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Finatextは僕を変えた〜23卒エンジニアの入社エントリ〜

 この記事は、Finatextグループ10周年記念アドベントカレンダー12日目の記事です。昨日は弊社CTO/CISOの田島さんが「Enabling Teamを立ち上げました」という記事を公開しています。(ちなみに、自分も上記の取り組みに参加しています)

自己紹介

 改めまして小林拓磨(@takuma5884rbb)と申します。この2023年4月、Finatextにエンジニアとして新卒入社しました。業務では証券ドメインに所属しており、主にサーバサイドの開発やAmazon Web Serviceを用いたインフラの整備・運用を担っています。私生活では一人暮らしを始め、週末には料理と飲酒に励んでおります。好きなお酒は日本酒とクラフトビール、得意料理は麻婆豆腐。

 さて、この記事では、2年間のインターン稼働を経てFinatextに新卒入社した自分がいかに生まれ変わることができたか、Finatextのカルチャー紹介も交えながら、軽く語っていこうと思います。

インターン〜入社前

 Finatextとは、開発系のインターンを探していたときに出会いました。当時大学で所属していたプログラミングサークルの先輩がFinatextでインターンをしていて、そのツテ(といってもツイートが共有された程度ですが)で応募してみた、という感じです。
 当時の自分は独学でプログラミングを勉強していましたが、将来エンジニアとして働くためにはこのままではいけない、と次のアクションを探していた状態でした。
 今思えば、よくこんな自分のことを拾ってくれたなと思います。フィードバックでいただいたのは「アルゴリズムの表現自体はよくできている。これからは計算量の改善や、ライブラリ・フレームワークを適切に使い分けて業務向けのコードを意識して書いていこう」というような言葉で、そこから業務としてのソフトウェア開発を学び、なんとか使い物になるレベルで入社を迎えられたのは、ひとえにFinatextの長期インターンの内容の賜物であると言えるでしょう。
 ジュニアメンバーの採用周りについては日進月歩で変化しているので、現状について細かく触れることはここではしませんが、金融・技術に対して本気で向き合う若手に全力で応える会社であることは間違いないです!

 こちらは長期ではなく短期ですが、直近で開催したインターンシップの紹介記事も合わせてご覧ください(流れるような宣伝)。

入社して内面が変わった

 今年僕が他人に言われて一番嬉しかったこと、それは「顔付きが明るくなった」です。大学時代の友人にも自分のインターン時代を知る先輩社員にも言われたのですが、発言や振る舞いにポジティブさが滲み出るようになった、ということでした。
 顔付きはともかく、生きているときの心持ちは確かに変わっていると自覚しています。その理由は、まず第一に、「自分のやりたいことをできている」ということ。ソフトウェアエンジニアとして今の現場にアサインされて、サービスの開発からアーキテクチャの学習、開発環境の改善、システムの運用に至るまで、「エンジニアのスキルとして必要な(だと思っている)こと」を確実に身に付けつつあります。これは自分のキャリアの初期目標である「エンジニアとして自走し始める」を満たすのに十分な環境でした。
 二つ目に、「周りからちゃんと評価されている」ということ。Finatextではジュニアから大きめの裁量が与えられますが、それは言い換えれば一人一人の持つべきオーナーシップが大きいということであり、一人一人がプロジェクトに与える影響が大きいということです。自分はエンジニアとして「与えられた要件を満たす実装を期限内に行う」という最低ラインから始まり、インターン時代に学んでいたインフラの(基本的な)運用を担うことで、チーム内での存在感を発揮していきました。

自己肯定感の話

 少し話は逸れますが、巷でよく話題になる”自己肯定感”という概念には、僕は一家言を持っています。
 社会と接点を持つ以上、ある人間の評価は他人によって決められるものと自分は考えています。その人のもたらす価値を判断するのは社会であり、そこに主観の介在する余地はありません。自分がいくら素晴らしいものだと自負して発信しても、相手の心に響かなければ意味がない。自分で自分にしてあげられるのは、せいぜい「ビジネスでこういう数字を出した」「こういう機能を実装した」というような、形に見える現実を受け止めるのみでしょう。”自己受容”と言ってもいい。
 Finatextで働くようになって、僕は明らかに「評価されるようになった」と思います。これは何も「今までの環境は自分を正しく見てくれていなかった」などと不貞腐れるわけではなく、まずは自分から空いている椅子を取りに行くようにしたこと、そして周囲がその行動の結果に価値を見出してくれたこと、を評した感想です。当然ながら、評価される前には必ず行動をしなければなりません。自分はこの春から、いろいろな場所で手を挙げてきました。プロジェクト内で浮いた実装タスクを拾うことはもちろん、勉強会への話題提供やテックブログの執筆、LTへの参加などなど。より多くの社員との関わりを持てればと、オフィスの入退室権限を管理する業務にも関わったりしています。
 まだまだ「えいやと打席に立つ」を徹底できているとは思いませんが、インプット・アウトプットともに継続して、Finatextで「〇〇といえば小林」を成し遂げられるように努力していきたいです。

Jibungoto

 自分がFinatextのPrinciple(カルチャー)で一番好きなのは、”Jibungoto”です。

 ”Jibungoto”とは、「自分の立場や領域に捉われず、認識した課題を解決するために進んで行動しよう」という行動規範を指します。ゴミ箱がいっぱいになっていたら袋を変えるとか、明文化されていないシステムの運用をドキュメントに整理するとか、そういった組織を過ごしやすいものにするための浮いたタスクをこなす人は、往々にして固定化されやすいものです。かくいう自分もそういったタスクを積極的にやるタイプの人間ですが、間接的には自分のためと思いつつも、どこかやるせなさを感じる場面も多々ありました。
 しかし”Jibungoto”をPrincipleにもつFinatextなら、そういった心配は無用です。メンバー全員が”Jibungoto”精神を持っていることは、「言い出しっぺが損をしない」「各々が全体最適な行動をとる」という非常に合理的な状況を作り出すことに繋がります。こういった心理的安全性によって、組織はよくアクティブに、クリーンに発展していくものだと私は思っています。

さいごに

 Finatextと出会わなければ、僕は一人のエンジニアとして、社会人としてこんなに輝けることはなかったと思います。ある種尖ったビジネスや採用を行っていることで、志を同一にしたメンバーが、本気で仕事をしている環境を作り出すことができていると思うのです。新卒の選択肢としてベンチャーを、ひいてはFinatextを選んでくれる学生が増えることを祈って、本エントリを締めくくりたいと思います。


 明日の記事は、保険事業の河端さんによる「保険業界の Vertical SaaS『Inspire』のビジネスモデル」です。お楽しみに!


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