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Amazon GOだけじゃない!未来を感じる次世代店舗 In New York 10選(後半)

前半はこちら。NYを訪れた際、ぜひとも見ておいて欲しい店舗10選、後半をお届けします!

Rent the Runway

(出典:Rent the Runway

サブスクリプション型のファッションレンタルサービスを提供するRent the Runwayの旗艦店です。ネットで注文した服を郵送でなく、お店で受け取ることはもちろん、(最上位のUnlimited会員であれば)気に入らなければその場で返品もOK。更に予約されていない服もおススメとして並んでおり、ふらっと見て気になれば、その場でスマホからレンタルすることが出来ます。お店で見つけた気になる商品を、値段を気にせずそのまま持って帰れるなんて、面白すぎです。ただし松竹梅(1着ごとに借り切りのReserve会員、$89/月で4着までOKのUpdate会員、$159/月で借り放題のUnlimited会員)の3コースあるので、ご注意を。

Warby Parker

(出典:Warby Parker

NYの至るところにある有名眼鏡屋さん。ネット販売からスタートし、人気を得てから店舗拡大したので、店舗を訪れただけではその魅力が分かりにくいかもしれません。ネット購入の場合、好きなフレームの形や素材、度数など様々な条件を入力した後、最大5点まで注文することが出来ます。後日眼鏡が送られてきてから、いらないものを5日以内に返品するスタイルです。送料・返品ともに無料。受取り・返品は店舗でも可能です。在庫を抱えず、注文を受けてから製作する形式のため、良質な眼鏡を安価に提供できるそうです。更にわざわざ5点も届くので、多くのユーザーが、試着した写真をInstagramに上げ(#warbyhometryon)友達の評価をもらってから購入を決めるというスタイルを取っています。ユーザーの満足が高く口コミで評判が行き渡ったことが、企業の強いブランディングとなっているようです。

TASCHEN Store New York

(出典:TASCHEN

ドイツに本社を構える出版社Taschenが展開する書店兼ギャラリー。ここはテクノロジーの要素は無いのですが、店舗の美しさとコンセプトがあまりに素敵で、選ばせていただきました。写真集や画集など、アート性の高い書籍が並ぶ店内は、本屋というよりインテリアショップのよう。ジャケット買い必至です。上の写真の真ん中にある巨大な見開き写真集も売り物です。更に地下はギャラリーになっており絵画や写真を購入することも出来ます。絵画を選ぶ雰囲気で本を買う、何なら絵画も買えるという感じです。お土産にも是非!

Industry City

(出典:Industry City

20世紀初頭に建築され、1980年代後半までNYに着く貨物船の荷受をしていた巨大な倉庫を丸ごと改築したモール。場所はBrooklynの南西、Sunset Parkにあります。面積が60万㎡もあり、ここの紹介だけで1本記事が書けそうなのですが、ここでは概要に絞って紹介します。まず重厚感のある建物。シンプルで打ちっぱなしの元倉庫は、さながら廃校になった小学校のようです。全8棟あり、オフィス兼ラボ、雑貨、カフェ、フードコート、ライブスペース兼バー、フリーマーケット会場と、何でもあります。オフィスは覗いてみた所、ハードウェアも作れるファブ施設になっている様子。カフェエリアにはNY初にして至高の日本酒醸造所Brooklyn Kuraが入居しています。ワイングラスでいただく純米吟醸が最高です。フリマエリアには、かつてSOHOにあって休日よく行ったBrooklyn flea(土曜限定)が移転するし、とにかく自分が好きだったお店がことごとくここに入居しているので、訪れるたびに面白さがあります。改築自体は2011年から始まったようで、広大な面積を大胆に使いつつ、センスの良いお店を時間をかけてキュレーションする。更に仕事と生活を同じ空間で実現して、仲間と楽しく暮らす。ということを実現しようとしている施設なのかなと勝手に思っています。

Chobani

(出典:Chobani

飲食店からも1店、ご紹介です。米国におけるギリシャヨーグルトの火付け役Chobaniが提供するカフェも、一見の価値ありです。米国ではヨーグルト=朝食というイメージがついていた中、Chobaniは甘くないギリシャヨーグルトを使い、ヨーグルト=ランチやおやつというイメージをつくって成功ししたとのこと。Chobaniはスーパーなどで普通に扱われていますが、こちらのカフェでは、ヨーグルトをアレンジしたアサイーボールやベーグルなどを提供。面白いのは、とにかく盛り付けが美しくインスタにあがっている写真と、提供されるものがほぼ一緒。(ハンバーガーショップとか牛丼屋さんって、そのギャップにがっかりすることありますよね・・・。)更に提供するフードのレシピも、一緒に提供しているんです。これを見ると「こんな料理を家でも作ってみたい!」と思ってしまいます。ソーシャルのイメージと店舗のイメージを完全に合わせることで、ブランドをうまく作っている企業なのだなと思いました。

(提供されたアサイーボール。どのサーブももれなく綺麗でした!)

いかがでしたでしょうか。今回は割と広めに、ファッションから飲食まで面白いコンセプトの店舗を紹介しましたが、今後はフード限定、ファッション限定、テクノロジー限定など、色々絞ってお伝えしてみようかなと考えています。皆さんからのリクエストがあれば、教えてください~。

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