おみくじ「凶」の実力

2月13日、デリー郊外のグルガオンを訪れました。グルガオンは、多くの海外企業が進出しているデリーの近郊都市。駅から見えるのは、バーガーキング、マック、スタバ。駅前はきれいに整備され、ショッピングセンターが立ち並びます。

あんなに辺境や田舎が好きな僕がどうしてグルガオンなんかに行くことになったのか。それは、「RGF  HR Agent India(リクルートインド)」という会社の面談を受けるため。リクルートの人材部門のインド支部という位置付けで、インドにて人材サービスを展開している企業です。インドで日系企業のインターンってできるのかなーって調べていたら、たまたま僕がインドに滞在している時期のインターンシップを募集していて、応募してみたのがきっかけ。「来週あたりスカイプで面談しましょう」って言われたので、「来週はデリーにいるのでよろしければ直接お会いできませんか」って提案してみたらものすごーーーくスピーディに物事がうまく運んでいき、オフィスへ赴くことになったわけです。

僕の5度目の渡印の目標の一つは「多彩な価値観を、時間をかけて経験する」こと。これまで僕は、周縁部でいびつなインド社会のしわ寄せと闘っている様々な場所で、たくさんの経験をさせてもらい、莫大なエネルギーを感じてきました。しかしやはり、いびつさを生み出している社会の中心での暮らしをいつまでも無視していては、次のステージへ進めないような気がしていました。そして今後僕が社会に出て行くにあたって、日本人として「インド」という国とどのように関わっていけばいいのか考えたかったのです。こんな理由から、「思い切ってグルガオンでめちゃめちゃ濃い経験を積んでやろう」と思い立ちました。

とは言っても、インドで日本人に会うことすら苦手な僕なので、リクルートインドの偉い人と面談!ってなったときにはすごい緊張でした。日本を発つときにはこんなことになると思ってなかったので、前日に慌てて襟のついたシャツとスラックスを購入。真新しい慣れない格好でオフィスに乗り込みました。

面談を終えた第一印象は、「楽しかった」ということ。面談は、社員の方・トップの方・現在インターンをされている学生さんと4人で行いました。僕は一通り自分が今までやってきたこと(4度の渡印のこと・写真展のことなど)を心置き無く語り、自分のやりたいことを熱を込めて説明しました。志望動機は「インドにて様々なビジネスをされている方々と触れ合う機会があるから」、やりたいことは「とにかくインドで働く多種多彩な人に会うこと」。シンプルだけど、明確に気持ちを込めてお話しました。

インターン生の主な仕事は、営業・広報・インド人スタッフのスピーキングチェック。社員の方からは「営業や広報の仕事を通して多様な人に会える」、現在インターンをされている学生さんも「色々な現場に同行させてもらえる。様々な出会いがあって、どれも刺激的」と話してくださいました。また写真展の話をしているときには、「我々としても日本人を集めるイベントをやりたい。写真を使って何かできないか」など、常に新しいことを生み出そうとする姿勢に好感が持てました。

面談が終わると、「結果は後ほどお知らせするが、こちらとしては前向きに考える」とのこと。最後にはトップの方に、「いいね、一緒に面白いことやりましょう」と言っていただきました。

夜になって、メールで返事が送られてきました。結果は「松村くんが良ければ、採用いたします」。

これで、5月以降の過ごし方が決まりました。インドの超中心地で、面白そうな人たちに囲まれて、未経験を過ごす2ヶ月半。新たな挑戦に胸が高鳴っています。おみくじに「凶」なんて言わせてたまるか!と言わんばかりに、幸運な出だしです。

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TAKURO MATSUMURA

days in india

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