テクノロジーによる超観光時代が来る

超高齢化社会問題の先にあるもの

これまでの記事にも書いた通り、日本は超高齢化社会へ突入。そして、少子化でそれを支える人がいない。

そんな社会モデルが崩壊寸前の時に、その助け舟として急速に発展しているのが、テクノロジーである。

少子化で人口は減るばかり、移民の受け入れを行なってこなかったので、今から受け入れるにはもうシステムや教育を整える時間がない。

そんな時にいま一番現実的になりつつあるのがテクノロジーで、日本人との親和性が高いのも事実である。

もし、テクノロジーの力によって、多様性をカバーすることができ、この社会問題を軽減することができた先には何があるのだろうか。

下記は、筑波大学学長補佐 落合陽一氏の作成したスライドである。

いま、まさに一番左側のイラストの状態で、徐々に真ん中のイラストへ移行しているのが現段階である。もしそれが一番右のイラストへ移行すると、何が起こるのであろうか。

僕はメガネをかけている。もし、この世にメガネがなければいまの仕事はできなかったかもしれない。

それと同じように、もし身体に障害のある人が動けるようになれば、もし、目の見えない人が見えるようになったら、もし、耳の聞こえない人が聞こえるようになったら・・・、それはもはや障害ではない。

僕がメガネがあれば健常者として生活できるように、何かその人の足りない部分をカバーしてくれるテクノロジーさえあれば、多くの人たちが健常者になるのである。

そんな理想的な時代が来るの?と思う人もいるかもしれないが、すでに自動運転もしくは遠隔操作できる車いす。音を振動で感じることのできるツールなど、いまいろいろなものが発明されている。

ここ数年のテクノロジーの進化はあなたの想像を超えているだろう。

もし、これからの技術の力で、人が自由に動くことができるようになれば、いままで素晴らしい能力を活かせなかった人が、どんどん社会へ進出してくるだろう。

そうなるとさらに多様性の社会は広まっていくのではないだろうか。いま問題なのは、イラストの一番左のように、もう支える人が耐えきれないところまで来ているのである。

それが支えることが必要なくみんなが自立していくことができれば、日本はもっともっと面白い形で発展してくのではないだろうか。

もうその時は、活動できる人口が増えているので、高齢化なんていうことはもしかしたら問題になんてなっておらず、むしろ素晴らしい経験を積んだ人たちがまた社会へ積極的に参加することで、新しいよりよい未来ができるかもしれない。

超観光時代の到来

もう3年前くらいになるが、札幌で「超観光展」というイベントを開催し、道内外の最先端のマシーンや、バリアフリーの宿泊施設、障がいがあってもできる観光体験などを一同に集めてイベントを行った。

それは基本的にはすでに存在している最先端な情報などを集めただけであるが、それでも、たくさんの人たちが興味を持ち、子どもから大人まで多くの人で賑わうイベントとなった。

車いすの人が乗れるカッコいいバイクは、子どもたちにも人気でたくさんの子どもたちが試乗した。

そこには、車いすだからとか、もうそんなことは関係なく、ただかっこいいから乗りたい、触ってみたいという純粋な興味があった。

また、イベント終了後には、もう旅はあきらめていたけど、また自分が旅に出られることを知ったなど嬉しい感想もあった。

もし、テクノロジーの力でダイバーシティを実現することができれば、これからだれもが観光できる超観光時代が訪れる。

ご高齢の方の楽しみに一つに旅行があるが、年々どんどん旅行へ行くのがしんどくなっているというのが現実的な問題としてある。

もしそれをクリアすることができれば、お年寄りはどんどん旅行するようになるだろう。なぜならお金も時間もたくさんあるからである。

余暇の過ごし方の中でもっとも人気があるのは旅行、観光だし、観光に限らずとも、お墓参りをしたいとか、親戚に会いに行きたいという移動のニーズはものすごく存在する。

日本人がどんどん動き出すことによって、お金もそれに合わせて流動し、景気も良くなるだろう。

もちろん、これは楽観的な憶測に過ぎないが、もうそんな時代が目の前に現れている。

超観光時代はすでに始まりつつあるのである。

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