見出し画像

「しょぼい起業で生きていく」著:えらいてんちょう

最近話題になった「しょぼい起業」の提唱者、えらてんさんの本です。
私は元々、この本の対談にも出演しているphaさんのファンでその繋がりから知りました。

会社で働くというのは一つの選択肢にすぎません。別の選択肢として登場するしょぼい起業、とても興味深かったです。

今回は2018年12月25日にイーストプレスより出版された『しょぼい起業で生きていく』の紹介です!

ーーーーー

①サラリーマン生活がしんどい=落伍者じゃない

働き方も環境も世の中には無数に存在しています。「百姓」なんていうように、始めようと思ったら結構いろんな選択肢があるものです。
ただ、情報があふれる現代では、自分よりも「すごい」人たちの活動がすぐに目に入ってきます。

お金持ち、フォロワーがたくさん、イケメン、かわいい、社長、学生起業家、投資家、FXで億万長者・・・

自分に足りないものばかりを見ていると苦しくなってしまいます。
あくまで世界の基準は「自分」です。
自分が楽しく生きていくためにはどんな選択肢がいいか、あらためてかんがえてみるきっかけになりました。

ーーーーー

②店に住んで固定費を減らす

これには納得しました。
別に店(事務所)を構えることがすべてではありません。店に住んだっていいのです。
私の家の近くには場所柄、違法風俗みたいなものがたくさんあります。だいたいはマンションとかアパートの一室で運営されています。マンションとかアパートなので、経営者はそのまま住むことができます。
いいか悪いかは別として「合理的」な考え方なんだろうなと思います。

なんとなくお店っぽくて、なんとなく誰かいるっぽければ、入ってみようかなと思う人は絶対に存在します。
とりあえず、営業を開始してみて、そこで起きたことを元にやり方を調整していくというのはとても大事なことだと思いました。やらないことにはなにもはじまらないですよね。

ーーーーー

③子供をパチンコ台にしちゃいけない
phaさんとの対談で、出てきていた内容です。
お金をつぎ込むというのは、リターンを期待するということと同義です。
それは子育ても同じでしょう。
自分の子供とはいえ本質的には他人です。その子供に自分の期待を全て乗せてお金をつぎ込んで、思い通りにならなかったら怒り出すって、それもうパチンコ廃人と同じですよね。
めっちゃおもしろい言葉選びだと思いました。

ーーーーーー

④重要なのは草むしり
素晴らしいアイデアとか斬新な発想があればお金が集まるというのは大きな勘違いです。この人にならお金を預けても大丈夫かということのほうがよっぽど大事です。
そのためには、普段から全力で「草むしり」をしていくしかありません。
日々、当たり前のことを当たり前にやって、信用を積み上げていくというのは全体のベースになっています。
毎日をていねいに、やっていこうと思いました。

ーーーーー

生き方を改めて考えることができるこの本、是非皆さんも読んでみてください。
会社を辞めて、いろいろさまよってWeb業界に来たわたしにとってめちゃくちゃ刺さる本でした。
ゆるーくやって、ゆるーく生きていけたらとても幸せですね。


この記事が参加している募集

推薦図書

誰かを楽にして、自分も楽になれる文章。いつか誰かが呼んでくれるその日のために、書き続けています。 サポートするのは簡単なことではありませんが、共感していただけましたら幸いです。