメールの瓶の中だという。挨拶もそこそこに、下った御標は君たちを、冒険へと駆り立てる物だった。
果たしてキミ達は、御標を果たすことができるのか?
シナリオパートナー/感情:手紙の妖精/庇護

ハンドアウト:海守りのPCのみ
キミは名も無き小さな海を守る、海守りの一人だ。つい先ほど、何も知らない旅人が、うっかり海守り達の逆鱗に触れて処刑のために海に放り込まれてしまった。
何もそこまでしなくてもと、こっそり助けに向かったキミの目に映ったのは、この海で広く尊敬を集めている、手紙の妖精が棲む小さな瓶の中に納まった、小さくなった旅人達だった。
彼らと話すうちに下った御標は、キミを外の世界へといざなうものだった。
果たしてキミは、御標を果たすことができるのか?
シナリオパートナー/感情:手紙の妖精/尊敬

PC間コネクション
時計回りに結ぶ事。

シナリオスペック
推奨PCレベル:経験値使用は無制限、経験値の無いプレイヤーはクィックスタートを推奨
※但し、本シナリオではイレギュラーが無い限り戦闘は発生しない。
戦闘以外にできることを増やす事を推奨する。
本シナリオでは伽藍は登場せず、歪んだ御標も基本的には下されない。
故にPCは紡ぎ手でなくても構わない。
なお、紡ぎ手でないPCは逸脱能力を使用できず、基本剥離値は0、異形のクラスは選択できない。

推奨サプリメント  :基本ルール+インカルツァンド+シェヘラザード、
及びFS判定ルールの参照として神曲奏界ポリフォニカRPG
推奨PC人数 :2~6人(4人を推奨、プレイ時間に余裕があるなら人数上限は事実上ない)
推奨プレイヤー:全くの初心者、物語好きな人
想定プレイ時間:4~8時間

本シナリオの目的について

本シナリオは、非常に実験的な側面を持つシナリオである。ボスキャラクターとしての伽藍は登場せず、戦闘は発生しない。(プレイヤーの希望や行動の結果、全く発生しないとは言わないが。)
本シナリオでは、手紙を届けるという目的と、手紙を届けた結末のみを提示し、その途中に発生するトラブルや、旅の風景を楽しみながら、物語を紡ぐことを目的とする。モノトーンミュージアムの世界の「メルヘンなおとぎ話」としての側面を楽しむことを目的とする。
プリプレイにおいては、GMは以上の趣旨をよく理解し、PLにも理解して納得してもらった上で、プレイすることを推奨する。

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