綾部卓悦

物語を創るすべての人を支援するつもりで記事を書いています。僕自身も物語を愛し、紡いでいます。noteに投稿した内容をベースに喋るラジオも週1ペースでやっています。Twitter:https://twitter.com/Takuetsu_Ayabe

印象的なタイトルとは

印象に残るタイトルとはなんでしょう。
以前、タイトルの付け方という記事で少し触れましたが、もう少し深堀りしてみます。

本題

上の記事でも触れていますが、重要なのは語呂と謎だと考えています。

まずは語呂について。
こちらは以前の記事でも触れたように、口に出したくなるリズムが良いと思います。

「逃げるは恥だが役に立つ」「夜は短し歩けよ乙女」などはテンポが良いですよね。
テンポが良いとはつまり覚

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ログラインを書けますか?

「で、どんな作品なの?」

そう問われたとき、あなたは自分の作品を一言で説明できるでしょうか。
とにかく選択肢の多すぎる現代において、一言で説明できるというのは大きなアドバンテージです。

逆に「どんな作品なの?」の質問にまごつくようでは自分自身の作品を理解していないと思われても仕方ありません。

作品を一言で説明する文章を「ログライン」または「ワンライン」と呼びます。
ログラインは元々映画脚本の

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一般小説とラノベの未来

ライトノベルがひとつのジャンルとして確立してから久しいですね。
僕自身はあまり読まないんですが、その人気の秘密は気になるところです。

逆に、一般小説は読まれなくなってきている印象があります。
その差はどこでついているのでしょうか。

結果、消費の手軽さが肝なのではないかと思い至りました。

本題

一般的なライトノベルの特徴として、描写が少なく会話が多いという点が挙げられます。

とにかく場面を

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数字の意味を考える

これは自戒も含めて書くんですが、物語のなかに具体的な数字を織り込む際、ただ数字を入れるだけでは不十分です。

その数字そのものが重要なのか、それともその数字の裏側にある事実が重要なのかを見極めなくてはいけません。

本題

たとえば、以下のような文章があったとします。

その高校は1年生が30人、2年生が30人、3年生が40人ほど在籍していた。
主人公Aは1年生で、各学年を含めても唯一、ある中間テ

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リアリティと必然性の関係

以前書いた以下の記事をラジオで取り上げた際、リアリティと必然性は何が違うのか?という話になりました。

そのときは「ドラえもん」を例に出し、非日常作品における(非日常要素のない)日常を丁寧に描写するとリアリティが生まれるという話をしました。

また、必然性はミステリの文法になぞらえて、納得感に繋がるものだとも言いました。

これらについて、僕の考えは変わっていません。
ただ、説明不足だったなと思う

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感性だけで書く怖さ

たまに、「書き方」系のハウツー本を毛嫌いする人に出会います。

曰く、物語はアートだから理屈で書けるものではない、と。

全面的に否定することはできませんが、肯定することもできません。

本題

まず前提として、良い物語を書くための理論は確かに存在します。

何度か過去の記事でご紹介している『SAVE THE CATの法則』などはハリウッド映画の「よくあるパターン」を分析・分類しています。

パタ

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