見出し画像

英語教材の利用状況のデータ可視化について


はじめに

この記事は mikan Advent Calendar 2023 6日目の記事です。

5日目は gamiさん による mikanQT - 英語学習教材データの再設計 でした!
こちらの記事ではmikanでの英語学習データの現状の設計とその設計課題を解消するための新たな取り組みについて書いてくれています。興味ある方はぜひ読んでみてください!

初めまして。株式会社mikanの新垣です。
現在コンテンツチームに所属しており、制作の効率化・仕組み化や分析、教材管理画面の構築・運用などを担当しております。
この記事では、コンテンツチームの現状と今後の話や僕が取り組んでいる教材のデータの可視化についてお話ししたいと思います。


コンテンツチームって何をやるの?

まず始めに僕が所属するコンテンツチームのお話をさせてください。
コンテンツチームは、主に出版社から提供される教材データをmikanで学習できるように制作から入稿するまでがメインの役割です。
現在、コンテンツチームはフルタイムが3名、業務委託のパートナーが8名のチームです。

フルタイムのメンバーはメインの制作・ディレクションのほか、少ない人数でより多くの教材をミスを少なく、短期間で制作が行えるように業務の仕組み化や効率化をおこなっています。

僕が正社員として入社する2022年7月地点では約120冊ほどの英語教材を提供しておりましたが、2023年12月現在では340冊以上の英語教材が学習可能になっています。


コンテンツチームのこれから

前述した通り、mikanでは340冊以上の英語教材を学習することが可能になりました。
また今後もリリース待ちの教材がいくつもあるので、mikanで学習できる教材は毎月増えていく予定です。
mikanで学習することができる書籍が増えていく一方で、教材数が十分に増えたことによって、最近はこれまでよりも教材のリリースによるインパクトが小さくなってきました。
これまでコンテンツチームでは学習可能教材の冊数を増やすことを重点としていましたが、これからは提携教材提案の方向決め〜リリース後、教材をユーザーに届けるまでと担当業務範囲を大きく拡げていこうと動いています。


教材データの可視化が必要となった背景

コンテンツチームが担当業務範囲を提携獲得〜リリース後、教材をユーザーに届けるまでと拡げていく中で、客観的な判断をできるように教材情報についてのデータの可視化や分析を行う必要がありました。

これまでは出版社に提携して頂いた教材をミス少なく、早く制作していくこと、そしてそれを実行できる環境を整えていくことに重点的を置いていて、これまではリリース後の教材の利用状況などを見る機会はありませんでした。
それはそもそも教材に関するデータが可視化されていないことが原因で、まずはチームのメンバーが利用状況を見れるようにその環境を整えていくことから始めました。

mikanではiOSとAndroidでのユーザーの行動ログがデータベースに溜まっていて、Redashに集約しており、誰もがクエリを叩ける環境が整っています。
業種問わず様々な挑戦をすることができるところはmikanの魅力の一つだと思います。


教材データの可視化でおこなったこと

主にRedashでクエリを書いて、ダッシュボードやgoogle スプレッドシートにデータの可視化を行いました。

例えばリリース後の教材の利用状況を確認するために指定した教材の利用人数、利用日数や利用時間を見れるようにしたり、アプリ内でよく利用されている教材の傾向を掴むために問題形式(ex. TOEIC Part1~7)や学習形式(ex. 4択テスト/カードめくり/問題演習/Audio Player/Book Reader)などの情報の可視化を行いました。

このおかげでチーム内で「リリースしてあまり使われていないけど、そもそもユーザーに伝わってなさそうだな。新着についてもう少し取り上げたほうがいいんじゃないかな?」「この問題形式全然使われていないし、アプリからの動線がわかりづらいのかな?」と言った色んな会話が生まれるようになりました。


教材データの可視化を何に役立てていくか

コンテンツチームでは提携教材提案の方向決め〜リリース後、教材をユーザーに届けるまでと担当業務範囲を大きく拡げていこうと動いています。

実際に可視化や分析をおこなった教材データを何に役立てているか、今後何に役立てる予定かをご紹介します。

① 教材の提携提案の方向決め

mikan内でよく利用されている教材の傾向や同系統の教材の利用状況を把握することで、提携予定の教材がリリース後どのくらい利用されるか、mikanの利用に興味を持ってもらえるかの数値を見積もり、提携提案の方向決めに役立てます。

② 教材リリース優先度の判断

mikan内でよく利用されている教材の問題形式や学習形式を把握することで、リリース優先度の判断に役立てます。

③ リリース後の教材についての魅力発信

mikan内でよく使われている教材を把握することで、今後アプリに掲載予定のランキング画面の並び順の決定やユーザーに適した教材をおすすめする際の判断に役立てます。
今後は様々な観点で利用状況を把握し、教材の魅力を外部発信することを予定しています。


さいごに

いかがだったでしょうか。
今回はコンテンツチームの現状と今後の話や僕が取り組んでいる教材のデータの可視化についてのお話しをさせて頂きました。

短期間でチームの状況や直面する課題が変わり、仕事を作り、様々なことにチャレンジできることはすごく面白いです。
今回の記事で少しでもコンテンツチームの取り組みやmikanの魅力が伝わっていたら嬉しいです。

さいごに、mikanでは一緒に英語学習をより良いものにしていくべくサービスを作っていく仲間を募集しています。ご興味のある方は、以下のHPよりぜひご応募ください。


最後まで読んで頂きありがとうございます。