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転生したらマネージャーになってました2

芽実「あんた権藤じゃないね?」

〇〇「へ!?」

芽実「何か悪霊に取り憑かれてるのね!?権藤は私のぶりっ子にも動じない男なの!それがめみたん!?気持ち悪い!今助けるからね!権藤!少し待っててよ!」

〇〇「違いますよ!ちょっ助手席で暴れないで下さい!運転中ですよ!?」

芽実「うるさい!この悪魔!!うちの権藤守を返せ!!」

〇〇「事情はちゃんと話ますから!落ち着いてください!」

車を駐車場に片し、事務所の一室に入れられる
そこに行き着くまで芽実は〇〇に警戒して5メートル程間隔を空け指示を出しながら一室に誘導した

芽実「さぁ!話してもらおうか!?」

〇〇「どこから話せばいいのか分からないのですが俺高校生なんです」

芽実「警察呼ぼ」

〇〇「説明が難しいんですよ!あ!俺!あの握手会で刺された高校生なんですよ」

芽実「よくそんな事言えるね!彼はさっき亡くなられたんだよ!?」

〇〇「それが俺なんですよ、で、何でか権藤守?さんに転生したというか」

芽実「その権藤の魂はどこいったんだよ!」

〇〇「それは俺に聞かれても分かりませんよ」

芽実「私のまもる!!」

〇〇「やっぱり惚れてたんですね」

芽実「いや、アイツは仕事が出来すぎて癪に触るんだ、だけど高校生をマネージャーに任せるのは難しいよなぁ」

〇〇「案外簡単に信じてくれるんですね」

芽実「だって雰囲気、声音、表情全部違うから分かるよ」

〇〇「そんなに違うんですね」

芽実「いつも顔ムスってしてて喜怒哀楽ないもん」

〇〇「おぉそれは怖い」

芽実「それよりありがとうね、京子の事助けてくれて」

〇〇「いえいえ、最押しの為にこの命ささげれた事は俺にとって誇りです!」

芽実「京子推しなんだ。今、思ったけど普通に運転してたけどある意味無免許運転だよね?でも普通に上手かった、運転したことあるの?」

〇〇「ないですよ〜でも、あそこ座ったら守さんの記憶なのか体が覚えてるというか感覚で運転できました」

芽実「リアルジェイソン・ボーンだ」

〇〇「ん??」

芽実「マッド・デイモン主演のジェイソン・ボーン知らないの!?」

〇〇「知らないです。」

芽実「はぁジェネレーションギャップが痛い」

〇〇「この事はみんなに話した方がいいですか?」

芽実「まあ言っといた方が良いかもね、権藤がいなくなったのはみんな悲しむと思うけど、メンバーの命の恩人だし、京子には絶対に言わないといけないね」

メンバーに話すことを決め次の日

マイクロバスにメンバーが次々乗ってくる

久美「おはようございます」

〇〇「おはようございます」

史帆「おはようございます」

〇〇「おはようございます」

最後の史帆が乗車し、事務所に発車する

久美「権藤さん昨日からおかしいよね」

史帆「それ史帆も思った」

久美「挨拶しても会釈で無言の権藤さんだったのに」

史帆「ちょっと口角上がってたからビックリした」

芽依「うちもビックリした〜」

〇〇(1番前の列に座るきくとし、その後ろに座るめいめいが俺の事言ってる)

〇〇の異変にメンバーが気づき始め事務所に着く

メンバーはレッスン室に入り、〇〇は待機室に入る

芽実「おはよう権藤!」

〇〇「あ、俺か、おはようございます」

芽実「そういえば元の体の名前聞いてなかったね」

〇〇「改めまして、本名は滝口〇〇と言います」

芽実「〇〇君ね、昨日は眠れた?」

〇〇「家が分からなかったんで、事務所で寝ちゃいました笑」

芽実「そっか!教えてなかった!ごめん。今晩、教えるね」

〇〇「よろしくお願いします。」

芽実「みんなはレッスン受けてるから休憩になったら報告しようか」

〇〇「分かりました」

レッスン室に入り練習を見学する

〇〇(俺は表のキラキラした所しか見たことなかったけど裏ではこんなに努力してるんだ。人として尊敬します)

1時間後休憩に入り〇〇は飲み物をメンバーに持っていく

美玲「わ!ビックリした!権藤さんどうしたんですか?いつもそんな事しないじゃないですか」

〇〇「そ、そうですか?」

紗理菜「いつも角でひっそり立ってますよ」

〇〇(この人何やってるんだ?仕事できるんじゃないのか?)

芽実「はーい!みんな集まって大事なお話があります」

久美「権藤さんについてだよね?」

芽実「さすがキャプテンせいかーい!」

〇〇は昨日の出来事と転生の事を話す

久美「何それ!?そんな事本当にあるの!?」

史帆「私のまもりんどこやった〜!!」

〇〇「お、俺にも分からないんですよ!!」

久美「としちゃんそんなに怖い顔しないで京子守ってくれた人なんだよ」

史帆「う、うん」

芽衣「そう言われて見れば昨日からまもりんの様子おかしかったもんな」

美穂「京子さんには話したんですか?」

芽実「まだ話してないよ、昨日の今日だからまだ気持ちの整理が落ち着かないと思うから」

美穂「そう…ですよね」

ひより「早く話してあげた方が京子さんの気持ちは楽になると思いますよ」

〇〇「そう言われてみるとそうですね、芽実さん話した方が」

芽実「そうだね。その前に今野さんに話してからにしようか」

〇〇「代表とお話しするんですか!?」

芽実「今回は事が事だから急がないといけないと思うし、今すぐ行くよ!」

〇〇「いやいや皆さんはどうするんですか?」

久美「うちらはまだレッスンあるから大丈夫だよ!それより京子の事頼んだよ!」

〇〇「は、はい!行ってきます!」

芽実と〇〇は部屋を出て行く

久美「権藤さんの顔で笑顔されるとなんか変な感じ」

史帆「あの動じないまもりんが〜」

久美「としちゃん!」

史帆「あい、、」

久美「よし!みんな練習頑張るよ!」


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