見出し画像

#コミュニティを考える 〜WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE.〜


いま僕は、Salon de Photoというオンラインコミュニティを運営しています。

このコミュニティを通して、サロンのメンバー、そして僕自身が、

写真、カメラを通して仲間をつくり、少しでも幸せな人生を描く

ことを目標にしています。

写真ってとてもシンプルかつ複雑です。

そこには撮る人と撮られる人が存在します。
・お仕事用の写真
・カップルの写真
・家族写真
・お子さんの運動会の写真
…などなど計り知れない数のシーンがあって、フォトグラファーの僕自身写真を撮ってもらう機会は山程あります。

こちらのnoteでも書いたのですが、
この時代と僕のバックグラウンドからか、孤独感を感じる機会が多く、かつそれがかなり僕にとって恐怖でもあります。

”孤独”というものを少しでもなくし、写真を通したコミュニケーションをもっとなめらかにしたい、というのが本心です。

このコミュニティはありがたいことに、スレッドやメッセンジャーを通したオンラインでのコミュニケーション、そして、実際に写真を撮る、というオフラインでの行動が必要不可欠だから、コミュニティメンバーのつながりは少しずつ、広くかつ太くなっている気がします。

でも、考えることはたくさんあります。


・オンラインでどんな情報を提供したほうがいいのか。
・サロン内でお仕事は回したほうがいいのか。
・写真という特性上、年齢の幅も現れるが、どんなコミュニケーションが正しいのか。
・オフラインでのイベント設計はどうするべきか。
・各メンバーの役割はどうするべきなのか。

そんな課題を感じ始めていたところ、なんと朝渋で佐渡島さんをお呼びし、コミュニティについてのお話をするというではないですか。
この機会に、しっかり学ぼうと思い、佐渡島さんの著書”WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE”を通してじっくり考えたいと思います。

佐渡島庸平さん

株式会社コルク 代表取締役社長。
2002年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムス』(伊坂幸太郎)、『16歳の教科書』などの編集を担当する。2012年に講談社を退社し、作家のエージェント会社、コルクを設立。
-株式会社コルク HPより

私的な話ですが、ちょうど一年前、MOA大学というコミュニティで佐渡島さんのお話をきき、Twitterのフォロワーが社員評価の一つだというお話をしていただきました。その時、僕は400前後。今やっと2300フォロワー様になり、あの時佐渡島さんのお話がなかったら頑張らなかったかなと思います。本当にありがたい。


WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~

”「We are lonely,but not alone.(我々は孤独だが、一人ではない)」
このセリフは、宇宙で一人漂う宇宙飛行士が発するものだ。しかし、たくさんの人間に囲まれていても、lonelyにはなる。どうすれば、not aloneになれるのか、コミュニティについて考えながら、探りたいと思う。 ―佐渡島庸平”


このnoteでは、サロンに対する僕の課題に対し、この本を通してアクションプランを立ててみようと思います。

・オンラインでどんな情報を提供したほうがいいのか。

いま現在、僕のサロンでは、写真の上達の方法やSNS戦略を書いています。

それでもまだまだ、一方通行かなということも思います。

なので、
・情報とはなにか。
・どんな情報が必要なのか。

を洗い出す必要があります。

たとえば、上記のようなサロンメンバーのツイート。
こういった声をいただいたので、早速取り入れました。


Twitterの話も本に書いていますが、こういった質問・疑問をまず解決できるような環境にすることからかなと思います。

サロン内でお仕事は回したほうがいいのか。

第二章の参加を生み出す仕組み、でそれは語られています。

”「ほぼ日」を運営している糸井重里さんは、初期は寄稿が多かったそうです。どの原稿も原稿料が無料で書かれており、そのような仕組みであれば、どのように作家は暮らしていけばいいのか。

しかし、その仕組みをメディアとして捉えるとビジネス的には上手くいってないように見えるが、コミュニティとして捉えると、ファンが集う場所となる。

コミュニティをより楽しい場所、盛り上がる場所にするには、そこで仕事をしないほうがよい。来たいから来る、やりたいからやる人だけを集めることでより魅力的な場所になる。”

僕自身Salon de Photoのコミュニティメンバーは、写真が上手くなっていくから、仕事をなにかお願いしたほうがいいのかなと思っていました。

でも、実際にメンバーと交流していくと、写真がうまくなるということ、みんなで写真を撮りにいって見せ合うことそのものが楽しい、ということがみえてきました。

また、写真展の時につくるDMのデザインを見てもらったり、noteの下書きを見てもらって内容をブラッシュアップしてもらったりしてます。

これも積極的に意見をくれるみんながいてくれて、これも仕事としてやるというより、写真を通したコミュニケーションになっています。

いま、この状況が一番適していると思う。
写真を通して、このコミュニティでなめらかにつながって、生涯を通しての仲間になる。そして、仕事としては、個々人が外部で受注したりするのが理想なのかなと思います。

写真という特性上、年齢の幅も現れるが、どんなコミュニケーションが正しいのか。

この本全体で、”安心・安全”を守るためのコミュニティのあり方が語られます。
安心って何なのか。
安全って何なのか。

”東京は安全な街だ”といったように、安全は客観的な事実のもと語られる。そして安心は心理状況であり、安全が確保されて初めて担保される。

その上で、サロンとして人間関係が安全なコミュニケーションだということを実証する必要がある。

そして、自分が活動できる安心な環境だと思っていただけるようにする必要があります。

間接的に繋がることではありますが、以下の内容が参考になります。
”ネット上のコミュニケーションは熱を生みにくいが、ストック型で何度も触れる可能性がある。オンラインで相手のことを深く理解してから、オフラインのイベントで会うほうが、いきなりオフラインのイベントで会うよりもより親密になれる。”

”不安とは、イメージがわからないことで生じる。その中でコルクラボでは、安心を生み信頼関係へと移行するために、何度も何度も様々な形で自己紹介をしあっている”

Salon de Photoでは、自己紹介に合わせ、何を撮りたいのかというコミュニケーション、どのカメラを使っているのかというコミュニケーションが考えられます。


オフラインでのイベント設計はどうするべきか。

”コミュニティをより楽しい場所、盛り上がる場所にするには、そこで仕事をしないほうがよい。来たいから来る、やりたいからやる人だけを集めることでより魅力的な場所になる”

と先ほど述べましたが、写真を通すと、フォトウォークや勉強会、オフ会とさまざまなイベントを行うことができます。

いま課題としては、イベントを思いつくものの、実行へのスピードがまだまだ伴っていないというものがあります。

ですが、オンライン上ではもちろん、オフライン上でのイベントがあれば、コミュニケーションはより滑らかになります。

その上で、本のこの節が参考になります。

”コルクラボのような利害関係のないコミュニティで、楽しむためにプロジェクトを実行するときは、信頼関係を築きながらプロジェクトを進めないと、空中分解する。--面白い企画を思いついたら、それを全体に告知して熱心に動いてくれる人を探すのではなく、まず、一人を誘う。そして次に一緒のモチベーションで動いてくれる仲間を一人だけ誘う。二人になったら〜…これがコミュニティでプロジェクトを動かしていくときのコツだ。”

Salon de Photoでも、思えば上記を体現するようになってくる。

同じようにカメラマン活動しているサロンメンバーに、食事でのオフ会もやりたいし、夏だからこそのイベントをやりたいと言っていたら、提案をいただきました。

すると、彼から上のように。
こんなアイデアをいただくと、動きは早く、モデルさんもお誘いし、サロンメンバーを一人ずつ誘って盛り上がってきました。

各メンバーの役割はどうするべきなのか。

かといい、このまま僕自身がずっとイベント設計をしていたら限界が来るかなと思います。ゆくゆく、日本中にいるメンバーが中心にイベント組めたりオフラインでのコミュニケーションが増えたら、僕の理想としている世界が叶えられます。

そしたらどう振っていくのか。

”コミュニティの場合、人が集まった時に、役割を決めずに動き出してしまう。そうすると、全員が不幸になる。それよりも、人は役割があるほうがずっと動きやすくなる。”

このことを意識することがコミュニティ運営の鍵となってきそうです。


今回このnoteでざっくりとコミュニティについて考えてみましたが、このWE ARE LONELY,BUT NOT ALONE.には学びになることがたくさんあります。ぜひお手にとって見てください。


▼WE ARE LONELY,BUT NOT ALONEはこちらから


▼矢野のプロフィールはこちら


サポートいただけましたら、作品制作に全力で投資させていただきます…!ありがとうございます!!