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ビーガン・クラフト・Farm2Table...トレンドで見るNYのレストラン・バー10選

こんにちは。たくみ@NY2年目です!NYはすっかり秋めいて寒いくらいです。さて今回は「NYにせっかく来たから、ガイドブックに載っていないお店で食事がしたいし、最先端のトレンドも知りたい!」という方へ向けて(過去の自分なのですが)レストラン・バーに絞って10選をお届けします。定番ではないものも含めて周囲で人気があったり、食のトレンドになりつつあるのでは?というお店を紹介したいと思います。お洒落、美味しい、インスタ映えだけじゃない。独自の食事体験を提供したり、他にはないこだわりをしていることで注目を集めるニューヨークのレストラン・バーを紹介したいと思います!

大きなテーマは
クラフト(大量生産ではない、こだわりの現地少量生産)
ビーガン(環境への影響の大きい肉食を避けた料理)
Farm2Table(農場から食卓へ。産地を保証した食材調達)
では1つ1つ見ていきましょう〜!
(まとめる前の感想をTwitterで呟いてます↓)


Olmsted

ディナーは予約をとるのに3ヶ月かかる、Olmstedはランチでの訪問をお勧めします。場所はProspect Park。レストランの庭に小さな農園があり、幾つかの野菜を育てています。料理は点数は少ないものの、キャロットベースのスパークリングミモザや野菜がごろごろ入ったシュニッツェル(本当はトンカツみたいな料理)など、1つ1つ見ていて楽しいです。そしてとても美味しい。50席ほどのテーブルなのに、コックさんが10人ほど忙しく動き回っていて、見ているだけで料理へのこだわりを感じます。時間をゆっくりとって行ってみてください。

BROOKLYN KURA

以前の記事でも紹介したIndustry Cityの中にあるBROOKLYN KURA。NYでも日本酒が徐々に浸透しつつありますが、輸入でなく現地で作られた日本酒の中ではトップクラスの美味しさではないでしょうか。和風の要素0で、打ちっぱなしのコンクリートの壁にカウンターテーブル。ドラフトの日本酒はワイングラスでサーブされます。メニューには「この日本酒はオレンジのような風味」「梨のような香り」とアメリカのセンス?なのか独特の説明がされていて、最初はどきっとしますが、普通に美味しい日本酒です。ボトルは20〜30ドルで購入できます。お土産にも!

(写真:Precious.jp

Brooklyn Cider House 

NYに来るまでアップルサイダーなるものを知らなかったのですが、こちらでは秋から冬にかけて親しまれている飲み物のようです。りんごジュースと思って下さい。シナモンと一緒にホットドリンクにしたり、カクテルで割ったり、寒い季節によく飲まれています。冬にルーフトップバーに来たものの寒くてビール飲みたくない、、という時にはホットのアップルサイダーを頼んで下さい。モテます。
そんな話は置いといて、ここは樽でワインのように時間をかけて作られた、アルコール入りのアップルサイダーが飲めます。味は4種類あって、甘すぎず、お酒もきつすぎず、ごくごくと飲めます。店内に構えられた大きな樽も美しいです。場所はBushwickなので少し遠いけど、ストリートアートを見にきた休憩に是非。

by CHLOE

ビーガンフードからも1つ紹介したいと思います。可愛い店構えのby CHLOEですが、ビーガンフードを扱っています。とりあえず食べて欲しいのがハンバーガー。もう、むっちゃ、肉です。しかも、濃い方の。大豆や野菜で出来ているらしいのですが、お肉のような風味です。チーズやソースもしっかりかかってて味も濃いので、当初ビーガンのイメージから外れた感じがしましたが、環境に負担をかけず、かつ美味しい食事を食べたい人が選んでいるのだな、と理解しました。
NYは各所にビーガンのお店があり、かつては及び腰だったのですが、今では美味しさを求めて時折ビーガンフード店に立ち寄ってます。

(写真:Food & Wine

Seamore's

アメリカのメンタリティとして、肉>>>海鮮、なのですが、このSeamore'sの魚介へのこだわりはすごいです。提携した漁港から送られる海鮮を使ったフリット、ソテー、バーガーはどれも絶品です。(日本人的には、素材が良いなら生か昆布締めでは?と思うかもしれませんが、ここはアメリカなので基本的にフライかソテーです。でも美味しいです。)店内もオシャレで、壁には上の写真のように魚の絵が書いてあり、この中から食べたいもの選ぶことができます。青魚はないけど、タイやヒラメのような白身は充実してます。ぜひお勧めを聞いてみてください。

dig inn

(写真:Allevents.in

NYで最近どんどん拡大しているサラダのファーストフードDIG INN。ファーストフード=体に悪いのイメージを変え、新鮮で栄養豊富なサラダを、アラカルトスタイルで注文できて勿論持ち帰りも可能。値段も10〜14ドルと比較的お手頃。サラダなのにボリューミーで食べ応えがあり、とっても美味しいです。ファーストフードと思わず、ただ栄養を取るためとも思わず、安価で美味しいことが流行の理由なのではと思います。

Brooklyn Grange

(写真:PureWow

NYにはこだわりのルーフトップバーが沢山ありますが、その中でも異色を放つのがこちらのBrooklyn Grange。なんとルーフトップに巨大な畑が広がっています。BrooklynとQueensに2件あり、会場が主催するイベントに申し込めば、中で食事ができます。食事以外でも野菜の収穫イベントや結婚式用のレンタルスペースもやっていて、コンクリートジャングルのNYのど真ん中にありながら、自然を思いっきり感じることの出来るルーフトップです。レストランイベントは殆ど数ヶ月先まで予約でいっぱいなので、まずは収穫イベントから参加してみては?

(写真:Guest of a Guest

Park Avenue spring/summer/autumn/winter

Park Avenueは美しい内装や植物でデザインされたオシャレレストランなのですが、店名にもある通り、季節の変化にこだわっており、四季の移り変わりに応じて店名も変えています。今は秋なので店名はPark Avenue Autumnで、内装も秋の植物をあしらったものになっています。料理もさることながら店の雰囲気に季節を感じることのできるレストランです。

Roman and Williams Guild

ホテルやオフィスビルなどの内装・インテリアを手がける有名デザイナーRoman & Williamsが手がけるレストランとインテリアショップがSOHOにあります。料理もさることながらインテリアも高級志向で、マグカップ1つ100ドル以上する商品がずらっと並んでいますが、お洒落なホテルの中を覗き込めるような体験ができるので、食事をしなくても中を見るだけでじゅうぶん満足できます。意外と日本的な食器や家具が並んでいるのも特徴的。わたしが訪れた時は、ひめりんごの枝が活けてありました。彼らはここで内装・インテリアのデザインをブランディングし、ホテルやレストランへの提案につなげているのでしょう。レストランがギャラリーとなり、ユーザーに愛されている素晴らしい例なのではないかと思います。

PITH

(写真:New York Times

最後は、行ってみたくて行けていない幻の名店、PITH。コロンビア大学在学時にオーナーのJonah Reiderが大学寮で始めたサパークラブが半年以上の予約でうまる大評判に。レストランの厨房で働くことに関心を持たず、「自分がつくった料理を直接サーブし、お客さんと交流することでコミュニティを広げたい」と始めた人数限定のレストランPITHは、わたし自身も「予約を行うための連絡待ち」リストに1年以上順番待ちしていますが、いまだに参加できたことはありません。。料理の美味しさもさることながら、彼が料理と人の繋がりを重視した結果、自らの働き方さえも発明してしまった姿に感銘を受けており、NYにいる間に一度訪れたいなと思っています。

番外編
EAK

トレンドは押さえたいけど、ジャンクフード大好きという方へ。よくわかります。ということで最後に紹介したいのは11stにある家系ラーメンのお店EAK。
名前からして冗談やろ、という感じですが、マジです。しかも、美味しい。
わたしが大学時代を横浜で過ごし、家系ラーメンにはこだわりがある中で申し上げますが、本当に横浜のお店に負けないこってりさです。視察に疲れたサラリーマンの皆様、ぜひ訪れて下さい。予約不要でだいたいすぐ入れます。1杯15ドルです。

以上、10選をお届けしました。実際に行ってみようかな、と思った方へ。Twitterで地図を公開していますので、よかったら覗いて見てください。
ではまた次回!

※一緒に食べ歩きしてくださる方も募集しています。


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