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かまいたち15周年ツアー

かまいたち15周年ツアー
~素直・ 謙虚・感謝~


で舞台監督をさせて頂きました。

ルミネを皮切りに、名古屋、博多、札幌、大阪と回らせて頂いたのですが、とにかくスゴい破壊力で、彼らがコントをした後はもう何も残らない!というくらい観るものを圧倒する内容だったと思います。

ルミネやNGKはお笑いインフラが整っているので良いのですが、地方などは劇場の条件もマチマチなので、舞台で使うものの大半は事前に発送して、現地で組み立てて行きました。

この木材は全体の半分以下です。

コントで壊れる小道具も多かったのですが
考え方としては

壊す小道具だからこそ丁寧に

ということです。
どうせ壊れるから、と作り手側が手抜きをすると壊してもインパクトがなく面白くないですよね。地方公演ではその多くの小道具を僕と進行の女の子の二人で作製しました。

今回はかまいたちから、ツアースタッフも一任して頂いたのですが、上記のような考え方をわざわざ伝えなくても、しっかりやってくれるから、そういうスタッフと一緒にツアーを回れて良かったと思いました。

それは小道具の作製だけではなく、音響や照明もそうです。映像に関しては現地の方にお願いすることが多く、その部分では彼等にもっと上手く伝えたりすることが出来ていたらなぁ、と思ったりもしました。

今回のツアーでひとつスキルアップしたのが、暗転中に釘を打つ!というのです。普通は危険だからやらないし、そんなことしなくても大丈夫なのですが、名古屋の東文化小劇場にある備品では固定出来ないので、暗闇でのパネル固定するには釘しかないなぁと。

舞台上で真っ暗での釘打ちはもはや心眼の域です。

最初に小さく、コツッと打った後は力強く何回か打つのですが、芯を外すと曲がるし、曲がったらもう終わりです(笑)

これまでに何千本と釘を打った経験値を頼りに、成し遂げました!!(誉めて下さい!)

そして改めて思ったのはかまいたちは実にバランスのいいコンビだなぁと。ネタは山内くんが書いているかもしれませんが、例えばコントでの客席からの見え方が何がベストか、については濱家くんの考えは実にお客さんに寄り添っていて、どの劇場、どのコントでも客席に降りて、端っこに座って、一番端のお客さんにもちゃんと伝わるかどうかを自分の目で確かめたりしていました。

かまいたちの二人は車でも言えば、速く走る為のエンジンやハンドルの操作性を考えるのが山内くんで、速く走るため、操作性を上げるために空気抵抗を減らしたり、無駄なパーツを省いて最大限軽くして、みたいなフォルムを考えるのが濱家くん

というような感じがします。
二人のエンジニアがいて、初めて猛烈なスピードとパワーが生まれます。

僕たちは彼らが今から走る道を舗装して、カーブを曲がりやすいようにしたり、危ないとこにミラーつける、ってな具合です。

ツアーの最後がNGKだったのですが、やっぱりNGKはスゴいなぁと思いました。コーナーの流れでメンバーが二階席に行くとなったら、予定にはないけどすぐに客席カメラを準備出来るし、ハンドマイクだってすぐに持っていけるスタッフもいるし、改めてハイスペックな劇場だなぁと再認識しました。

改めてかまいたち15周年ツアー
~素直・謙虚・感謝~

にお越しくださった全国のみなさま、ありがとうございました!

色々トラブルなど、至らない点もありましたが、喜んでいただけたなら幸いです。

今回の僕の最大のミスは福岡公演の時にツアーTシャツを持っていったつもりが、畳んで置いてたから全体を見ずに肩までデザインがあるからと青森ねぶた祭りTシャツを持っていったことです。

自分でも信じられない

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