見出し画像

【TB】2023年シーズン回顧 〜エイ光への輝跡〜

こんにちは。大変ご無沙汰しております。実生活が相変わらず多忙でなかなか時間が取れずいましたが、これをやらずに年は越せないというところから遅れてはいるものの球団創設25周年となった2023年シーズンをプレイバックしていきます。

過去年と同じように今季のレイズ(シーズン通算:99勝63敗)の戦績を攻撃面・投手陣・守備面の3つに分けて回顧する内容とします。


◆攻投守総括

○Offense


リーグ11位の666得点と貧打続きに泣いたチーム得点は好調だった一昨年並みで同2位となる860までに回復した。特に開幕13連勝中のうち最初の9試合は連続して5点以上を挙げるなど打線がチームを引っ張っていた。二桁本塁打達成者も10人おり、ツボにハマるとどこからでも一発が飛び出す点も特徴となっていた。また、走塁面でもリーグ2位の160盗塁で20本塁打20盗塁は2人(アロサレナとJ.ロウ)出現した。

今季ブレイクした野手を挙げるなら打率.330で首位打者となったディアスとチーム最多の30本塁打のパレデスの2人。とりわけディアスは年間通じて好打率をキープするなど安定感が際立つシーズンだった。

○Pitching


チーム防御率3.86はリーグ3位と、過去2年よりも数値は劣るものの「レイズ=投手力」という強みは今季も揺るがなかった。だが、先発陣では開幕から好スタートを切ったスプリングスと途中までタイトル争いの上位に位置していたマクラナハンの主戦左腕がともにTJ手術でシーズン終了となったのは大きな痛手だった。以降は新人のブラッドリーや本来はリリーフのリッテルらを登用してどうにかやり繰りした。メジャー復帰が5月下旬と出遅れのグラスノーは7月には支配的投球で月間最優秀投手になるという活躍があるも、地区内のライバルであるBALとの勝負どころで打ち込まれるなどの脆さを露呈するシーンも目立った。そんな不安定な先発陣の中で年間通じて働いて結果(=規定投球回クリア&16勝)も残したのがエフリンであり、「これまで故障がちなため3年2400万ドルの投資に見合わないのでは?」という懐疑的な見方を封じ込めた。

ブルペンでは昨季大活躍のアダムはその再現とはならずも56試合に11ホールド、代役クローザーとして12セーブと面目を保った。その他の面々も勝ち運抜群の荒れ球左腕ポシェ、アームストロングやディークマンというベテラン等で強固なブルペンを形成し、ネームバリューには欠けるが各自きっちり仕事をこなした。クローザーは6月半ば以降は故障から立ち直ったフェアバンクスが務めて25セーブを挙げ、力でねじ伏せてから締め括る姿も板についていった。

○Fielding


チーム失策数はリーグ10位の75と大きな破綻も無く、全体的にはソツなくまとまっていた。内野陣では今季ほぼ一塁固定のディアスが守備率.996と期待以上の数値を残した。一方、二塁のラウはDRS-5という数値云々よりも緩慢さが悪目立ちする場面が少なくなかった。

派手な守備で春先から一躍有名になった左翼のアロサレナは137試合で無失策だったが、レンジファクターは低く、好守とは言い難かった。主に中堅を守ったシリは守備範囲・肩・守備力はチームの外野陣でいずれも最高レベルを誇っていた。中堅と右翼兼務で名手の声もあるマーゴは右肘手術の影響か送球面で不安を残した。

捕手ではベタンコートを主戦としながら前半はメヒア、途中からは代わってピントとの併用制をとった。だが、いずれも盗塁阻止率は低調で最高でもベタンコートの23%にとどまった。

◆私的チームMVP


ヤンディ・ディアス (1B)

2023年オールスターゲーム当日のHRリプレイ映像をバックに撮影

選考理由:一般的な慣習からではクリーンアップに座るであろうスペックながら開幕から主にリードオフマンを務め、いずれの月も打率3割をクリアして最後には.330でレイズ球団初の首位打者に輝きました。また、オールスターでも堂々の先発出場を果たしただけでなく、広いTモバイルパークで本塁打を放つなど一躍世界中のファンに存在を知らしめました。

残念だったのはポストシーズンで打率.125と封じられたこと。シーズンだけでなくポストシーズンでも打棒炸裂といきたい、選球眼にも優れた寡黙なキューバンに来季も期待です!

⭐︎参考サイト
Baseball Reference 2023のレイズ
https://www.baseball-reference.com/teams/TBR/2023.shtml

Baseball Savant レイズのページ
https://baseballsavant.mlb.com/team/139

◆終わりに


いろいろ理由はありますが3年連続で思うような更新ができず、レイズの好成績はあっても悔しい1年でした。そんな中でも来年も担当を続投させていただいたことには感謝しかないです。執筆のための時間を何とか確保して食らいついていく…そんなイメージをしつつ来季を見据えています。

今回も読んでいただき、ありがとうございました!

#TB #レイズ #mlb #MLBファン合同note企画 #レイズnote #2023シーズン回顧

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?