現代日本ディスコミュニケーション事典 い:いきなり自分の話したいことを言い出す
ただ話がしたかっただけ。
でもそこで会話が成り立たなかったとしたら理由は100通りぐらい出てくる。
何でもいいのだが、例えばジョニ夫くんの中で最近熱い話題がマッドフラッド、泥の洪水。
今から200年ほど昔、世界各地が泥の洪水に襲われた。かつて栄えていた世界文明が滅びた。その旧文明の遺物は台東区にも横浜市中区にもたくさん残っていて、この前の日曜日に見てきた。
なんて話を始めると、
は??いきなり何を言い出すんだ?
という態度を取られる。
やっぱり僕の話は誰も聞いてくれないって、当たり前だ。
それはマッドフラッドの真実性が問題なんじゃなくて、ジョニ夫くんの会話の進め方の問題。
いきなりそんな話をされたらびっくりされて当然。
物には順序がある。会話したいんだったら相手が受け入れられるところから始めないと。
自分が話したいことを話す前に、普通に挨拶的な会話が必要。
天気でも、昼にたべた味噌ラーメンめちゃくちゃおいしかったんですけど、ちょっとニンニク臭かったらすみませんとかでも。
それで日本語が通じて会話を成立させられる人だということを相手に示す。
それができた上でだったら話したいことを話せる。
ただ、情報自体をどう伝えるのか?を次に考える必要がある。
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