ベトナム日系社会での職業差別

職業に貴賎はないなんていうがベトナムに住んでるとそうは思わない。ベトナム日本人社会のカーストにおいては、人材紹介業は被差別職業だと感じざるを得ない。皆、面と向かって表立って口にはしないが、なにかのきっかけで口火が切られると、一斉に人材紹介ビジネスに対する不満をぶちまけられる。先日、そういうFacebookの投稿を見た。投稿・コメントされた方を批判したいわけでもなく、僕自身が怒っているわけでもないです。業界内部の人間として自責の念に駆られています。

「手配師」「口入れ屋」なんて言ってた頃のTraditionalな差別心ではないか。あぶく銭・中抜き・誰でも気軽に始められる。手軽なビジネスモデルとお気楽な人材で推し進めた、業界内部の結果であるが、ベトナム日本人社会カーストでも手軽にカースト下位層として踏みにじってもいいとされている気がする。
一方、過去にベトナムで人材紹介会社で勤務していた後、他業種・他国へ転職するとその経歴を隠す人も多い。実際に何人も知っている。カースト下位に所属していた経歴は抹消したいのだろう。その人達に何の罪もない。ベトナムの人材業界自体の責任です。

おおっぴらには言わないが、どこかで見下している。そんな対象にされている間は、若い人材紹介プレイヤーたちは浮かばれない。
こういう現状、僕自身、Grasp!がなんとかします。
僕たちはベトナムの日系企業の繁栄と現実に向き合います。

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