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ドライブに行こう!【メシドラ】

 いつしか、自分にとって土曜のお昼には欠かせない番組となりました「メシドラ」。


 放送後に配信を視聴するのですが、毎週欠かさず、なんだったら1週間で3回は繰り返し見ているかもしれません。いつか、うちの地域でも放送されないかしら。そうしたら録画していつまでも楽しむことができます。直近の櫻井翔さんゲスト回、楽しかったですね!兼近満島コンビは通常運転なのですが、メシドラ初見の櫻井担の皆様が出演者のあまりの素に近い振る舞いに感激なさっておられました。・・・櫻井さんって普段修羅の国に住んでいるの?


 兼近さんと満島真之介さんお二人のグルメ旅番組「メシドラ」、特番の一発目は県道沿いの庶民的な喫茶店を訪れたりして、特にお店の紹介とかも無くて、何の情報も提供しないところがこれまた良かった気がします。当時は、番組が急にオンエアされて何だろうなぁって思ってましたからね。特に告知目的でもないし、出演者二人が突然日光に放り出されて、最後食べすぎた兼近さんがぐったりしてて、後部座席からいきなりもう中学生さんが出てきたりして「どういうことなの」的な訳の分からなさがありました。今ではさりげなく「初めてのお使い」の距離感で後ろをついてくるスタッフさんがいらっしゃいますが、当時はそれもなくて本当に放置されていたお二人の「3連休に地元に帰って、久しぶりに遊ぶ高校時代同級生若中年のダラダラ無計画感」が良かったです。気合い入れて遊ぶほどでもないっていうのが、土曜のお昼感があって気楽で大好きです。


 2022年の秋、突然引き合わされた満島さんと兼近さんは、最初は不思議な組み合わせだなぁと思っていましたが、今では放っておいたらいつまでも愉快な無駄話をしそうな仲の良さです。オープニングのふわっとした無駄話、ドライブしながらどうでもいいことをつらつらと駄弁る時間がとても好きです。あそこは5分尺とってほしい。TVerの配信版限定で流します!とかやってほしい。兼近さんの「オラつきヤンキーボケ」には満島さんのストレートな「おい調子に乗んなよ!」が必要なのです!そのくせジュースを飲む兼近さんに遠慮なく「かわいい~!」って言っちゃうところ、こちらが恐縮する勢いです。

 兼近さん満島さんゲストさんの言葉が、変に爆笑を狙ったことも言わず、過剰な丁々発止のやり取りではなく、まあのんびりと、おふざけしながら、リラックスして仲間を笑かそうという雰囲気なので、こちらもリラックスして視聴できるのでしょうね。兼近さんも満島さんもすごく前向きに相手の発言を肯定してくださって、見ているこちらもまったく心に負担が無い。

 初期は自分の個体としての特性をいまいち理解していないような兼近さんでしたが、満島さんという光のオーラ溢れるスポーツマンの隣でいつしか爽やかにドライブを楽しめるようになってきました。最近はちゃんとドライブの合間あいまにトイレに行っているようで一安心です。いや、カットされているだけかもしれません。編集の人、兼近さんのトイレタイムをカットしないでください、面白いから!(バスに乗る前にトイレに行きなさいって言われても行かない小学生みたいで)


 そして、ゲストの皆さんが「本当に何も決まってないんですね」「なんだか、休日の小旅行みたい」とおっしゃってくださるのがとっても嬉しい。美味しいお店の情報なんて、調べればいくらでも知ることができます。それよりも、出演者の皆さんが人間らしい交流をしているところを見ていたいし、穏やかな会話の様子を聞いていたい。爆笑しなくてもいい。にこにこしていたい。60分爆笑し続けることはできないけれど、60分にこにこしていることはできる。
 怒涛の一週間を乗り越えた土曜日の午後の癒しをありがとうメシドラ!

 




【EXITANNXフォーエバー】 

 ニッポン放送のアプリJMMでEXITANNXのアフタートークを聞いているのですが、流れで聞き始めたCreepy NutsのANN0、DJ松永のこの6年のアグレッシブな人生に驚いています。あの人、あんなに人生や環境が大回転して、その渦の中心にいるのにずっと一貫して「松永」だなんて、恐ろしいな・・・。

 残念ながら、EXITANNXが3月で終了の運びとなってしまいました。寂しい。寂しいですーーーーーーーーーーー!!でもしょうがない。永遠に続くことは無いのです。寂しさをしみじみと感じる春。

 初回の兼近さんの「ラジオ番組」が何なのか分かっていないような暴走っぷり、逆に「ラジオとはこうなのだ!」的な迷走っぷり、そして徐々に構築されていくリスナー「コスモ」との関係性、りんたろーさんの結婚報告や出産報告によってあふれ出すヤバさと爆笑、ここぞとばかりに紹介される兼近さんの困難行動エピソード、たくさんの大先輩方との腹を割って話す熱い芸談・・・書いているうちにますます寂しくなってきた、許されるならAちゃんのように大の字に寝っ転がって嫌じゃ嫌じゃとニッポン放送の玄関で駄々をこねたかった。(※Aちゃん・・・マンガ「裸一貫つづ井さん」にて、友達のつづ井さんが遠くへ引っ越すことを知り、離れたくないと床に寝転んで駄々をこねたつづ井さんの友人)

 EXITさんのANNXは徐々にラジオ番組が成長している様子が本当に楽しかったです。暴走とか迷走とか言いましたが、そんな初期のハラハラする兼近さんが、徐々にコツを掴んで上手にラジオができるようになっていく過程がすごく良かったです。リアクションメールも、コスモがツッコんだり、思いがけない情報が舞い込んできたり、無駄に阿部寛さんの知識が増えたりして、多様な人たちが聴いているんだなぁと思えました。何でもそうですが、いろいろな環境下で様々な年代の人たちが聴くという「同じ時間を共有している」という感覚はとても尊いと改めて思いました。

 初期の頃、番組に届いた「ハロウィンの渋谷を女友達6人で彷徨い、誰もナンパされず結局ラーメンを食べて帰った」というメールに兼近さんが感激して、思い出の楽曲を紹介したら、そのアーティストの方が反応したという流れ、こういうことが起こるのが生放送のラジオの醍醐味だと思います。


 Adoさんの代役でCreepy NutsさんがANNに登場してぶちあがったのですが、そんなふうに何かの機会にまたANNでお話してほしいです。あと、smash.時代のアーカイブも順番にANN JAMに移動させてください!!!お願いします!!!
 そしてEXITVさんは本当にEXITさんのフリートークが好きすぎるよね!!!




【マイクロコントラボ第3弾そして2時間SP】
 まさか深夜に2時間もあんなシュールなコント番組が放送されるとは、新学期や新年度や新生活を控えて緊張感の高まる4月第一週の金曜日にありがたいとしか言いようがありません。りんたろーさんは第一弾の時「何が面白いのこれ?」と戸惑っていらっしゃいましたが、むしろりんたろーさんを戸惑わせたい。だいたい、2時間SPの一番最初に「変態パーティー」をもってくるあたり、マイクロコントラボの中の人は本当にこの番組が好きなんだと思いました。私も大好きです。

 

 FOD版では出演者の皆様の振り返りトークがたっぷり聞けるので、そこがすごく面白いのですが、かが屋加賀さんが語るキャラクターの裏設定がかなり好きです。不在デスゲームの兼近さんが、なぜデスゲームに参加しているのか、加賀さんの作る設定によってますます興味が掻き立てられます。Mr.ガンマも、「これこのまま膨らませたらもっと大御所さんが出演するしかないじゃない・・・!」っていう感じで、わくわくします。本当にココリコ田中さんが登場したらどうしよう・・・・!!個人的にはインパルス板倉さんの登場を熱望します。夢の競演。

 あと、兼近さんに手に負えない子どもをやらせたら本当にうまいですね。小憎らしくて話が通じない感じが本物の小学校低学年男子で、苦笑いをされたお母様方もいらっしゃったのではないでしょうか。そして、賀屋さんの意味なく艶っぽい女性がめっちゃ好きです。やたら色っぽい。「極楽鳥」でもそうでしたし、かが屋のコントの賀屋さんが演じる女性はなんだかリアル。2時間SPではついに「極楽鳥」が3本まとめて放送されたので、村上さんのあの素晴らしい求愛行動と、情けない兼近さんと、揺れ動く賀屋さんの素敵なドラマがたっぷり楽しめます。村上さんのニヨニヨと半笑いのほっぺがまたたまらないのですよね。

 

 そして、なんといっても「BARリンコ」です・・・・!!!!!リンコがどんな人生を送ってどんな思いであのBARに立っているのか・・・!!!この先、どんなドラマがあって田崎さくらちゃんと仲良くなるのか・・・・3本すべて見てほしい、最後はちょっと泣けてしまうし、メイクしたりんたろーさんは超「ブラジルのお母さん」でめっちゃきれいだし、ダイナマイトボディだし。


 マイクロコントラボ、第4弾の実現のために何ができるのだろう・・・






 ラジオでは、時々みんなと同じになるために苦労していると本音をこぼしていた兼近さん。「平均」が分からなければ、「平均から上手に逸脱することでみんなを笑わせる」ことも難しいのだと思います。兼近さんの愚直で誠実な努力とは、芸人としての努力以前に幼い頃からずっと続いてきた「なんだかうまくいかない自分を抱えて社会に入っていく」努力なのではないかと思います。その姿は自分にとってすごく誠実で尊く思えます。