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ただ離婚してないだけ-創甫の成長-

私が応援させてもらっている、ジャニーズJr. 少年忍者の北川拓実くんが初めて出演された地上波ドラマ「ただ離婚してないだけ」!

遂に!9月29日、ただリコ最終回を迎えました。全12話放送終了おめでとうございます💥スタッフの皆様・キャストの皆様、本当にお疲れ様でした。そして、視聴者の皆さんも…お疲れ様でした!!!

全話リアタイしたのですが、刺激的・衝撃的すぎて眠れなくなってしまう…それから悪夢を見てしまう…という毎週水曜日でした(笑)リアタイ派の方は似たような水曜日を過ごされていたのかな…?

今まで見たなかで、一番怖いドラマ。怖いと分かっているのに、見たくなってしまうドラマ。辛いの分かってるのに食べてしまう激辛ラーメンみたい!(伝わるかな(笑))きっと、一生忘れられないと思います。記憶に刻み込まれました。

物語の主人公・柿野正隆と不倫関係にある夏川萌。その弟・夏川創甫(なつかわ そうすけ)を演じた北川拓実くんは、映像作品の出演2回目でした。本作は地上波ドラマ初出演となります。主演の北山宏光さんとは、ジャニーズの先輩後輩の関係です!(北山くんと拓実くんを、勝手に北北コンビと呼んでます!)

物語の重要な役どころとなった創甫。今回は、ただリコを「創甫の成長」という視点から振り返りたいと思います。

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金髪ヤンキー少年

金色に染めた髪に、細い眉。鋭い眼光。イカついジャージを着た少年・創甫は、少年院上がり。姉に面倒を見てもらい生活しているが、無気力・無関心。優しい姉ちゃんの言葉にも耳を貸さない。目に映ること全てにムカついていそう。

素の拓実くんとはまるで違う😭😭😭正反対、なんてもんじゃない!私が見てきた拓実くんは、もちろん黒髪で、とっても優しくて穏やかでニコニコしていて、ぽわぽわきゅるきゅるしていたのに…。まず、あまりにひねくれていて衝撃を受けた。いつもの拓実くんはどこにも居なかった…。そう感じるくらいの拓実くんの演技力🔥芝居力🔥圧巻です。

拓実くん、今回初めて髪を染めたんだよね…。黒髪からいきなり金髪👦

でも、「姉ちゃん」って呼んでいるのかわいい♡「姉貴」とかじゃないんだ(笑)反抗期で手に負えないような少年なのに、やっぱり可愛らしいところがあって、ハードすぎるストーリーの癒し的存在だった。

姉ちゃん、いなくなる

そんな創甫の生活に変化が現れたのは、姉ちゃんの様子がおかしくなってから。目の下のクマがひどくなり、挙句の果てに自殺未遂まで、、。リストカットしようとする姉ちゃんを必死に止める創甫。姉ちゃんの身に起きていることを創甫は何も知らなくて、自殺を止めることで精一杯だったと思う。姉ちゃんに駆け寄る創甫の背中は、不安と困惑が漂っていた。

ある時、帰宅すると姉ちゃんがいない。いつも通り「ただいまー。姉ちゃん、腹減った!」と言う声が、虚しく消える。(腹減った!のオラオラ感が最高に好き!)ベットに寝転がるが、姉ちゃんの気配を感じて起き上がる。姉ちゃんが大切にしていた箱根旅行で買った飾りがカラカラと鳴り、姉ちゃんのSOSを感じ取る創甫。

寝転がり、目を閉じているときのお顔!!!!!!!か・わ・い!!!👶🏻🍼姉ちゃんを心配するときの目が真っ直ぐで純粋。そして、姉ちゃんを想い立ち尽くす後ろ姿に哀愁が漂っていて、北川拓実は背中で語る役者だと思った。

それから!創甫のベッドに置いてあった、くまちゃんクッションがかわいすぎて…くまちゃんと一緒に寝てる創甫かわいすぎる~~~

姉ちゃんを探す

いなくなった姉ちゃんを見つけるため、佐野の元へ。自分より20㎝くらい身長が高い佐野に殴りかかる創甫!すごい剣幕でまくし立てるが、佐野にはとても敵わない。ポイっとされてしまった🥲

続いて姉ちゃんが通っていた産院へ。看護師さんたちを怒鳴りつける!!まーじで問題児(笑)「どうかされましたかじゃねーーーーよ怒」がすごい好きだった🥲創甫が動き出すことで、正隆の妻・雪映を追い詰める。

佐野も萌(姉ちゃん)がいなくなったことであちこち探しはじめ、創甫の家へやってくる。家の中を荒らし手がかりが無いか探す佐野に、創甫はあっけなく殴られる😭食らいつくように創甫は睨むけれど、佐野に一発殴られてKO。すごくすごく痛そうで、「佐野ーーーー!!殴るなーーーー!!!」と叫んでたよ…😭 後から殴られるお芝居だったと知り、ほっとした😢「アクションは、殴られる方の痛がる芝居で見せる」という甲本雅祐さんの教えが生かされているのかも。

雪映を歓迎する

雪映が創甫の家を訪れる。(よく家に上がれるよね…)事件のことを何も知らない創甫は雪映を快く歓迎する。「姉ちゃんのことを心配してくれる人」というだけで良い人だと信じ込む。創甫は、それほどまでに他者から配慮されたり優しくされたりした経験がないのか…。良く知らない人を家に上げてしまうくらいに、姉ちゃん失踪の手がかりがほしいんだ。

創甫の口から語られる夏川姉弟の生い立ち。父親はおらず、母親は男狂い。経済的余裕もなく、恐らく最低限の教育しか受けられていない。高校にも行ってないのだろう。「姉ちゃんだけだったんスよね、味方って言えるのは」萌の生活、萌の大切な人、萌を大切に思っている人を目の当たりにして、雪映の罪の意識は強まっていく。

「オレ、大学行きたいっス。今度、オレが姉ちゃん食わして。」そんなに真っすぐキラキラした目で見つめられたら…もう…!(涙)創甫が純粋な瞳で語る未来は、雪映のかろうじて保っていた理性を壊す。

創甫、警察へ!!!

ついに!創甫、警察へ行き話を聞いてもらおうと動く!姉ちゃんからもらったスーツを着て。このスーツは「ちゃんと話を聞いてほしい」という意思表明。姉ちゃんは、創甫が少年院から出た後、社会で普通の人と同じように接してもらえるようにと願い、スーツを買ったのだと思う。少年院上がりというだけで、社会から向けられる目は厳しいから。創甫の「決意」の表情!金髪×黒スーツ×アディダスのスニーカーという組み合わせが愛おしい😭(金髪は染め直さないんだね👦)これが、創甫にとって精一杯の誠意。

毎日警察へ通う創甫!でも…警察は全く取り合ってくれない。結局、警察の前で暴れてしまう!!!(それで殴ったらまたパクられるよ、、)そこで!以前、創甫をパクった池崎刑事が現れる!!(来てくれて良かった)事情を聞いた池崎刑事は創甫に協力してくれる。池崎刑事の「暇じゃねえんだぞ、このやろrrrrrrrr(巻き舌)」が好きすぎて何回も見てる。

池崎・創甫コンビの捜査

姉ちゃんから貰った黒スーツを着て、創甫は池崎刑事と共に調べ始める。歩き時は必ずポケットに手を入れていて、大人ぶろうとしているのが何とも健気。でも、すぐに口ごたえして池崎刑事にお腹を軽く殴られてしまう…!さすがは少年たちをパクってきた刑事さんだ!池崎刑事さんの子分のような弟子のような👦口ごたえするけれど、「唯一の頼れる大人」である池崎刑事を追いかける創甫かわいい(涙)池創コンビ推せる!!!

池創コンビは、萌が働いていたバーへ。ヤクザの頭である仁科と対峙する!「カキノっていう男に関わって、人が2人消えてるってことだ」そう確証した池崎刑事、創甫、仁科。この3人のカット!大先輩お二人に挟まれる拓実くん!!!創甫の視線は揺れる。姉ちゃんが消えた、佐野が消えた。ただならぬ緊張感、溶けていくガリガリ君(ソーダ味)。。。

そして。カキノの自宅のインターホンを鳴らす池創コンビ!ついにカキノの居場所を突き止めた!インターホンを射抜くほどの鋭さで睨みつける創甫、良い睨み!「カキノが姉ちゃんをどっかへやったのか。」

カキノの家へ

創甫の家にやってきた女がいる!!!!!なんでいるんだ!!!姉ちゃんを心配してくれていた女=カキノ妻だと知った創甫のショック!家で歓迎した時と比べ創甫の視線は180度変わり、眉間にしわが刻まれる。修羅場。巧みな話術で事件を隠し通すカキノ夫婦と、疑いが確証に変わりつつある池崎。池崎刑事の目が冷ややかで温度がなく、本当に怖い…。2階には佐野がいるのに!!!!嘘で固められた大人の会話に我慢ならない創甫は「なんでだよ!!」と食ってかかる。そしてまた池崎刑事からの腹パン💥

警察の制度に縛られて、出来ることはわずか。納得できない。

池崎刑事の腕を振り払って、1人で歩いていく創甫の後ろ姿は失望感・落胆に満ちていて切ない。こう!と思ったことに正直なのは創甫の若さもあるだろう。でも何よりも、姉ちゃんへの想いが強いから。姉ちゃんに何もしてあげられなかったから。無力な自分に対して怒っているようにも見えた。

決意

家でひとり。姉ちゃんがいなくなって1日目、2日目、3日目と日にちを黒く塗りつぶしたカレンダーを眺め、カキノの憎らしい顔を思い出し、姉ちゃんが好きだった飾りのカラカラという音を聞く。姉ちゃんの存在を感じる創甫。

目が変わる。復讐の目。

大切に着ていたスーツを投げ捨て、迷彩柄のパーカーに袖を通す。フードを被り、睨む!全ての神経を集中させて、1点を見つめる!胸に突き刺さるものがある。私は、このシーンが一番好き。拓実くんの初主演舞台を思い出していた。初主演舞台「火の顔」では火に傾倒する反抗期の少年を演じていたのだが、同じようにフードを被る場面があった。そのとき感じた殺気立つような空気感が蘇って、創甫に重なった。全く違う作品・役柄だけれど、点と点がつながったような感覚だった。

壊れた創甫

創甫の様子が一変。姉ちゃんが追い詰められたときと全く同じ顔つきになってしまう。目の下は真っ黒。家のカーテンを閉め切り、暗闇のなかで小さく丸くなっている。「無駄だよ、姉ちゃんはもう死んでる。」人を怨み、殺しかねないような鋭い眼光、復讐を誓った背中だった。姉ちゃんがいなくなって184日目。創甫は壊れた。

創甫は、悠々と日々を過ごすカキノを襲う。街中でカキノのコートを切りつけると、中の羽が儚く舞う。「死ねー!死ねー!」と連呼する創甫の顔は、ものすごく歪んでいて恐ろしくて、本当に胸が苦しくなった。創甫をここまで変えてしまったカキノが、大人たちが許せなかった。カキノ夫婦は、創甫にもう一度罪を犯させたのだ。

「姉ちゃんを 返せよーーーーーーーーーーーーーー」

魂の叫び!!!!!創甫の心が、身体が叫んでた!この叫びに、創甫の全ての感情が集約されていると感じた。創甫の叫びであると同時に、拓実くん自身の叫びであるような気がして、インタビューで「僕の気持ちも散りばめながら演じる様にしている」と話していたのを思い出した。拓実くんの役者としての力を見せつけられた😭北北コンビー!!!

未来へ

カキノは偽りのない人生を選択する。

カキノが自首して3か月後、創甫は出所する。黒髪!!おかえりなさい!池崎刑事が待っていてくれている~😭☺😖池創コンビ復活~㊗「迎えなんかいらねーよ!親かよ」素直になれない創甫だけど内心嬉しいだろうし、池崎刑事はずっと気にかけてくれていたからね☺創甫にとって池崎刑事は親代わりだったんだと気づかされた。罪を犯しても、やり直せる。社会の目は残酷だけど、創甫が生き直すことを誰よりも信じてくれていたのは姉ちゃんと池崎刑事だったんだね。

そして、創甫に封筒が渡されて…その中身は…5億円の小切手…!!!!!

ごおく!??????そうすけに!?????????

まさかまさかの展開!!!!!!!!!!!!!

カキノが受け取った父の遺産は、そのまま創甫に譲られた。父からの遺産と「偽りない未来」を創甫に託したのだ。これが、カキノなりの精一杯の罪滅ぼしだったのだろう。

「とにかく、お前には、未来しかねえ」池崎刑事が創甫に伝えるこのセリフ!この一言が!本当に響いた😭姉を失った事実は変わらないけれど、1人でも創甫は未来を切り拓いていける。過去は変えられないけど、未来は変えられる。未来しかない!!!池崎刑事と同感😭創甫は絶対に大学へ行けるし、幸せになれます。そして、拓実くんにも未来しかない。「未来しかない」という言葉は、拓実くん自身に対して伝えられているような気がした。

「ただ離婚してないだけ」という物語において、創甫の未来は希望です。救いです。

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スタッフの皆様・キャストの皆様、情熱をもってただリコという作品を届けてくださり、本当にありがとうございました!

「創甫」という少年を演じきった拓実くん、創甫の成長を見せてくれてありがとう。

ただリコロス😭😭😭だけど、さらに大きくなった拓実くんを見れることを楽しみに!これからも応援します。創甫大好き!♡

10月17日まで最終話が無料配信されているので、未視聴の方はぜひ~!


たくみん、ふぁいと!

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