ページ数の関係で掲載できなかった重要なポイントを紹介!@「見るだけ筋トレ」
書籍の出版には様々な制限があるもの。
今回はページ数の制限により、泣く泣く書籍にのせられなかった
一部を公開したい。
書籍を購入していただいた方も
まだ読んでいない人も、ぜひご覧いただきたい。
トレーニングの3原理・5原則
トレーニングを始める前に、知っておいてほしいことがあります。
それがトレーニングの原理・原則です。
トレーニングの“原理”とは基本的な法則=どうすればカラダが変わるかという法則のことを指し、トレーニングの“原則”は効果を出すうえで守るべき決まり事(行動規則)のことを指しています。
どうやってカラダが変わるのかを知り、カラダを変えるための方法を知る。これを、見ておくことによってトレーニングに対する取り組み方が変わります。
トレーニングの原理は3つ、トレーニングの原則は5つあります。
【トレーニングの3原理】
✅ 過負荷の原理
✅ 可逆性の原理
✅ 特異性の原理
【トレーニングの5原則】
✅ 全面性の原則
✅ 漸進性(ぜんしんせい)の原則
✅ 反復性の原則
✅ 個別性の原則
✅ 意識性の原則
もちろん、どれも必要な項目なのですが、書籍「見るだけ筋トレ」では
トレーニング5原則のうちの一つ
「意識性の原則」の重要性を説明しています。
① どうしてそのトレーニングを行っているのかを意識する
「意識性の原則」とはトレーニングの実施目的や実施方法、そのトレーニングにより得られる効果などを意識して初めて大きなトレーニング効果が得られる、という原則です。
また、ウエイトトレーニングに限らず、どんなトレーニング(エクササイズ)にも目的があります。
最大筋力を高める、筋持久力を高める、筋肥大させる、心肺機能を高める、瞬発力を高める、巧緻性を向上させる、などなど、目的は幅広いのです。それを上半身を鍛える、下半身を鍛えるだけしか理解していないようであれば、それは意識できていないのと同じです。
また、トレーナーやコーチなどから効果的なトレーニング内容を提供してもらったとしても、アスリートや皆さんがその目的を意識していなければ、効果的にトレーニングは行えないでしょう。
どうしてそのトレーニングを行うのか、そしてそれにはどのような効果があり、何を目的としているのかをしっかり見極めることが重要です。
② トレーニングの内容を意識する
トレーニングをどうやって行うかというのも意識する必要があります。
例えば、腕立て伏せやスクワットなら何回行うのか?何セット行うのか?どのくらいの負荷で、どのくらいのインターバルで、などの設定です。
もちろんこの設定によって得られる効果が変わってきます。①のどうしてそのトレーニングを行うのかの目的によって、このトレーニング内容が決まってくるのです。
トレーニング初心者は、この内容への意識が低い場合が多いです。
とりあえず持てるくらいの重量で10回×3セット行おう!なんて定番のメニューを繰り返していないでしょうか?
なぜその重さなのか?なぜ10回×3セットなのか?
意識したことはありますか?
またその内容は目的に合っているのでしょうか。
トレーニングの内容をしっかり意識することは、トレーニング効果を引き出すうえで欠かせないものなのです。
③ トレーニングしている部分はどこか意識する
先ほどの質問に戻りますが、腕立て伏せは上半身、スクワットは下半身、というのは回答としておおざっぱすぎます。では、腕立て伏せやスクワットはどこを鍛えているのでしょうか。
正解は
腕立て伏せ=メイン:大胸筋、サブ:三角筋・上腕三頭筋
スクワット=メイン:大腿四頭筋・大臀筋・ハムストリングス、サブ:脊柱起立筋など
と筋肉ごとにターゲットが決まっているのです。
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