どうも、Taktです。早く初代スプロラ無印を返してください。

Splatoonシリーズ、これまでたくさんのステージが作られてきて、無印や2ではタチウオパーキング、モンガラキャンプ場のような個性の強いステージがボロクソに叩かれ、3では狭くて似たり寄ったりなステージ全般がボロクソに叩かれていますね。ユーザーがゴミなだけでは？

今回はこれまでのステージを見ながら、全体的な傾向とか、雰囲気とかそういうのを感じ取れるといいなぁと思いながら書いてます。行き当たりばったり。

Splatoon無印のステージ

日常が対戦の場に

ヒラメヶ丘団地の貯水タンクや室外機、デカライン高架下のガードレールや電柱、シオノメ油田のパイプ等、初代発のステージは「日常的に目にするものがステージの一部になっている」傾向が感じられます。もちろん対戦用の調整はある程度されていますが、初代のイカ達がやんちゃなのも相まって「勝手にバトルに使ってる」ような感じがします。勝手にバトルに使う→こういう風にしたらもっとバトル面白くなるんじゃね？って感じで小規模な修正を施した感じでしょうか。デカラインは大規模な工事がありましたけど。

「塗るのが楽しい」「ズルいことは楽しい」

初代のステージでは、あんまりバトルと関係なさそうな位置が塗れることが多く、対戦ゲームというよりアクションゲームとしての面白みが強いです。ネギトロ炭鉱とか楽しかったですね。
そしてこれは対戦面としても全く無駄ではなく、単純に潜伏場所が多くなるので不意打ちしやすくなります。
まぁそれがホコで悪用されたりするんですけど、僕は「知らない奴が悪いし、そもそも対策可能だから問題ない」というスタンスでした。でも任天堂はそうは思わなかったみたいですね。ユーザーの工夫は「好ましくない体験」として消されていくんだ。

Splatoon2のステージ

バトル用の調整が施された地形

Splatoon2の音楽は無印のカウンターとして「洗練された」ような感じがしました。これは恐らくステージ設計においても同様の流れがあり、「バトル用の設計」になってきています。続投ステージの壁が塗れなくなって初見殺ししにくくなったりとか。よくe-sportsを意識してウンタラカンタラとか言われてましたけど、イカがバトルの経験を積んだこと、タコが徐々に進出してきたことで作中でもバトルを意識したステージ作りをするようになったってことでしょうか。ブキのバランス調整も、個別にSP必要量が設定されるようになるなど、無印よりも気にしてた印象ありますね。

ステージギミックの多様化

インクレールやスポンジ等、ヒーローモードにあったギミックがバトル用ステージにも輸入されました。タコの進出によるものでしょうか。これらも基本は上の項と同じバトル用の調整ですが、ミステリーゾーンでは強烈な個性となっています。両面塗れる透明壁大好き。とはいえミステリーゾーンでしか個性的と呼べるほどの使い方がされていないのは少々残念なところです。

Splatoon3のステージ

混沌とはかけ離れてませんか

バンカラ街はものすごく滅茶苦茶な地形をしていて、なんというかこう、整合性がないんですけど、これがバンカラ地方のステージには反映されているようには感じられませんでした。試合展開が単調になりがちな「狭い一本道」のステージが多いです。上空観戦で見た時に「押し引きしてるのが分かりやすい」のは利点ですが、そもそも「試合展開が動きにくい」ため面白みに欠ける印象。そもそも優勢劣勢は全体の色でなんとなく判別できるのに、わざわざわかりやすくする理由がないのでは？

工夫の余地を増やしたいのか減らしたいのか分からん

お前だよショクワンダー。
マンタマリア号やユノハナ大渓谷など、ショクワンダーを使ってください！って地形が作られておりますが、そのショクワンダーではステージ外周に張り付けないことが多いです。
あと前作でスプリンクラーつけられた場所が使えなかったり、やっぱり元々塗れた壁が塗れなくなってたりと、基本的にはユーザーの工夫を潰す方向に見えるんですけど、じゃあショクワンダーって……なんだ？

まとめ

1. 最初は元々ある地形を勝手にバトルに使っていて、その結果として様々な工夫が許容されていた

2. タコの進出等と共にステージがバトル用に作り替えられていった

3. バンカラ地方で何が何だかよく分からなくなった

所感

やっぱスプラ3はコロナとかもあって開発難航したからこうなったんじゃないかなーと思いました。なんか色々チグハグ。混沌ってそういうことなのか？少なくともインタビューの「設計思想は変えてない」については納得できないです。個人的には無印時代のステージが好きなので、ほどほどにバランス調整しつつも工夫の余地があるステージが来て欲しいなと思いました。