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わがままな人ほど成功する?

みなさんこんばんは。
Takuです。


最近私は経営者と話す機会があります。人生の大部分を仕事にかけて、会社を経営していく姿勢にとても感銘を受けます。

私が経営者と話していて思うことは「経営者はわがままだ」ということです。

本日はこの「わがまま」について詳しく見ていこうと思います。


わがままの種類

みなさんが思うわがままと、私が経営者から感じ取ったわがままには違いがあると思います。

まず一般的なわがままは、「あれほしい」「誰か代わりに仕事やって」「楽してお金稼ぎたい」「この人と一緒にいたい」「あの人と一緒にいたくない」等のいわゆる子供と変わりないものです。

私が経営者から感じるわがままは少し違います。

「この商品を何が何でも売ってやる」「あの人にうんと言わせてやる」「俺と話したからには絶対に納得させてやる」

この違いがわかるでしょうか。どちらもわがままなのは一緒です。しかし前者はただのわがまま、後者は会社を成り立たせるためのわがままなのです。


「部下が言うことを聞かない」と言う本当の理由

よく上司が「なんで言うことを聞かないんだ!」と怒ることありますよね。私も昔理不尽に怒られた経験があります。おそらく社会に出てまだ経験が浅い人なら言われた経験があるのではないでしょうか。

この「部下が言うことを聞かない」にも2つの考え方があります。

上のわがままの話と並行して考えてみましょう。

まず、ただのわがまま。

「部下が俺の言うことを聞かない」「あいつは仕事ができない」「俺の部下には向いてなかった」「使えない」

20代後半から30代くらいの人に多いのですが、彼らは自分の仕事にも慣れてきて、自分がやっている簡単な仕事を部下に回し、その仕事ができないから「あいつは使えない」と言い始めるのです。

これでは部下とのコミュニケーションがしっかりとれていなく、部下も成長しなければ、上司は自分の持つ仕事を後輩に任せることもできず、どんどん自分の仕事ばかり増えていきます。


では、経営者目線のわがまま

「俺と同じ営業手法を使え」というのが経営者目線の「部下に言うことを聞かせること」です。

具体的に話します。

会社の役員、特に社長は自分の営業力で会社を立ち上げ、今まで会社を経営し続けられているのです。

社長は自分とまったく同じ仕事ができる人が欲しいのです。しかし自分とまったく同じ仕事をする人はおそらく企業しています。では何をするべきなのか。

自分とまったく同じだけの仕事ができる人を育てるのです。

特にベンチャーの社長には多いのですが、自分が言った言葉をそのまま使わせることです。とても簡単な例を挙げると、伝言ゲームです。

「今日10時にハチ公前に集合しましょう」

という伝言を社長からみんなに伝えといてと言われたとします。
私はそれを

「本日10時にハチ公前に集合ね」と同僚に言ったとします。

ここにズレが生じています。とても些細なズレに思うかもしれませんが、これが大きくズレていくのです。


ひとつのズレがもたらす大きな変化

たった一言「今日10時にハチ公前に集合しましょう」という言葉であったとしても、この言葉が人から人へ伝わるのに徐々に変化していってしまいます。

「今日10時にハチ公前に集合しましょう」
     ↓
「本日10時にハチ公前に集合ね」
     ↓
「今日10時ハチ公ね」
     ↓
「10時に渋谷ね」
     ↓
「10時に渋谷駅ね」
     ↓
「10時に渋谷駅の改札出たところね」

このように徐々にではありますが言葉は人から人へ変化をしていきます。これが営業トークであればどうなるでしょうか。1件とれるはずのものが、とれない可能性すら出てくるのです。

私が知っている経営者の中には「本日10時にハチ公前に集合しましょう」を「今日10時にハチ公前に集合しましょう」と言っただけでも怒る人を知っています。

ひとつのズレを許すとどこまでもズレていくからです。できる経営者はそれを知っているのです。

社長が言っている「部下が言うことを聞かない」という言葉には本当に部下に会社を任せたい故に出る言葉なのです。


わがままの本質

経営者のわがままは、単に自分の思い通りにならないわがままではなく、会社のため、言われている部下のために言っている言葉なのです。経営者と同じ言葉遣いで、同じ営業することができれば部下は経営者と同じ能力を身に着けることができるのです。

まずはわがままの本質を見極めましょう。本当に理不尽なわがままを押し付けてくるような上司であればさっさと仕事をやめましょう。

私のことを思って、会社のことを思ってわがままを押し付けてくるのであればついていきましょう。

とても簡単な話ですね。


今日は長くなりましたね。
ではまた明日。
Taku

最後まで読んでくださりありがとうございます。皆様からのお気持ちが私の励みになります。