見出し画像

モアザンワーズにも天使がいた件

兼近さんが原作者の方に「どうして、エピソード0(モアザンワーズ)を書こうと思ったのか?」と質問なさっていて、本当にそう!それ本当に知りたい!と思いました。さすが背景を知りたがる男ッ!

私も、作品発表の順番が「IN THE APARTMENT」から「モアザンワーズ」だと知って驚きました。嗜好として、少なからず二人の男性の間に女性が入り込むことを良しとしない方々もいらっしゃるだろうな、なのに、後出しで「実は、3人にはこんな理由があったのよ」と、BLというジャンルではない側面から過去編を描く。誰かが悪者だったわけじゃないんだ、と。

何か、作者の思いがあるんだろうな、と思いました。そして、時系列を整えより一層女性を話の中心に据えることで、「いいやつ×子悪魔」(一穂ミチ先生が推薦した帯)の切な系BLだと思って油断していた視聴者に強烈な問題提起をしてみせたドラマの制作陣。挑戦的で、丁寧に作られた作品だと思いました。


とは言え、命が生まれたらもうその子が主役なので、例え若い親やその親世代がなんやかんやでいろいろあったとしても、もう人生の主役は交代だと思うのです。空気階段のもぐらさんも言っていた。最終話でお子さんがいきなり先生?についてしゃべり始めるシーン、あれがもう尊くて尊くてちょっと兼近さんどこにいるの天使がここで好き勝手に日常をしゃべってますわyo!ぐらい興奮しました。「白い石は堅いんだよ」そうなのー!?どういうことー!!?尊死!!!!!

ものすごく丁寧にリアルに作られている世界の中で、あのお子さんだけが「本当に本当の現実」を語り始めて、どんなにリアルな大河ドラマでも合戦シーンの馬の表情が割とリラックスしていると「現実」を感じるように、本当に幼いお子さんは尊いと思いました。


(途中、ドラマの内容が辛くなったので、バランスを取るためにDJ松永のインスタグラムに飛び2020年M-1ティザー「板の上の魔物」を視聴しました。ありがとう松永さん!!このティザーのインディアンス田渕さんカッコよすぎかよ・・・・)


この物語の中盤は、若さゆえの刹那的でこれしかないと突っ走る危うさで、それ故にどんどんこじれていくのですが、そのこじれっぷりが数年たって思い出したら「それでも精いっぱい生きていたよね、きらきら眩しい時代だったよね」なんて言えるレベルじゃないほどで、「もどれない日々」とは「大切な人達」も「後悔と罪の意識」もひっくるめて「日々」なんだと思いました。だからこそ人生5週目に入った感のある「兼近大樹」という30代芸人を投入したことは本当に意味があると思いました。あんなに優しくて包み込むような普通の善意で行動する「朝人」を演じているのは、すべての人の味方になりたいルフィ兼近なんですよ。ルフィに「頑張れ(おれはお前の味方だァ!!)」って言われてハグされたらそりゃ頑張るよ。ロビンちゃんだって生きたくなるよ。だから、たぶん兼近さんをこの物語に投入した人は本当にちゃんと分かってらっしゃると思いました。「むき出し」読んでるし、たぶん「イグナッツ!!」も全部見てる。




【趣味というよりアンケートに書ける特技探しをするアヤシイTV】

「EXITのアヤシイTV」では、度々私の大好物である「愉快なりんたろーさん、痛快な兼近さん」を見ることができるのですが、今週も最高でした!!りんたろーさん、楽しくない楽しくないって言ってましたが、見ている私はすごく楽しい。なんでしょう、動きも表情もみんな面白い。バク転を習いながら「ジョギングの言い方やめて!」「グイグイしないでください!」「先生帰りたいです!」めっちゃキュートじゃないですか、困り方が。これからも体を張って困ってほしいと思ってしまう。りんたろーさんは不本意だと思われるでしょうが、こっそりそう思って楽しんでおります・・・。

先生の説明を見聞きしてバク転やら指笛やらを習得する兼近さんは、まさに「実際に動きを見て(視覚情報上位)、言葉で説明されて(言語理解)、実際にやって習得する」兼近さんで、相変わらず吸収力が半端ないですね!ぴったりな教え方によって人は正しく技を習得して能力をぐんぐん伸ばすことができる、という証明なわけで、この素晴らしさを目の前で味わえることに感謝します。もっと見たいので、今度は競技百人一首に挑戦していただきたいです。そして番組アンケートの特技の欄に「バク転」や「指笛」、その他どこで使うのか分からない不思議な技をいっぱい書いてほしい。

柏木由紀さんが「(特技がバク転っていうAKBがいたら)それでバラエティ1周できますよ!」って言ったのが、なんか歴戦の強者感が出てて頼もしかったです。



【「最後にライブスタンドの告知が入ってたら激アツ!」】

ラジオ「川島明のねごと」EXITさんゲスト回がものすごく最の高すぎて、非常に楽しみながら拝聴しました。

24時間マラソン完走を祝うというていで突然大喜利駅伝企画が始まって、「祝なんだ・・・・・・(マラソン完走を祝って大喜利させられるんだ)」と絶望的に呟いた兼近さんが面白かった。しかも目の前には「朝の大喜利支配人」がいるのに。川島さんがポンポン言っても既に大喜利のことで頭いっぱいなのか「ポンポーーン」も出てこないEXITさんの真面目さよ。

川島さんにANNXを聞かれていたことが発覚してから、ずっとりんたろーさんのリズムがおかしなことになっていて、大喜利はもはや次元が違う方向でヤバくなっていき、最高だったんですが、なんなんだろういきなり「賀来賢人」って・・・そりゃ川島さんも汗かくわ!一人スパイおるわ!ってなりますね。

しかし、この早指し将棋のようなスピード大喜利駅伝、もしかして兼近さんにめっちゃ向いているのでは・・・?と思いました。制限時間のある中で頭に浮かんだ大量の答えからギリギリの選択を「言葉で」(ここ重要)出していくのは、漢字を書かなくていいし、時間を余して変なことを言い出す心配もないし、大変楽しみました。自分がこんなに大喜利を楽しめるようになるとは・・・「塩」って出たあと弾けるように笑った川島さんがたまりませんでした。


あ、ライブスタンドと言えば新喜劇に出たEXITさん、珠代姐さんに翻弄されてて若手全開で超楽しかった!ゆずる兄さんのあの困った顔、そして笑いすぎて同時に膝から崩れ落ちるアインシュタインのお二人、これはもう尊い・・・・。







今回はそれぞれ「モアザンワーズ」「EXITのアヤシイTV」「川島明のねごと」を視聴していない方には不親切な書き方であったと思います。申し訳ありません。本当はネタバレせずに未視聴の方が興味をもって配信を見たくなるような、そんな文章だったら良いのに・・・とも思いますが、それもまたおこがましいので、またひっそりと応援させていただきます。