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外は狼、内は子犬6

時刻はただいま15時ー15時ー

今日は〇〇が午後まで講義あるというので私はその辺をぶらぶら〜ぶらぶら〜散歩しとりゃーす

するとそこには愛する〇〇がいるではないか

そして隣には笑顔で話す知らない雌

おいおいおい!彼氏よ?どこの骨の馬だぁ?

これは巷でいう浮気現場だよなぁぁあ?

証拠しっかり取って家で洗いざらい話してもらうからな!

ひより「〇す!あの雌〇す!彼ぴは調教し直す!」

あちゃー心の声が出てしまった

周りから変な目で見られちゃったじゃん!

これは私が悪い訳ではない!〇〇と誘惑した雌がいけないんだ!

八つ当たり?違うでしょ!どう考えてもあいつらでしょ!

〇〇の背中が遠く感じるよ〜

あ、カフェに入った!

ーーーーー

隊長!なるだけ近くの席を確保したであります!

??「…だったんだよ!」

〇〇「おーそうだったのか」

ぐぬぬ…絶妙に会話が聞こえない

もどかしい、証拠を掴みたいけど

聞いたくない、見たくない

私は彼ぴ〇〇を信じているからね!

ってあぁぁぁ!手繋いでるじゃん!

腕相撲の様に〇〇の手を両手で包んで上目遣いしやがって!あの雌!

店員「あの…お待たせ致しました…」

ひより「あぁい」

店員「す、すみません、コーヒーです!」

ひより「ありがとうございます」

今の私相当やばいのが店員さんの反応を見て分かった

目血走ってるよね〜

ごめんなさい、こんな事する気はないんだよ!

〇〇も手を離そうとしないしクッッソ!!

次は、え?え!?あ、あーん!?

パフェをあーん!?それはもう!確定じゃん!

はい!証拠写真確保ーはい!死罪確定!

ひより「〇〇、良い度胸しとるな」

〇〇「ひより何でここにいるんだ?」

ひより「暇だったから散歩がてらぶらぶらしてたら丁度そこの人と一緒にいるのを見たから」

〇〇「あーこいつは」

ひより「今日は午後も講義あるって言ってたのにサボって呑気に浮気ですか〜?」

〇〇「浮気!?ちが」

ひより「違う訳ないでしょ?手繋いでパフェまでアーンしてもらってさ」

〇〇「ひより、声でかい」

ひより「やましい事だから声を小さくして欲しいの?ふざけんなよ!」

〇〇「だから、ひよりこれは違うって」

ひより「だから、何が違うって」

??「あの、誤解させてしまってごめんなさい。私、従姉妹の宮田愛萌って言います」

ひより「へ?」

愛萌「実は〇〇から相談されまして、もう言った方がいいよね?」

〇〇「俺から言うよ」

ひより「な、何よ」

〇〇「もうすぐ付き合って1年だろ。だから記念になんか送ってあげたくて、そうゆうのセンス無いから愛萌姉さんに頼ったんだよ」

愛萌「不安にさせてごめんなさい」

ひより「謝らないで下さい。私が勝手に勘違いして〇〇を信じきれなかったのがいけなくて」

私が悪いのに、泣いちゃダメなのに

〇〇を信じきれなかった私が悪いのに、、

〇〇「そろそろ座ったらどうだ?注目の的にされてるぞ」

愛萌「いやいや、それなら尚更店変えるでしょ!」

ひより「…大丈夫です。私が悪いので…」

席に着くと真っ先に私を抱きしめてくれる〇〇

〇〇「ごめんな、不安にさせて俺が好きなのはひよりだけだから」

ひより「…私こそ…ごべんな…さぁい」

愛萌「私も悪い事しちゃったわね」

安心したらお腹空いて腹の虫が鳴っちゃった

愛萌「あ、お腹空いちゃったかな?」

ひより「はい、安心したらお腹空きました」

〇〇「何でも好きなの頼みな、愛萌姉さんが奢ってくれるから」

愛萌「ちょ、それはずるいぞー」

ひより「そうだよ、〇〇の奢り!」

〇〇「分かったよ」

それからパフェを食べて一息ついてから

ひより「改めて自己紹介させて下さい。齊藤〇〇さんとお付き合いをさせてもらってます。濱岸ひよりです。先程の無礼申し訳ありません。」

愛萌「いいよ〜そんなに畏まらなくて、謝らないで、改めまして、〇〇の従姉妹の宮田愛萌です。ひよりちゃんからだと3つ上の大学4年生です。」

ひより「3つ上なんですね、大学はどちらの」

〇〇「聞かない方がいいぞ」

愛萌「何よ〇〇!日向學院文学部です」

ひより「えぇ!あの名門の日向學院ですか!」

愛萌「本が昔から好きで司書の資格取りたくてね」

ひより「す、すごすぎる、、」

〇〇「そんなあからさまに引くなよ」

愛萌「酷いよーひよりちゃん」

嘘泣きの手振り、あざとい、頭良し顔良し仕草良し、チートじゃないか!

ひより「愛萌さん、チート級にずるいです」

愛萌「え、ん、どゆこと?」

〇〇「どうした?ひより?」

ひより「顔可愛い、頭良い、所作も綺麗、女性として隙なくないですか?」

愛萌「そんなに褒められると嬉しいなぁ」

ひより「彼氏はいますか?」

愛萌「うーん、ここ2年くらいいないかな」

ひより「なんでですか!?」

愛萌「うーん、コスプレが趣味なのが原因かな〜」

〇〇「1番の原因は女の子が好きだからでしょ」

ひより「え?女の子好きなんですか?」

愛萌「誤解するような事言わないの!恋愛として好きではなくて、ただ可愛い子を愛でたいの」

よく理解できずに〇〇を見ると頷かれた

〇〇「理解できないと思うが悪い人じゃないから」

愛萌「京子に説明しても理解されなかったのよねー」

〇〇「姉さん恋愛に関しては疎いから」

愛萌「モテるのに勿体無い」

ひより「ですよね!クールで綺麗で可愛い見た目なのに声がカッコいいギャップが」

愛萌「お、ひよりちゃんも分かる口?」

ひより「はい!分かります!」

愛萌「もしかして〜ひよりちゃんもこっち側?」

ひより「へ?」

〇〇「それは違う!断じて違う」

愛萌「そんなに拒絶しなくても」

衝撃的な出会いの愛萌と仲良くなりました〜

次回〜〇〇との出会い編〜

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