見出し画像

大企業社員のリアルな声を届ける音声メディアを始めます!

この度、会社同期のしょーま(@shomatech)とポッドキャストをやることになりました。Spotifyにて配信しているので、ぜひ聞いてみてください。

(実は結構前からやってたのだけど、出産・育児で公開がすっかり遅れてしまった・・・涙)

Voicyなどのサービスが日本でもローンチされ、日本でも注目を集める音声メディアはアメリカでも人気です。BOF誌によると、2017年に米国内で600万人だったポッドキャストユーザーが、翌年に4800万人(!?!?)にまで上昇。Podcast自体を聴いたことが無い方はぜひ、一度聴いてもらえればと思いますが、文章では伝わらない、話し手の温度や気持ちが伝わるし、拡散性が低いので炎上しづらい、何より作るのが楽。撮ってそのまま、校正いらずでアップできるというのが大きなメリットだと思います。

そんなこんなで約2年前からPodcast厨だったこともあり、「いつか自分でチャンネル持てへんかな~。」と思っていたところ、前述のしょーまと意気投合し、このたび始めることとなりました。このチャンネルはあくまでしょーまが主人公。新規事業に様々取り組んできた彼の経験や、独自の哲学を紹介するものです。しょーまがどんな人か?についてはこちらの記事を読んでみてください。(この記事、超絶長いんですけどね、、、しょーまは壊れたラジオのように喋ると、社内でも評判です。)

肝心のタイトルですが、「大企業どうでしょう!?」というのは彼のアイデアです。元々彼がリクルーターなどを通して、就活中の学生さんと話す中で抱いた課題意識に起因しています。これが今回のnoteで僕が特に言いたいことです

彼を通して聞いた、大学生からのコメントは正直ショッキングなものでした。

"大企業で楽しく働けてる人っているんですね。"

"安定してるけど、自分を捨てて我慢ばかりなのが大企業では?"

"やりたいことがある、面白い人はみなベンチャーに行く。大企業はそれに行けなかった人たちがいくところでしょ。"

など辛辣な感想を沢山聞いたそうです。

詳しく聞くと、根も葉も無い噂や、思い込みも沢山あるのですが、ステレオタイプとしてそういうイメージを持っている学生が多くいるということ自体にショックを覚えました。

そして、何故そう思うの?というしょーまの問いに、一番多く返ってきた答えが

「ツイッターやインスタで探しても会社のことが出てこないから。」

・・・これは言葉通りに解釈してはいけないと思いました。例えば商品情報、グローバルニュースなどは当社含め、大企業各社がSNSを使って情報発信をしています。でもここで彼らが言うのはそうじゃなくて、

・会社名を開示した社員・もしくは経営者が、
・自分の仕事の内容に触れつつ、
・生き生きと働いている様子や自分の考えを発信している様子が

探しても見つからないのだろうな、、と思いました。ソーシャルメディアの世界は、企業も個人も1アカウント。大企業の公式チャネルより、多くのフォロワーを持った社員なんて、無数に存在します。そんな中で、自分のロールモデルを探したくてSNSを検索した学生たちが、当社を含む大企業の面白い社員に、全然リーチしない、というかそもそもアカウントが無い。これは良くないと思うねん、というのがしょーまの言い分でした。


テスラの公式アカウントは400万フォロワーに対し、イーロンマスクのフォロワーは2700万人。彼個人の影響力が、テスラブランドに大きく関わっていることは言うまでもありません。

そもそも一般的に多くの大企業は、社員によるSNSでの会社関連の発信を嫌がります。これは当たり前のことだと思います。理由は、
①会社にまつわる情報なのに、会社が内容をコントロールできないから
②何気ない社員の発信が炎上し、株価や経営に直結する可能性があるから

どちらもベンチャーにも言えることですが、働く人数が少なければ、間違った情報を社員同士ですぐ気づけたり、機敏な火消し対応ができることもあります。数万人規模の会社で、ソーシャルメディア担当が全社員のSNSアカウントをチェックすることは不可能です。

だから僕も、かつては大企業が社員のソーシャルメディアでの発信に及び腰なのは仕方ないかなって思ってたんです。社員が発信するメリットは色々あるけど、上記のリスクがあるし、まあSNS上に会社の情報が無いわけじゃないし、情報発信ツールとして使い続けるのもありかな、、と。

でも、しょーまの体験は、ものすごくショックでした。ショックと同時に、「私たちはソーシャルメディアの世界で顧客や関係者とコミュニケーションをとらないことで、その世界でブランドを忘れ去られる潜在的なリスクを抱えているのだ。それが一番顕著に出ているのが就活市場なんだ。」ということに改めて気づかされました。

その危機意識を発端に、二人で議論を重ねてリリースしたのが、こちらのPodcastです。聞いてもらえればわかりますが、すごい手作り感満載で、音量バランスとか、音質とか、まだまだなところだらけです。でも、どのSNSを探しても、あまり聞かれることの無い、大企業で挑戦を続ける社員の声や、仕事やキャリアへの想いが詰まっているコンテンツになっていると思います。

決して大企業を代表しているつもりはなく、こんなコンテンツが今後世の中にどんどん出てきて、若い方とのタッチポイントが徐々に増え、「こういう場所で働くのもありかな。」と彼らに思ってもらえる機会が増えればよいなと思っています。

まずは就活で大企業、特に製造業を考えている人にぜひ聞いてほしいし、加えて既に働いている同業者の方にも聞いてもらったら、近いところや違うところがわかって面白いのではないかと思います。

もちろん、社員がソーシャルメディアで発信することの意義・メリットは就活だけではありません。そのあたりの話はまだ今後、ぜひしたいのですが、今回のPodcast公開にあたって、前提にある思いを共有したかったので、書いてみました。ぜひ感想、お待ちしてます~~!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?