見出し画像

難しい本を読むには

みなさんこんばんは。
Takuです。


読書はした方がいいと言われるけど、昔の本って難しいと思ったことありませんか?


私は今まで数々の本で挫折しました。

今思い浮かぶ挫折した本を紹介しますね。
『文明論之概略』福沢諭吉
『破戒』島崎藤村
『存在と時間』ハイデガー
『イデーン』フッサール
『純粋理性批判』カント


みなさんもこんな本読めない!という本と出会ったことありますよね。では、その時の対処法を紹介します。


①読むのをやめる

一番簡単ではありますがこれもひとつの方法です。現段階では、この本を読むレベルに自分がいなかったと判断するのです。しかし、単に読むのをやめるだけではありません。次にいつ挑戦するかを決めておきます。そして読み返します。時間をおいて読むと理解できることが増えることがあります。

私が自分のお金で初めて買った本は『バカの壁』でした。小学校6年生の頃にタイトルに惹かれて買いましたが当時は全く理解できませんでした。

次に『バカの壁』に挑戦したのは中学3年の時、小学校のころに比べれば理解できるところは多くはなりましたが、まだまだわからないところだらけでした。

そこから私は『バカの壁』を、高校2年、大学3年の頃挑戦しました。大学の頃に思った感想は、「この本は小学生が読めるものではない」ということでした。

しかし、歳を重ねていくと、様々な日本語と出会い、様々な経験を積み重ねるため、理解力が上がるのは間違いないです。ですから、素直に読めないときはあきらめるのもひとつの手です。


②わからなくても読んでみる

これはかなり苦痛ですので「おすすめ!」とは言えませんがメリットもあります。

ではそもそも私たちは本を1冊読んでどれくらいその本を理解できているでしょうか。ここで理解度について少し触れます。人間の理解度のレベルは0~5に分類できます。

5.人に教えられる
4.伝えられる
3.話せる、書ける
2.聞ける、読める
1.知っている
0.何も知らない

1冊の本を読んで私たちが到達できる理解度レベルは2です。

1は「名前は聞いたことある」というレベルですので、1ということはないでしょう。
3はその本の内容を人に話せるのかというところですが、これくらいできると思う方もいるかもしれません。しかし、1冊の本を読んだだけではその内容に関してしか理解できていないため人に話すことは不可能ではありませんが難しいです。話せたとしても相手が理解できていないなんてこともあります。

イメージとしては「猫ふんじゃった」を弾けたことを「ピアノが弾ける」と言っていることです。

物事を別の視点からも見て、立体として物事をとらえることが良いです。

話は脱線しましたが、1冊読んだところで全て理解できることはあまりないです。(小説は違いますが)
2冊3冊と関連する本を読むことで、ようやく「あ!あの時のあれと繋がった!」というように不意に理解できたりするのです。1冊読んですべてを理解できることはないと、念頭に置いて読書すると気が楽かもしれません。


③レベルを下げる

「レベルを下げる」とだけ聞くとあまり良いイメージがないかもしれませんが、私はこれが1番の近道ではないかと思っています。難しい本には副読本であったり、入門書があることが多いです。特に専門書に関しては、各章ごとに説明を書いている「〇〇を読む」といったシリーズもあります。土台を作っていくように、自分が理解できることを少しずつ増やしていき、最終的に読めなかった本を理解する形です。

私はこの①~③全てを経験していますが、③が一番理解度が高い印象があります。ある程度土台を作っておくと、②への転換も可能です。


最後におすすめとして、読んだ本の記録をしましょう。書評を書けという意味ではありません。いつ何の本を読んだのか記録をしておけば、半年後、1年後にその本が目に留まったときに、いつこの本を読んで挫折したのか、そして再度読んだ時には理解できたのかできなかったのかなどを記録していくと見えてくるものがあるはずです。


ではまた明日。
Taku


最後まで読んでくださりありがとうございます。皆様からのお気持ちが私の励みになります。